韓国絵日記#1レポだよん。 

いきなりですが、CSで放送された「韓国絵日記#1」のレポです。

世界で一番近くて遠い国韓国を旅して何かを感じ取ろうというコンセプトのもと、カメラマンとしてサンチュ君と共に韓国を訪れたオダギリ。
通りの広さや空の広さに感動しつつ明洞(ミョンドン)のホテルを探してチェックイン。部屋に入るなり「あつっ!」。。
相当室内暖房がきいている模様。。
フレズノの時の韓国の友人に、緊張しつつ電話。無事に会える約束をして一安心。5年ぶり程だそうで。
約束の時間迄明洞を散策する途中で、何と韓国人のファンとばったり。オダギリ、めちゃくちゃ嬉しそうです。ネットで知ったんだって。 韓国はネットが進んでいるとはいえスゴイね〜。
それにしてもうらやましいな〜ファンのヒト。こんなに喜ばれて(淋笑)
屋台の食べ物にもチャレンジ。サンチュくんと二人でトッポギ(辛いオモチ?)やタッカンジョン(鶏肉の甘辛煮)を頬張る。 二人ともホッペ膨らんでてモグモグ、いい食べっぷりでカワイイす〜。
「さむーっっ!!」なんて呟きながらいよいよホテルで待ち合わせの友達と再会。やっぱり、、、女性でした(ハハハ)
ギュウヨンさん、てお名前だけど、オダギリは「キュウナナ」て言うものだから「97」て聞こえるですよ?。 (つーコトで、以下97と書いちゃいます。)
先輩だったそうだよ。その97さんに案内して貰って、韓国伝統料理のお店でお食事。
机いっぱいに並んだ前菜の小皿がそれだけでお腹いっぱいになりそう等と言いつつ、キムチに舌鼓打ち、 さりげに青とうがらし(生)を喰おうとしているオダギリ。。。えっ?大丈夫?
「ずーっとさ、おばちゃんのパンツごしなんだよ」と後ろの衣装掛けにぶら下がったスラックスを気にしつつ、何も考えずにトウガラシをガブリ。。。 「ピーマンみたい。。」などと言ってるウチに5秒程立って、、キタ!(笑)!! 顔歪ませて悶え、次に目を見開いて「やばいコレほんとにシャレになんない!」 と気にしていたおばちゃんのパンツ、ばさばさかかってるけどソレドコじゃない模様(悪いが爆笑)。
 お店を出てイイ気分な感じのオダギリ。どうやら97さんに奢って貰ったらしい。
「97がいないと本当何も出来ないよね。しきりが悪いっていわれたよ。何で何も決めて来ないんだって。 僕が97ならそー言うよ、幾ら可愛い弟分だからって、やりすぎ!最後には97の家に泊めろって、そんな事までいってましたよ」 等とブツブツ楽しそうに話すオダギリ。この旅行、三日前に決まったそうだから致し方あるまい。。
しかしいいなあ、私もそんなカワイイ弟分がいたら幾らでも奢るさねえ!!

さて次の朝。めちゃ眠そうな顔のオダギリ。相当遅く迄飲んだのかしら?お顔のコンディションが雲泥の差ダヨ。
スタジアム見学に行く途中の車内でウトウト居眠り、、んが、ふ、と目を覚ました窓の外にスタジアムを見つけるやいなや、 「あー、うわー、でけー!!」って子供みたいにはしやいでカワイイっす〜〜〜。。。
ソウルワールドカップスタジアム。サッカーをやってたオダギリはやや興奮気味。スゴイスゴイを連発。
「韓国の気合を感じるよ。眠気なんか一気に冷めたね〜!。。。言ってもそんなにサッカー詳しくないけど(そうなんだ。笑) 凄い応援したくなるね。もっと親密に仲良くなって欲しいよね」

