あ〜。小さな事だけど当事者には一大事。そんな嫉妬劇もいよいよ最終回。
手術中のライトが消えて、でて来た医者に詰め寄る4人。
マコは。。両膝を抱えてチンマリ座り込んでる姿がカワイイっす。子供みたいデス。
とりあえず大丈夫とわかり安心する政野。そこに意外な一言が。
「充分気をつけてください。まだ妊娠15週ですから。」
政野「15週?15週?15週??・・・」
テツシ「15週って。。15週って。。15週って。。
じゃあ、子供は。。子供は。。こどもは。。」
なんだろう、このエコーの応酬は?
(最後になって今更こんな疑問もっても仕方ない?嫉妬の何を見て来たんだ?「そうね。。」とサキさん風に呟いてみる)
マコ、ここでささやかな(違)自分の勘違いに気付いたわけです。
病室で目覚めたサキは、子供の事を政野に聞かれ「そうよ、これはエイジさんの子。。」と告白。
(ていうか、聞いてくれなかったんじゃん、政野。)
「だったらどうしてあんな嘘を。」
ココでも勘違い情報を触れ回ったマコトはおとがめナシで。ありがとう皆。。。
政野のキモチを利用して、サキに嫉妬の復讐をしたことをズバリと指摘されて自己嫌悪に陥ったミノリは
自殺しようとするけどテツシに止められ、ナントナークこちらは解決しそうな雰囲気。
4人の嫉妬の物語はなんとか整理がつきそうな展開。あのヒト以外は。

寝静まった病院の廊下をふらふらと、壁にもたれつつ歩く後ろ姿。。。
眠っていたサキは、開けられたドアから入って来る人影に気付く。
「エイジさん。?」
・・ではなく、そこには、マコちゃんが。
『謝りたくて。。』
シュンとしおれたマコ。一応、自分のやらかした事には気付いていたみたい。
んがしかし、驚き、そりゃもう恐怖満面でおびえるサキさんには
「こないでっ」と言われ。
『サキさん。。何でそんな顔するんですか。。?』
あああ、悲しいなあーなんか、もーこのシーン辛いっ。
近寄るマコに「いいから来ないでッッ!!!」と手元のグラスを投げ付ける。酷いよ−サキさん。
でもしごくマトモな反応でゴザイマス。涙。
グラスはマコの目の前を過って、壁にあたって鋭い音を立てて割れる。
(ココで看護婦とかきそうなものだけど)
驚く風でもなく、粉々になったガラスに、ゆっくりと目線を落すマコ。
『こんなにサキさんの事を想っているのに。。。どうして分ってくれないんですか。。。?』
床に落ちたガラスの鋭利な一片を広い、握りしめる。ガラスを伝って、赤い血が滴り落ち。。
すっかり怯えて泣きそうなサキさんを、睨み付ける。
『サキさんの事シアワセに出来ないなら。。。。俺は。。。』
緊急連絡の電話に手を出そうとしたサキ。が、そのコードを引きちぎり、サキを抱き締め(うわー)
首筋にガラスの刃を突き付け
『いっしょに。。。。死んじゃいましょか。。。』
うわーうわー。コワイけどセクスゥイーーーッッッ!!追い詰められてこんなんなっちゃったマコは
胸が痛むけどタマラナク色っぽいよねえっっ。狂気のエロス〜。
「いやあーっっ」マコを降り解いて逃げようとするサキを羽交い締めにして尚もその腕を緩めないマコっっ
が、危機一髪、飛び込んで来た政野にマコは軽々と殴り飛ばされ〜〜!!(涙)
「でて行け!!」
え、こんな事しててもデテイケ、ですむの?と想いつつ。。
『俺の方が、サキさんを愛しているのにィッッ!!』
声をひっくり返して叫ぶマコ!!
「そんなのは、愛じゃない!!」
お前に言われたくネーヨ!!
マコはサキに救いを求めるように、、
『サキさん。。?。。。恐いですか?そんなに俺がイヤですか??』
嫌じゃなくても恐いだろう、こんな事されたらっ。ああ、なんか哀れだなあ、マコ。。涙。
つことで、サキさんには
「もう、消えて!!!消えて!消えて!
あたしの前から!あたしの前から!まえから。。。」
(注:エコー)と、言われ。勿論マコは大ショックでオロオロ。。
『ちが。違う。。ちがう。。ちがうっ うわあああああああぁぁぁ!!!』
ドタドタドタドタと廊下に足音を響かせて(怒られるヨ)逃げて行く。ググッ、可哀想じゃん。
サキさん、飼い犬に手を噛まれたってカンジ?。。って、そんな生温いモノではないな。
しかしコレって、テツシがミノリに言ったのと同じ事を言われてますな。やっぱりミノリは先輩ストーカーダネ!
もう殺人未遂な事までやらかして、どこへゆく、マコ。
でもクビにならない、マコ。。

