大東京旅行舎スペシャル
 『オダギリジョ−第2の故郷フレズノに帰る』

Traveler's TV (CS275ch)にて、2002/3/17,3/24,と放送された 前後編合わせて1時間のスペシャル番組。
日記にも書いたのだけど、 とても面白かったので、レポしちゃおうかと。





いやはや。。。
待ちに待った、フレズノです。
いやー、良かったよ。。アメリカ西海岸の絵と、オダギリの、なんてマッチすることか。
表面だけじゃなく、アメリカにいた2年間が、身体の中にまだ染み付いているという程に、しっくり馴染んでおりました。
初体験の制作記者会見のシーンから、始まるのですが、もしかして、この記者会見から、まっすぐ成田に向かったのかもしれない感じです。 忙しいですねえ、相変わらず。

同行しているのは、カメラマンやスタッフではなく、友人のサンチュくん。彼はカメラもこなすので、これはグッドアイデアですな。 さすがtraveler's TV。
お陰で、気を使ったり、よそ行きな仕事顔じゃない、本当に素のオダギリを見る事が出来たのですなあ。。。
本当に無邪気に久々のロスを堪能するオダギリは、微笑ましく。
しかし、英語忘れたといいつつも、やっぱり自然に電話などもこなしているオダギリみていると、 英会話教室失敗歴何年の私としては、それだけでもう、憧り〜〜の眼差しですよ。 上手いヘタはともかく、フツウに気負わないで喋る様はやはり見ていて溜息です。

ロスのメルローズで、服を物色するオダギリ。
いかにも、オダギリらしい好みがわかる、ショッピング風景。 (で、結局何か買い物したのだろうか。。)
道の向こう側に気になるグッズを見つけて「ちょっと見に行っていい?」と言って 車にひかれそうになるし(あぶね!じゃないよう。ハラハラ。)。でも本当楽しそう。 カメラは入れない所も多いせいか、「ヨウイチ、ここで待て。」て、買い物中に外でまっているワンコみたいなサンチュくんが 何ともおかしく。吸いかけのタバコを、「これ吸ってて」と渡すオダギリ(笑)

今回特にツボにきたのが、フレズノ時代からの友達と待ち合わせのシーンでしょーか。
どうも、その待ち合わせしている時の、ソワソワ感とか、タバコの吸い方の落ち着きのなさが、 「タダの友達じゃない?」なんて、想ったのですが(笑)。
登場したのは、やはし女性でした。
「KEIKOさん」とオダギリが呼ぶその女性と、ハグハグ〜〜〜。
「joe〜!久し振りー!どうだよ、もー!」なんてお姉さん口調のkeikoさん、良いカンジです。 どうやらアメリカでの免許証を、彼女に預けていたらしく(この辺りも怪しい。。笑)、それを持って来てもらう筈が、 「忘れちゃった!!」といわれ、「うそだろ?」と笑うオダギ。しかし。。
「カバン変えたの!どうしよう!」マジ焦りのkeikoさんに、流石に顔色が変わるオダギリ。
「本当に?」「とりに戻ろうか」「取り行こ!」ああ、ハプニングか〜!と思いきや、
「うそだよーん」。。。。。。。。
もう、この時の、してやられたオダギの表情。。。もう今迄見た事ないカワイイがっくり顔〜〜!アリガトウ、keikoさん!!!!
その古い免許証のかお写真がまた、メチャクチャキュート!!!
「ナンダコレ。(笑)わっかー。カワイイなあ、ォィ、コレ」(byオダギ感想)
これは、、フレズノ学生の頃ですか。初期五代って感じです。 こんなキャワイイ顔して、西海岸を。。。アブネエ。。(笑)

そして久々のオダギリ運転にて、初ロスのサンチュくんを観光案内。 オレンジ色のライトのロスの風景になんて溶け込むオトコなんだろう。。。
が、時間の関係や、なんだで、結局見せたいモノは満足に見せられなかったみたい。行き当たりばったりどたばた珍道中。
keikoさんと別れ際に、久々に会ったオダギリの感想をきいてました。
「変わってないよ、オダギリジョ−歴4年の私とシテは、キミは純粋なままだぞ、と」と御墨付きをいただいたようで。
「変わってたらシメてやろうと想ってた」なんて、面白いひとです、keikoさん。
そしてサンチュとオダギリは、マジックマウンテンなどの遊園地を眺めつつ、そのままフレズノに車を走らせるのでした。
本当はロスに一泊するつもりだったらしいのに、、若いよなあ。。凄い体力だよ。。
久し振りにゆっくりアメリカを楽しめて、きっとアドレナリン、出まくりで、興奮気味だったのかもしれないね。
とても楽しそうに、懐かしそうにしているオダギリ見ているだけで、こっちは幸せでしたよ。。。
次回はいよいよフレズノに。
オダギリが通っていた大学とか、楽しみすぎデス。


