[Mudd Club] LivE-RepoRt もちろんウロオボエ
at Roppongi-Y2K*2003/3/8 

待ちに待った、この時を〜!ってな訳で、前日からの風邪をユンケルで力づくでふっとばし
DR.MARTENSのブーツ履いて(笑)、気合い入れつつファンクラブ限定ライブに行ってきました。
んが、ライブ後の興奮冷め止まぬ勢いで思いのたけをぶつけたレポが日記と共に消えてしまったワケで。。。
それでもまだ、あの興奮はやっぱり書き留めておかないと!って訳で改めてレポ。
ですので、、更に記憶がウロウロになっておりますが、ご了承下さいませ〜。




”t”でオダギリにドップリはまって抜けられなくなった私。オダギリの音を生ライブで 体験するこの時をどれ程待ちわびていた事か。HMVは行ったけど、バンドで見たかったしね。
さてファンクラブのライブだって言うから、正直色々覚悟してました。色んな意味で。
けれど、それをしっかり、裏切ってくれたよオダギリジョー!
勿論その裏切りは、もうニヤけちゃう程の快感であるわけで。

私はこのライブハウスは初めてだったのだけど、まあ、狭い事。或程度の狭さは覚悟していたものの、 ちゃんと(笑)狭かったッス。。幸いにも私はかなり前の方を陣取る事ができて、よく見えたんだけども、 全く見えなかったという友達もいた。。まあこの辺りの問題は色々と話すと長くなるので割愛(汗)
 しかしいつでも、ライブの前の高揚した感覚ってたまんなく好き。。(尤も今回はちょっと空気が違っていたけども)
予定時間を少しオーバーして、ステージの幕が『手動で』開き。。
レスポールギターを持ったオダギリが登場、黒いタイトなスーツにネクタイ、更に黒ぶちのメガネ。 髪型は目が隠れる感じに横から流した髪が、むちゃカッコイイです。
オダギリがボーカル&ギター、他のメンバーは4人。keyboadの人は多分、フィーチャーエッグでも 見かけた、”t”のプロデュースもされた小泉一郎さんかな。guitarの人も、もしかしたらその時のメンバーかも? (いつぞのアフロネガティブライブもこのメンツだったのかなあ)そしてdrum、woodbase。。
おそらく全員プロでありましょう。安定したバックに支えられて、オダギリも心置きなくギターかき鳴らしてる感じ。

 最初数曲は日本語の曲だったので、おそらく新曲かな。フィーチャーエッグでサワリだけ聞いた、あの曲も あって、鳥肌。独特のリズムに、ちょっとマイナーというか暗めの曲調。けど、めっちゃカッコイイ。
頭からそれらのメロが離れないんですわ。歌詞はね、まあ余り聞き取れないんですけど。 尤もハッキリクッキリ歌うようなメロでも曲でもないと思うし。 でも時々聞き取れた部分はもしかして園監督の作詞?って思えるようなモノもあったですが。。どうでしょう。
男女の歌っぽくても、”t”同様、ラブラブ〜なモンじゃなく、何とも湿っぽいエロスが漂うというか、妖しいというか。
で、フィーチャーエッグで聞いた懐かしい曲から”t”になだれ込む流れがね、凄く良かった。。
何て言えばいいのだろ。ゾワゾワーッ!て来るんだよね。。ああもう、ツボつきやがってー!そういう感じ。
 更にそのまま、結構長めのインストに。オダギリは途中でアンプか何かに腰掛けてしまったから、 ちょっと後ろだと全然見えなかっただろうなあ。 けども、音はね、中々良かった。うわ、弾けてるじゃん!て思った(失礼)
いや、CD”t”のラスト部分でも、『魂の叫び』的自由奔放な演奏だったものだから。。。

 そしてカバーも数曲。HMVでも披露した、『THE VELVET UNDERGROUND』の『I'm waiting for the man』も演ったヨ。
それにしても、オダギリの歌う口元のエロい事。。それが更に色っぽい声で歌ってる曲もあったけども どの曲だったかちょっと思い出せない。。うぐぐ。
兎に角ほんと、淡々と進むライブ。けども、ライブの熱はすっごい熱いモノをガンガン感じたよ。
MCはほとんど無かった。曲と曲の合間に、ボソボソっと話すオダギリ。
「余り押したりすると、危ないですから」「歌詞カードみてますけど。。」「暗い曲ばかりなんで、皆さんそれぞれで ノリ方を見つけて下さい」等。会場とステージ上の微妙な温度差が気になりますが、仕方ないのだろうな。。。。
だがしかーし。一度演奏が始まれば、もうノンストップでそれはオダギリの世界なワケですよ。
観客なんか、関係ないっすー!そういう中に居られる幸せ。
そして「曲が少ないんで。。最後の曲です。」会場は「え〜!?」の嵐。。 時間はそれでも50分くらいは経ってたかしら。

ギターを外し、マイク片手に、シャウトするように歌うオダギリ〜!あああ、スゴイすごい。 なんかもう、圧倒。
こんなオダギリ、見た事ないや。。。
曲はその時は聞いた事あるのに思い出せなかったけど、後でジムジャームッシュの『strenger than paradice』で 聞いた曲だと判明。
身体をくの字に折り曲げて、絞り出すように歌ったり、逆に身体を大きく反らせて片手はブラーンと投げ出してシャウトしたり。
ステージをヨロヨロ、もうラリっているかの様に徘徊し体全体で歌うオダギリ、めさカッコイイよぅ。
「あらびゅ〜〜!あらびゅ〜!!(I Love you〜、ね。笑)」と叫ぶオダギリ。。。
あぜんとしたファンもいたんじゃないかと思うぞ。けども、
「これが自分の好きな音なんだーっっこれが自分の好きな世界なんだーっ」
って叩き付けてるようにも思えて、いやもう鳥肌なんてもんじゃゴザイマセンとも。。。
酸欠寸前、そんな感じで挑まれたら、コッチも受け止めて返したくなるってもんですが。
フラフラになりつつ「ありがとうございました」って言って、ステージから去るオダギリとメンバー。 また会場は「えー?」の声。