そしてマコは諦めないッッ。
政野自宅にて。退院したサキとヨリを戻そうと話し合っているその時に
サキのケータイにコールが。
『この前の話し。。考えてくれました?』
「え?」
『やだな、一緒に死のうって、話ですよ。。』
「マコトくん。。。」
電話の声と一緒に変な音も聞こえて来てる。何の音ー。。
電話を取り上げた政野の耳に、そのガリガリいう音が。
『考えてくれましたか?サキさん。。』
ガリガリ。
「いいかげんにしないか!」
『政野さん。。何怒ってるんですか?アナタが好きなのは。。ミノリさんでしょ。。』
ガリガリ。
返事につまる政野に、勝ち誇ったように微笑み
『ほら。。やっぱり。。サキさんを愛しているのは。。。オレだけです。。』
ガリガリ。マコトは実は政野の家の前にいて表札の文字をナイフで削っていたのですな。コワイヨー。
『サキさん。。。』
呟き乍ら、早希の文字を、政野家の表札から削り去ろうとするマコ。ガリガリ。。。
にしても、オダギリマコの目の演技は凄いネ。瞳の奥に冷たい炎が見えるようデス。。がりがり。
政野に別れを告げるミノリ。うーん。着々と、皆さん解決の方向に。焦るなあ。
仕事に復帰して、フランスから戻ってきたチエコお嬢さんを出迎えるサキさんを
やっぱり電柱の影に(笑。。)隠れて見ているマコ。
先の事件で傷付いた手には適当に巻いた薄汚れた包帯。握りしめるバタフライナイフ。
ここの所、ずっと同じスーツはヨレヨレで、シャキっとサキさんのサポートしてた頃の見る影もないわー。涙。。
思いつめた表情で、歩み寄って行こうとしたマコを後ろから呼び止める声が。
「まことさん?何してるんですか、仕事も休んで。今が一番大事な時なんですよ」
ああ、癒すなあ千尋ちゃん。。(つか、クビになってない事に驚。)
『オレが。。一番大事なのは。。サキさんだっ。。』
「マコトさん?」変わり果てたマコトの姿にも動じない千尋ちゃん!マコの手に握られたナイフに気付き
「それ。。。」またしても、逃げ出すマコ。(ナンカマコは逃げてばかりだなあ。)
千尋ちゃんて落着いてて器がでかいネ。最初の頃に、マコが千尋ちゃんをなだめていたのがウソのようデス。
ナンカ、、聖母のようだわ、千尋ちゃん。
ミノリは「癒しの庭」の為のアロマを置いて姿を消す。姿は
消したがジャコウの香りは残る。
どこにいっても、「あ、ココに来たな?」って分っちゃうのってイヤーン。
という事で、何とかかんとか、「癒しの庭」のオープンセレモニーも無事開催。
サキは政野と離婚を決めて、人間関係もホボ解決の方向に。
「あれだけ嫉妬しあってた皆が何もなかったように立ち直っているなんて。あとはミノリさんだけね。」
チエコさん。。サキさん。。ヒトリ忘れてませんか。。。
吹っ切れたようにジャルダンバガデールの香水をつけ、「東京に雪が降っているわよ。」などと
コジャレた嘘の電話などをしちゃうサキさん。でも気を付けて。その香りが呼び寄せちゃう子がひとり、いるよ。
『ジャルダン・バガデール。。。』
。。。ほら来た。。。その声に振り向くとボサボサでヨレヨレで不敵に微笑むマコが。
「マコトくん。。。」
マコは目を閉じ、愛しいヒトのその香りを胸イッパーイに吸い込んで、ウットーリ。。
『やっぱり。。サキさんには、この香りしか、似合わない。。。
サキさん。。結婚か。。死か。。。どっちか選んでクダサイ。。』
物凄いジコ中心な選択肢ッ!!
でも妙に落着いているサキさん。
「誠君、もうやめましょう。。私の嫉妬は終わった。だからあなたも」
と、マコの肩に手を添える。マコのピヨコが喜んでピヨピヨ鳴き出す。。。けど、
そんなピヨピヨも段々歪んだ音になって消えて行く〜〜〜〜。もうサキさんに触れられた程度じゃ満足できない身体に??
サキの手を払い除け、
『きれいごとはやめて下さい。。高村ミノリだけは、絶対に幸せになんかにはしない、
貴女はそう想ってた筈でしょ、
貴女が。。僕と幸せになる為には、高村ミノリが不幸にならなければならないっ』
なんて強引なマコの「幸せの法則」。
返事をしてくれないサキを見つめる目はウルウル涙目状態。
ポケットをまさぐりナイフを確認し、
『あなたがやらないなら。。。』目を閉じ、決意したように
『僕がやります』
そして走り去るマコ。今回走り去るシーンが多いなあ。。
「マコトくん!」呼び止めようとしても、もうマコは思い込みマッシグラ。