>>フレズノ後半です。
前回は、ロスからフレズノにそのまま車を走らせていた所で終わりましたが、 今回はモーテルで一泊した後から。(残念ながら寝起きオダギリ映像はありませんでした。笑)
何年かぶりのシスコは雨模様。道に迷ったりして1時間20分の遅刻をして、 小学校時代からの親友のシンちゃんと久々の再会。
このシンちゃん、キャラクターが濃い!!!一度見たら忘れないナイスキャラしてます。
そんなシンちゃんも車に乗って、男の子三人で、昔話に花をさかせたりして。
小学校に転校して来たオダギリは、めちゃもててて、女の子に追っかけられてばかりいたとか。
シンちゃん家はプ−ル付きででかくて、60インチのテレビ(?!金持ちか、シンちゃん?) でやるマリオは等身大だとか(やってみたい〜!笑)
そして来ましたよ、リンダリンダ事件の事とか!いやー、オダギリ自身の口から、この話を聞けて それだけでも私は嬉しかったぞー!!

**リンダリンダ事件!!**
大学のインタ−ナショナル文化祭。各国の生徒が、それぞれの国を代表して出し物を発表 するイベントで、留学して1年たっていないオダギリが何故か日本代表に選ばれてしまい、 「どうする〜?」と言う事で、サンタクルーズから呼び出したシンちゃんと(各国の生徒が、真面目に 伝統の踊りなどを披露するなか)、酔っぱらって登場、 後ろのスクリーンには、「太陽に吠えろ」の松田勇作の殉職のシーンをループで流し、 シンちゃんは女物の、オダギリは男物の着物を着て、下駄を履き、ギターをかき鳴らして リンダリンダを歌いまくり、何故かお互いを蹴り捲り、大暴れし、japaneseイメージを ボロボロにしたという。。(爆笑)その後、学校では指を指されて「リンダリンダ!」と 呼ばれていたらしい。

まったく、こういうヤツなんですな〜オダギリ。そりゃ伝説にもなりますわ。
大口開けて大笑いして懐かしい話を愉しそうにしているオダギリが愛しいっすよ。

シンちゃんのジモティによるシスコ案内なんですが、この雨と霧。折角サウサリートから 見れるというシスコの夜景も、残念乍ら全く見えなく。(こんなんばっかですね。サンチュくん気の毒に)
チャップリンも学んだという、アートスクールの屋上からの美しいシスコの夜景を最後に紹介して もらい、シンちゃんとはここで別れ、いよいよフレズノに向かいます。

オダギリが運転して、フレズノはかつてオダギリが住んでいた家へ。
フレズノに入ると、感慨深げ。(何にもない、、というか、のどかで広々した風景が 広がってます。雨も上がって、空はすこし明るくなってきて、綺麗。)
フレズノの良さを、サンチュくんに聞かれ、”気合を入れなくてイイ所。まあ、住んでいたという 事もあるけども、頑張らなくてイイよね、”と言っていたオダギリ。東京では色々乙彼気味かな?
NYに比べて、カルフォルニアはまだ外人慣れしていない部分があって、結構差別される事もあったとシミジミ。


さていよいよ家に近付くと、ハンドルを叩いて(笑)「きたきたきたぁ〜〜!!!」とかなーり 興奮気味のオダギリ。
しかしこの町(て、これは学生寮みたいな町なのかなあ?) は、セキュリティがしっかりしていて、コミュニティに 入るにはゲートがあるらしい。たまたま開いていたゲートから、車を滑り込ませてましたが。 (て、セキュリティダメじゃん。笑)
かつてオンボロ車を止めていた駐車場には、黒々としたオイルの痕がまだ残っていたり。
「うわー、すげー、ちょっと写真とりてえなあ。。どうしようかなあ、だって、ココだよ? 住んでたんだよ、信じらんないよ。。」と家の前で感激するオダギリ。
一番好きな家だったからね、あまり表に出したくなかったなあ、なんて言いつつ、 本当に役者になりたくて、一生懸命ビデオをみたり勉強したりしていた自分に対して、 ちょっと成長して、役者になる夢を叶えて戻って来た事に、胸が熱くて、息をするのが 大変な位、と、ポンポンと胸を叩きつつ、話す。
色んな思い出が蘇ったんだろうなー。最後にお家をバックに写真を撮り、次はいよいよ 大学へ。

