オモヒノタマ<念珠>
◆ 七の珠 ECHOES ていうか EROS@オダギリ 的プチレポ ◆
「ホラーは好きじゃない」 そんな事も言ってたっけ。。。
『闇夜』という作品にも出演していたけど、あれはホラーと言うよりファンタジー。
さてさて、『純度100%恐怖体感!もう、あなたの日常は戻らない』
なんてキャッチコピーも鼻息荒く、ジャパニーズホラー全盛期にオダギリがホラーに挑戦すよ。
こりゃ観んと!観んと!! と、久おばあさん@新選組! な気分で観てきました。
さて。。。。さて。 ネタバレ部分もありますので、そこはご了承くださいネ。
※一応ラスト部分は色落としてありますので、反転してどうぞ。※



◆ホラー的には。
いよいよ本格ジャパニーズホラーに参加かと、ホラー好きな私といたしましては、結構楽しみだったのですが。
うたい文句煽りすぎですわ〜。
『恋人、裏切り、臓器売買、バラバラ死体』
…こりゃあ、赤いもの苦手な人はびびっちゃうはずです。
けど、お話は確かにそれぞれのキーワードは当てはまるかもしれないけど、ぶっちゃけ コジツケかよ! と言いたくなる程度のかかわり方…。。勿体無いというか、ガッカリ。
あの紹介文読むと、グロ&スプラッタホラーみたいだけど、実際はサイキックもの。 しかも穏やかな人のよさそうな老人が、そういう能力を持っているという 大友克洋的なサイキックもんです。 個人的にはサイキックものというのは、どうにも都合よく行き過ぎたりするので、 その能力を持つ特殊な人間の物悲しさを描くか、恐怖よりもストーリー重視で魅せるか、 いずれにしても、物語的に満足させるには、よりいっそうの力量が問われるジャンルだと思っているだけに… うーん、残念な感じがいたしましたです。
短編映画で、その設定は必要だろうか、と思う部分も多々あり、 もし長編の原作があり、それをやむなく縮めたのであれば仕方ないんですが、 せっかくオリジナルなんだから、余計な部分はとっぱらい、映像でもっと魅せてほしかった気がしますデス。。 その映像は、所々「おっ」と思わせる演出もあったのだけど、もうひとこえ。 最後までスタイリッシュ映像で通して欲しかったな。。
多分、、、●●がふっとぶ場面や、●●●がふっとぶ場面が1番の見せ所なんだろうなあ。。 確かにその部分は、なかなか良く出来ていたと思ったけども。 ホラーとして見るならば、残念ながら今イチだったなあ。

◆けどオダギリ的には。
見ないとです。 
ぶっちゃけ色気系オダギリ満喫しまくりです(笑)
服をまとっていても、にじみ出るエロスな男、オダギリ。 最初から最後までミステリアスな空気を 漂わせつつ、脱いだりキスしちゃったりした日にはアナタ。(笑)
とりあえず、オダギリの色気満載のプロモビデオと思ってもよいかと。 オダギリファン的には。ええ。
言っちゃいます。 見ないと!!据え膳食わぬは。。。ですぞ。
衣装もシンプルですが、これがどれも体のラインが美しく映えるものでございまして。 ていうか脱いでるし?
(と言っても、上半身のみしか御鑑賞できませんので、過剰な期待はせぬように。笑)
暗い、無表情の中に見え隠れする狡猾な男の顔、、のセクシーなこと。  もともとオダギリの目の下のクマちゃんに堪らなく色気を感じる身といたしましては、 この不健康そうなハツラツ感のカケラもない黒いオダギリは激ツボなのでありんす。  ボソボソと喋る声も、本当色っぽくてドキドキもんでございます。  甘くてまったりしててそれでいて影があって、本当に魅力的な声。。
ていうかね、まあ、あれですよ。 やっぱりキスですよ。
オダギリのぽってり唇のキスシーンは、プラセク同様、それはもう、ウットリです。  プラセクの時は美しく、乙女が夢見るような矯正済みなラブシーンでしたけども、 今回はもうちょっとだけ、ナマいです。 音付きです(笑)。 ちゅちゅしてます。 熱でそうっす。 ま、あくまで、さいごまで、キスだけです…。 (あえて言おう、、、ちぇっ)
一応シーン的にはベッドシーンなんですが、お相手が新人の女の子だからでしょうか、 それこそプラセク同様、上半身だけのカットで、ピロートーク&キスな程度です。
しかしプラセクに続き、新人ちゃんのお相手オダギリ。 オダギリさんなら安心?!なのかぃ?!
因みに舞台挨拶では、お相手役の紺谷さん、初めてのラブシーンの感想を聞かれ、
かなり緊張したけどオダギリさんが引っ張ってくれたので安心してできた、みたいな、 そんな意味合いの事を言ってたです※ウロオボエ。 メガトン羨ましい限りです。
しかし、ちゅうしてばかりですよ。 。。。。若いってそういうことなの?!(ちがう)
ま、個人的にはオダギリちゅう見るのは眼福なんで、ニッコニコで観ておりましたが。
。。。すいません、ニヤニヤでした。。。。