けども、オダギリはちゃんとサービス精神も持ってましたさ。いや、充分なんだけどね、ファンイベントとしてのサービスていうか。
山田君が、登場してきたんですな。「次はコミックバンドです。」「オダギリくんは今とても感謝してるみたいですよ〜」 「虚弱体質だから、休まないと。。」とか何とか、オダギリをフォローする山田君。
ファンもオダギリの時の緊張感とはうって変わって、声援が飛んでたり(どっちのファンだか。笑)
そんなコミックバンドは、オダギリフレンズバンド。
コミックバンドとはいいつつ、演奏は必死ですさ!
g&voがオダギリ。drumsがユウキくん、baseがサンチュくん。もうひとりギターのパンク青年がいたけど、はて、どなただったのかな。
山田君は、、と言うと、彼は楽器が出来ないのか、リコーダー出してウケ狙ってみたり、オダギリのネクタイ直してみたり、 邪魔しまくり(笑)。どーやら”コミック”の部分は、山田君が一身に請け負っていたようで。。 終いにはオダギリにケリ入れられてるし!
で、まあ、流石にさっきの様に、安定した演奏、、とはいかないけども、普段オダギリが楽しんでいるメンバーとの演奏を 見れるってのは嬉しいってもんです。
つーか、いきなりストーンズの『黒くぬれ』だもんさ〜!!!お、オダギリの声でこの曲聞けるなんて。。。シビれる。。
途中、「が、、がんばれぃっっ」と思わず力が入るプレイもございましたが、そんなん、いいんだ、別に。
オダギリのボーカルも、安定してないけど、しっかりロックな魂があれば、いいんだ、別に!!!
カバーを3曲程やったかなあ。。アンコールされた後に多分オリジナルかと思うけど、 最初のバンドで聞いた曲をもう一度やったような気がするデス(ああウロオボエ。)
で、また挨拶してアッサリステージから消えたものの、アンコールに答えてもう一度登場。。。
「あまり何度も出るのはカッコワルイでしょ、カッコヨク終わらせてください」なんて懇願しつつ、
今度は最初のメンバーも加わって、
何とッッNIRVANAっすよ!!!!!!
『Smells like teen spilit』っすよ〜〜〜!!
ああもう感動。NIRVANAは仲間とやってるってどこかで聞いた時も、ああオダギリの声でニルバナ。。と妄想したもんですが
それが今、目の前で生でオダギリがっっっ。。。
この曲には個人的な思い入れも強いから、もう言葉もないっす。
勿論ノリましたさー!!本当は跳ねたい位だったけどギュウギュウで無理。(いや皆が跳ねれば問題ないんですが)
あーもう、最高ッス〜〜〜!!!かっこいいっす〜〜〜!!!
オダギリのボーカルって、カートと似てるっていうか、合ってるっていうか。やー、もうね。。(絶句)
音程?いいじゃーん、そんなの。だってカッコヨケレバ。

いやー最後の最後にトドメな一曲をくらってクラクラの気持ちのままライブは本当に幕を閉じました。
正に、オダギリのライブだったデス。
どっぷりオダギリの音に浸れた1時間半弱。
ファンイベントって事で、余計な事させられてたらドウシヨウ、、って少し不安もあったんだけど、
正真正銘まごうことなき、ピュアにライブでした。
しかも、あくまで、自分の趣味を貫き通して、オダギリ本人が楽しんでいる世界を見せてくれた。
ニコニコ愛想を振りまかなくても、オダギリにとって一番大事な『自分を表現する』コトを、ライブという形で披露してくれた。
身体開いて、うわあああ〜〜!!!と溢れ出るエネルギーを感じさせてくれた。
これって、何よりファンサービスだと思うわけさー!!!
オダギリファンとしては、コレ以上の贅沢って無いんじゃないかな。

またこんな機会があるのかワカラナイけど、やっぱり音サイドオダギリも堪らなく好きだとシミジミ。。。
新曲の独特なメロディはずうっと頭の中をリフレインしているし、思い出すだけでゾクゾクしてくるヨ。
ファンクラブイベント以外でも、やってくれたらイイのにな。オダギリの音が大好きなファン、沢山いるもん。
せめてCDだけでも。(と思ったら、会員限定だと言うし。うわーん、そりゃないよ。。)
。。。という訳で、なーんか勢いしかないレポでしたが、またステージでハジケるオダギリを体感できるのを期待しつつ。。
 
                                          kyomii 2003/3/20
      >>しかし曲目や曲順がウロオボエですので、その辺り、正しい情報がアップされた際には軽く流して頂ければサイワイです。


■追記■
**消えてしまった日記のレスで、1部ライブのセットリストの写しを教えて下さった方がいらっしゃったので添えておきます。**
(ぴよさん、ありがとうございました![ ] 部分は補足。実際と異なってる場合もあるのでご了承くださいネ)
 1. HAZARD
 2. チリ八分
 3. (空へ飛ぶ時)…二重線で消されてました
 4. 最後の女
 5. 雨音
 6. t
 7. アルチュール(インスト)
 8. 堕天使
 9. ベルベット [I'm waiting for the man]
10. Silver train [The Rolling Stones mick・J]
11. コステロ [Elvis Costello/watching the detectives Elvis Costello]
12. J・HAWKINS [screaming J.Hawkins/I put a spell on you]

  





[ふにゃTOP]