次に訪れたのは仁寺洞(インサドン)、画材や古い韓国の資料を探すオダギリ。裏通りの風情が気に入ったみたい。
日本に似てるんだよねえ。
その道途中で、見つけてしまった(笑)ポンテギ(カイコのサナギ)屋台
「一度食べて見ないと」とチャレンジャーなオダギリ、一匹(大汗)つまようじに刺し躊躇しつつ口に。。
。。。5秒後。皺だらけの顔になるオダギリ〜〜!かなりキツいようデス。そりゃそうだ〜〜。。 サンチュも食わされてたけど、もともと立てた髪の毛がさらに逆立ったように見えたヨ。。
結局残ったポンテギは風船売りの屋台のおじさんに贈呈。。
  ぶらぶら歩いてると今度は香港から来たというオジイサンに絡まれるオダギ。 オダギリを絶対日本人じゃない、インディアンだと言い張るおじいさん。何故インディアン???
自称有名書道家だというそのおじいさんに、気に入られたのか、いつまでも話し掛けられているオダギリ。 「これからはお前達の時代だ!」とか言われて背中をバムバム叩かれてました。。
「何だったんでしょーか。ま、でもこういう出会いも何かになるかもしれないし。面白いもんですよ、人生。」
いつでも前向きさ、オダギリジョー。

さて画材屋を発見して、キャンパスとアクリル絵の具をゲット!
いよいよ次回はお絵描き作品の披露デス。。

#2に続くヨ。。。
2002/06/08(Sat)



韓国絵日記#2レポだったり

ホテルをチェックアウトして、通訳の和久井さんと待ち合わせのデパートまで、自力で向かうふたり。
地下鉄へおりてあーだこーだ言いつつ、何とか切符もゲットして電車を待つ。
「やれば。。できる。。ね?」ちょっとホッとして何とか待ち合わせ場所に到着。日本と変わらないデパ地下を歩きながら、
「今回の旅行で、僕は韓国ファンになってしまった〜。」と呟くオダギリ。サッカーも応援してるのかなあ?
さて、無事合流して、車に乗り込み、ウトウトする小芝居などをかましつつ(笑)、向かったのは『韓国民族村』。

どこか懐かしい日本の風景に似た園内を歩きつつ、「感じなきゃな。。」と呟くオダギリ。
民芸店で、韓国の伝統衣装の『シマチョボリ』に何故か激しく興味を示し、 店員のお姉さんが来ている衣装にまで「どうなってんの、これ。」と肝心の商品そっちのけで聞き捲り、 仕舞いには「商品みてよ(と言ったと想像)」と店員さんに言われる始末。 余りの執拗さにお買い上げするかとドキドキしちゃったス。(いや、まさか自分で着やしないだろうけど)
  虎の置き物や、わらぶき屋根、を触ってみたり、建物のカラフルな色に感心しつつ、今度は綺麗な水が湧き出る所を発見。 日本の神社で柄杓で水を飲んだりするけど、それと同じ?て思ったのか、 「やっちゃう?やっとこか?」と、近くにあった小さいツボで水をくんで、手ですくって、、
飲んじゃいましたよこの人はッ!!飲んでイイのか、ソレッ?
「。。。。ゴミ一杯入ってんだけど。」
そりゃそうだろうよー(笑)。。ツボが汚れていたのを知らされ「。。イッパイ飲んじゃったよ。。」
まあ、チャレンジャーて事で。
 伝統的な遊びにトライしたり、結婚式を見たりして、今度は習字の道具を発見。 どうやらトライできるみたいで、早速即興で一筆。ジョウ、という意味の韓国語を書き、そのあと、「じょう」とひらがなで。 中々勢いのある元気な文字デス。
「これ、いーんじゃない?部屋に飾ろうかな〜」
と出来にはかなり満足した御様子。
でっかいブランコで遊んだりしてはしゃいだお陰で?ハラペコになったので、チヂミ屋さんへ。 ちょん、と正座して、焼き立てチヂミをハフハフ食べる姿がカワイイっす〜。そして凄く美味しそう。。。
 さていよいよ、『農楽』の演舞を見学。タイコやシンバルの音が鳴り響いて、とてもエネルギッシュな踊りと音楽。
頭に長いヒモが付いたボウシを被り、常にヒモが螺旋を描くように頭を廻しつつ踊る姿をみて、オダギリは大感動。
演舞を見終わってから「面白かったねー。ダンスが凄いわ。あれで心を奪われたね〜。。農民は力強いね。。カッコよかったねえ」 としみじみ語ってたよ。