まあそんなチュウチュウは勿論色っぽいのだけども、実は1番おおおおっと思ったのは、オダギリの後姿だったり。
もうね。 おしりキュのジーンズが、めっちゃカッコイイ。 なんだろうなあ、この後姿。  腰履きのジーンズ姿もかっこよいけども、
こういうからだのラインばっちりのジーンズは罪ですぜ、だんな。
オダギリのスタイルの素晴らしさは充分周知のことではあったけども、いやはや、再確認、惚れ直し。
もうそれだけでも、この映画は見る価値ありますです、ハイ。
あんな後姿の男を渋谷で見たら、付いて行っちゃうなあ。。。フラフラと。。。。

もいっちょ、おおおお。な場面。
車の中で矢絵に何故か(本当にこのシーンの意味がわからん。)おねだりされて、またまたチュウしちゃったりする 草太。 
「ここで?」 なんて苦笑いしつつ、まんざらでもない 「ま、いっか」 的オトコな表情と、
キスに応じつつも、 「ナニカ」 を感じて周りを伺う目つきにやられつつ。
更に矢絵がが草太のシャツのボタンに手をかけ 脱がせかける辺りが、非常にそれはもうドキドキもんなんですが、
結局途中でいきなりオアズケ喰らってしまうんですな(涙)。 
男にそれはナイぞ。 そういう復讐かい?(違)
ここで肩のシャツずりおろされた草太セクシーショット! うわああい。
いや、待て。 それって普通女の子の色気ポーズじゃ?!!
なんですか、これはやっぱりオダギリファンへのサービスでしょうか。
ホラー映画の基本アイテムとして、 『大きなオッパイの女の子のサービスショット』 などがございますが、
昨今の日本のホラーって、女の子の方が喜んで見るケースも多いからなあ、こういうサービスもありか!?
。。。。大歓迎であります。
などと勝手に納得しつつ、もう、お話なんてどうでもいいやあ。 てすっかり上機嫌になるゲンキンな私でした。


◆スプラッタちっくな場面
結局、矢絵を臓器売買のために医者にを売るつもりだった草太は、 逆に、復讐するべく待ち構えていたおじいさん、おばあさんの 前に車から放り出されちゃうわけですが、ここで何故か上半身裸っ!
車の中で続きをしようとしたんでしょか。。。いずれにしても、草太お気の毒、そしてアリガトウ。  ここで存分にオダギリの美しい上半身と、ブチキレ演技などに舌鼓を打ちましょう。
因みに、撮影場所は、渋谷公会堂のまん前の生垣。  スタパ見学等、渋谷にお越しの際は、そこにオダギリの残り香などを確かめにおいで下さい(笑)。