>>Illusted by 村崎要さん
Thanx!! (やっぱりスランプ中でもマコ描きたい魂は押さえられないもんだよね〜!)
パリに向かう政野を見送り、遅れてきたミノリに、「テツシさんさっきまでココにいたのよ」などと
教える余裕すらできた、吹っ切れたサキさん。
テツシに会う為に走る、ミノリ。
が、ミノリを待っていたのは、テツシだけじゃないのデス。
木の影に身を潜め、ナイフを見詰める、マコ。。
で。なんでサンタの格好??
ウケルじゃないか〜〜!!
これはやはり、オダギリの提案のような気がするねー。キラーサンタってよく欧米のブラックネタであるしね。
そしてヒョコヒョコとミノリを追って走り出す。
妙な走りカタをする(ソコが引っ掛かったのかは別として)サンタを見たサキは、握られたナイフに気付き。
さらに、マコトだと気付く。
「マコトくん?!」
マコを止めようと、走るサキ。
その声に、ハッと立ち止まり、振り向いたマコの目に飛び込んで来たのは、今まさに車にひかれようとしているサキさん!
『シャキしゃーーーんっっ!!!』
ドカッッ。
サキを突き飛ばし、代わりに車に跳ねられ。。(トシかい?!と突っ込んだヒト手を上げて。。。)
倒れたマコの額から、流れるひとすじの血。
こ、コレも、ストーカー先輩ミノリと同じ〜〜ッッ。
ただ、、ミノリはでっかいトラックにひかれても、すぐ病院から抜けだせる体力の持ち主でしたが、マコは。。
「マコトくん!!」
倒れるマコを抱き上げてくれた、サキさん。
。。。でも本当は、こういう時は、打ち所がわからないから、素人の良いコの皆は動かしちゃだめだオ!

『サキさん。。。ケガは。。。』
イキも絶え絶えでも開口一番にサキの心配をするマコ。泣かせるねェ。
「ううん。。」
その声にホッとして微笑み、
『サキさんの。。。かおり。。。』
「マコトくん、しっかり!!」
泣きそうになりながらマコに声をかけてくれるサキさん。
こうなってやっと、マコひとりを見詰めてもらっても。
『サキさん。。。貴女の為なら。。ボクは。。』
苦しそうに喘ぎ乍ら(これがまたエロいー!)指輪を(持ってたのか!)サキさんに見せ。
その手がパタリ。と力なく落ち。指輪がチャリンと
小さな音をたてて転がる。
「まことくぅーーーーん!!!!」
これでもかっていう程、盛上がるシーン。
主役喰いまくり。
さようなら、マコ。。。。数々の美味しいシーンをアリガトウ。。。!!!!
しかしアレだけメチャクチャやっても、邪魔にしつつもクビにしなかったのは
バカな犬だけどカワイがってたって事かなああ。。。。。
ところでひいた車の運転手はどうなってんだ。文字どおり引いた?(スマソ)
そんな、命をかけた愛(と言っておきましょうとも)を貫いたマコが
生死の間を彷徨っているのも知らずに、みのりはテツシと大いに仲直り。
最後の最後迄、カラマワリだったマコ。鋭くしつこく噛みついていたのにカラマワリ。。。
そして。

真っ白の花束をいけた花瓶を持って来る千尋ちゃん。。。
どうやら病室。。。
ああ、生きてた〜!良かった。と想ったのもつかの間。
「このお花、サキさんから。。マコトさん。。。。本当に何も憶えてないんですか。。?」
お花を指でそっと触るマコ。頭に包帯を巻いて、ホヤーンとした表情??!
うえっっっ。マジ?記憶喪失オチですかっっっ??がーん。
「私の事、絶対に思い出して下さいね。約束ですよ?」
優しく話し掛けてくれる千尋ちゃん。

>>Illusted by 村崎要さん
special Thaaaaanx!!!
『やくそく。。。。』
子供の様な無垢で儚気な笑顔でそっと小指をさしだし、指切りをするマコ。。。
千尋ちゃんは、キモキモ先輩の事が好きだったのかい!? 最後の最後迄、暖かく見守ってくれた千尋ちゃん。ありがとう千尋ちゃん。
しかしこの時のマコの指の綺麗な事。。。
オダギリって、手元、指までが役によって表情が違ってみえるよね。
ナイフを握ってた時とうってかわって、子供みたいな、女の子みたいな、この指はいったいー??
指切りしている指先まで儚気でしたなあ。。。。
こうして、一応、マコトの嫉妬劇は、無理矢理終わったのデス。。。
いやー、本当、良くも悪くも、
裏主役はマコだったね〜!
ドラマが始まった当初は、ココまでマコトというキャラが育つ(暴走ともいふ)とは思いもよらず、ただドロドロで辛いドラマ
だと想っていたもんです。。。それがどうだい!
お陰で毎週金曜日が、どんなに待ち遠しかった事か。
もうマコちゃんにあえないのは淋しいけど、ホント、心に残る、怪作、怪キャラでした〜〜〜。
マコトくん、フォーエバー!!
ここまでおつき合いくださった方、ありがとう〜!
そしてそして、要さん、ビューチホーでラヴリーなマコちゃん絵を本当にどうもありがとう!
また宜しくお願いしたく。ペコリ。
次は映画化だ!!(大嘘)