毎日通っていた道に来ると、「ヤバイ!」を連発。
「LAでは、なかった顔してるよ」とサンチュくん。想い出の濃さが違うんでしょうね。
アメリカに来て初日の夜に入ったマクドナルドや、皆で通ったレストランを見つけては 指差して喜ぶオダギリ。
『でーーー!!!ここがーー!!大学ッッ!!!』
かなりのハイテンション!!「やべー、うわー、すげー、やべーなー」と興奮しまくり(笑)
が、いざ学校内に入ると、しみじみして来ちゃったりして。センチになってるのかな。
車を止めて、でもハヤル気持ちでキーを抜き忘れるし、ソワソワ感が画面からも滲みでてきてます。
ひたすら「ヤバイ」を連発しつつ、毎日学校が終わってから、宿題や調べモノをしたという 図書館や、お気に入りだったカフェテリアを案内し、「変わってないなあ」と呟く。
残念乍ら、学校は休み中で、学生の姿もなく、閑散としているのだけど、 ここに通って毎日過ごしていたのかあ、と想うとコッチも想像力フル回転でドキドキさね〜。
学校内のbuilding「いっこいっこに想い出があるんだよね」と指差し、語るオダギリ。
演技を学んでいたシアターアーツの近くのUNIVERSITY THEATRE。 (よくインタビューで役者になったきっかけとして話している、学生が演劇を発表していた 劇場。ここでステージクルーをしていて役者の面白さを感じて役者になる事を決意したんだよね。)
絵を書いたりする事を学んだART building。外人が英語をまず学ぶ教室(American English Institute)とか。「あ〜、変わってねえ〜!何も変わってないね」と暗い教室の中を 背中を丸めて覗き込む姿は怪しいんですが(笑)

煙草を一服してベンチに坐り、「クラスの雰囲気に慣れない方だった?」とサンチュくんに聞かれて
「あー、僕は何処にいっても、慣れないから。。」と呟くそんなオダギリが、 よく日本の芸能界で頑張って行けてるなあ、と感心。。見習おう。。。
大学のプロフェッサーの奥さんのハナコさんというおばさんが、お母さん的な存在で、 そこのお家でパーティやったり、色々良くして貰った話しとか。 (やっぱり昔からお母さん達に可愛がられるタイプなのですかね。)
学校の勉強の話とか、ちょっぴり懐かしい遠い目をしつつ話すオダギリ。

最後に感想を聞かれて、
「すっごい良かった。やっぱ大学来てよかったわー」
「僕の青春を2年間ココで過ごして、本当に想い出の場所てのが、フレズノの町では この大学と住んでいた家が、感情が動かされる場所だったんで、凄く来て良かったです、今日。」

「。。。感無量ていうのかね、何も言葉に出ないよ。。感じる事で精一杯。」

と歩き乍ら話すオダギリ。感じる事で精一杯、ていうのが、本当にオダギリらしいや。
そう言う風に、大学を歩き乍ら思い出を語るオダギリの後ろに、何年か前の、 学生の小田切青年が歩いているのが見えるような気がして、ドキドキしちゃったよ。
「当時いた先生とか、まだいるのかわかりませんけども、また時期を改めて何年か後に 来たいと思います」
とコメントして、この番組は終わったのだけど、確かにほぼ、3泊5日とも 思える強行ツアーだったしねえ。
当時のオダギリを知るヒト達のコメントなんかも もっと聞きたかった気はするけども、それはまたいつかに期待しつつ。

オダギリファンでないと、どうなんだろうね、この番組、なんていう声もあるかもだけど、 生で留学していた経験の話をきけるのは、Traveler'sTVの醍醐味だし、こういう番組だから こその企画だし、私はかなり良かったんじゃないかと。
勿論、ファンだから「良かった」の 意味は何倍にも膨れるのですが。
地上波での、俳優やバラエティの仕事では、多くの人にアピールするオダギリを見つつ、 こういうCSやBSの番組では、マニアックな方面からのオダギリを垣間見れるって、 このヒトのファンは幸せだなあってオモイマス。 (勿論、そういう環境がないと観れないんですけども。)

それにしても、四六時中タバコを吸っていたなあ。。。
オダギリの煙草を吸う表情や手の仕種がメチャクチャ好きなので、かなり美味しかったけどv。
そしてこんだけ素のオダギリて言うのを見れたのも嬉しかったなあ。声のトーンが違うよね。
オダギリは自分でも言ってたけど何かを感じる感覚がとても強いんだろうな。
だからとても感動屋さん。凄く敏感な感受性の持ち主なんだなあ。お陰でそんなキモチがビリビリ伝わってきたし。
 大東京旅行舎という番組の司会をやると聞いた時は、あちこちをオダギリ自ら案内するのかと 期待したけど、まあ、実際は違ってたんですけども、こういう形で見れて本当良かったなあ、と。
ただやっぱり、30分X2、の1時間番組は短いかなあ、てまた贅沢言ってみたりね。

という事で、またこんな企画をお願いしたいぞ、Traveler's TV!!みたいな。
(日記からほぼ流用しちゃったので、かなり大雑把なレポにて失礼しました。)
                                           kyomii 02/3/27



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