で、ぶち切れた草太が、ふと、道路の向こうの視線に気付き目をやると、微笑んでいる老人がいる。  怪訝そうな顔から、やがて何かを悟ったように、浮かべる薄いひねたような笑み。
そして。。。。突然、上半身がふっとび、当り一面は肉片と鮮血に染まり、がくりと膝を突く草太だったモノの 下半身。
「あああああ。もったいなーい。。。」
そう思ったのは私だけではございますまい。 ぼとりと落ちている腕が、ちゃんとオダギリの腕なのは◎。型取りしたんだろうね。  あれ、ほしいなあ(笑)

でもねえ。本当に憎ければ、もっと苦しめて復讐するよね。 つか、して欲しかったかも。  自分が復讐するなら、あんな「パンッ」で終わりじゃあ、 虚しさだけが残りそうだ。
草太が救い様のない悪い奴と言うよりも、 金のために売り渡してしまった元カノの弓香 (矢絵の双子の姉)  に気持ちが残っているように感じられる場面があったので、 彼にしてみたら空虚な現実から解放してくれる一瞬の死は、むしろ救いだったのかもしれないなあ、 なんて色々余計なことすら考えてしまうのは、 オダギリファン故の草太への必要以上の思い入れと(汗) オダギリの常に持っている妙に寂しそうな空気のせい、、でしょうか。
つか、、臓器売買を絡めると、もっと組織的なはずで、黒幕はまだどこかにいるはずで、 草太にしても、もうひとりの刺青の男にしても、ただの運び屋、、、の役割なんだけどもね。
 まあそこは、、殺された女の子が、彼氏と思っていた男に裏切られた怨念を 単純に晴らしただけ、と思えば、
逆に怖いのは臓器売買してた草太達より、 それでスッキリしちゃった超能力おじいちゃんだったりしてね。

◆ホラーを楽しむつもりだと、肩透かしかなあ、とは思うけど、 オダギリのファンであれば、ある意味(笑)充分観る価値あり、の作品かな。
昨今のテレビドラマでは中々いいキスひとつ、観れないもんなあ。
とにかく、オダギリのちゅうと、スタイルの素晴らしさと、色気は、満喫できます。そこは満点。
ただ、オダギリがホラーに出る!て事でときめきを感じていたホラー好きの私としては
恐怖に怯えるオダギリが観れなかったのが、心残りです。
どんな風に、みっともなく怯えてくれるのだろう、壊れてくれるんだろうって そういうのも、観たかったんだけどなあ〜〜。

■   ■   ■   ■    
     

さて最後に。それでも怖くて見るのどうしよう。と、言う方に、攻略法を。
映像的な赤い部分が出るのは、ほんの2箇所です。
◇最初の刺青の男(これ演じてるの、結城君なんだよね。プラセクに続き共演!)が 銃を構えた後。はい、目をつぶって。
◇さっき書いたけど、上半身裸の草太が、おじいさんに気付き、薄く微笑んだ直後。 はい、目をつぶって。

これで多分大丈夫だと思います。特に音で驚かす場面もなかったです。
精神的な部分に関しては人それぞれなんで、何ともいえないけども映像的な恐怖ならこの程度です。

ついでに、同じCプログラムの、八と苦の珠についても少し。
両作品ともに、ほとんどグロ的場面はナシ。
八にいたっては、私は一体何を見てるんだろう。。。と思う時間の長い事。。とほほ。
苦では、精神的な緊迫感の方が辛いかもです。最後の方で、少し赤いのが出ます。
とりあえずは、Bプログラムは見てないのですが、Cに関しては、スプラッタ的な恐怖はほぼないです。
Aの方が、正統派のホラーで、お話的には楽しめたなあ。。。とは個人的感想。
※それよりも、予告に注意。予告のホラー映画の場面は結構ショッキングな部分あり。

さあホラー苦手なアナタも、勇気を出して。
草太の色気がお待ちしてますよ。(笑)


※上映館が渋谷一箇所のみで、観たくても観られない方も多いようです。
今後 衛星劇場(CS) で放送→DVD発売、だと思われます。 早く皆さんが草太と会えますように。。。 

                                                kyomii 5/16/2004

   






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