 さて民俗村も堪能し、ギョウヨンさんの待つ焼肉屋へ。
またテ−ブルいっぱいにでて来る、様々な料理。
韓国の人は良く食べるね。でも太った人が少ないのは、やっぱりキムチとかのカプサイシン効果ですかなあ。。
 野菜に肉やミソを巻いて食べる、韓国風の焼肉の食べ方に挑戦、口いっぱいに頬張ってモグモグ。
「おいしい?」と聞かれ、「い〜〜ぜぇ〜〜、いいよ、コレ」本当にウマそうに食べる。。
今度はご飯に自分でナムルをのっけて、俺ビビンパを作り、スプーンでぱくり。「コチュジャンの味が違うんだよ、うまいー」
で、いつも一緒のお姉さん達は「オイシイ?」て見守ってて、オダギリが美味しそうに食べるのを微笑ましく見てるのな。
アア、イイナア。。なんか。(つかウラヤマシイ) 韓国語教えてもらったり、凄く楽しそう。
店をでたオダギリは目がトロンとして、とても満足気だよ〜。

  韓国最後の夜は、ソウルタワーに登って夜景見物、てコトで車で山を登る。途中で見える夜景に
「うおー、スゲエぞこれ。。」と登る前から興奮気味。
タワーからは、ソウルの街が一望できて、本当に夜景が綺麗。ぐるっと360度。いや〜、行ってみたいなあ。
 ここで三日間のソウル旅行を振り返って、感想を語る。
「色んなヒトのお陰でソウルを回れたわけですけど」と感謝のキモチも忘れず、「物凄いパワフルで、人が優しいよね。」
一番良かったのは、やはり農楽だったみたいで、
「農民たちの苦しみとか怒りみたいなモノを見てるだけで感じれて、踊ってる人は無表情な顔で踊っているんだけど、 身分の上の人に押さえられている苦しみとかが、飛んでクルクル回る踊りに繋がっているような気が無意識にして、凄く重く感じられて、、 折角これだけの文化があって、アーティスティックな町なのに、他の民族に攻め入れられた事が多いのが韓国の悲劇だったのかなー。」
またゆっくり時間をとって、韓国に来たいと締めくくり。

そして次の日。空港前で、描いた絵を披露。
描いてる過程は観れないのね。。残念。
「今の韓国がどうなってるのかを、町を歩いて肌で感じ、民俗村で過去を見、ワールドカップスタジアムで未来を見た、 それを今回は絵にしてみました。」
B5程のサイズの小さいキャンバスに描かれたのは、真っ赤なベース色と、白い踊るような線が目に飛び込んで来る、 やや抽象的とも言える作品でした。どうやらやはり、一番印象に残った農楽の踊りをモチーフにして、
「元気一杯で、情熱的な韓国を肌で感じ」を描いたらしいデス。
タイトルは『チンチャ、ソウル』
ホント感覚が優先で絵を描くね。リクツとか技術でなくて、キモチをキャンバスに移すタイプだね。それって最強です。

 やー、しかし、面白くて美味しい企画でしたな。
こういう形で、これからもアチコチ旅行させてください、と願ってしまうですよ。 サンチュくんがカメラでの二人旅は、何だか見てても和むんだよなあ。控えめなサンチュくんがイイねえ。
いつの日が、大東京旅行舎復活の時にはこういう企画で是非(ってムリか)!
2002/06/22(Sat)
                                           



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