#10 『サキさん・・・結婚してください・・。。』 

あと2話ですよ。ぜえぜえ。。こんな部屋ですけど、いつも読んでくれてありがとうね。。(と改まる)

テツシを殴って嘘情報垂れ流しマコの続き。
ミノリは大ショック。 「コドモ。。。」
『そうだよ。。ッ!!サキさんのお腹の中には、コイツの子があッッ!!』
「うそ。。。」
『ウソなんかじゃなぁいっっ』ウソです。
駆け出すミノリを追い掛けようとするテツシの肩をガシッと掴み、振り向かせ再び胸ぐらを掴み
『お前は、お前はもう2度とサキさんの前に姿を見せるなッッ!!!!』
ついでにもう一発殴ってから、どこぞへと(@ナミダメ。。)消えるマコトなのだった。。 車で来ていたという事か。。。

サキさんのオフィス。
政野の記事が載っている新聞を観ている千尋とサキさんの後ろから、トボトボと登場のマコ。
『遅くなりました。。。』
これって、テツシの所から帰って来たばかりって事なのかな?渋滞に巻き込まれたのだろうか。お疲れ気味のマコ。
サキはチラリとマコを見るけど声はかけず。
「ちょっと、出かけてくるわね」
『サキさん、僕も一緒に。。』「大丈夫」追い掛けて来たマコトに、うんざりした顔のサキ。
グイッとサキの腕を掴んで訴えるマコ。
『でも、心配ですから』
けどサキさんは溜息を付く。「私のことは、放っといて。」
そう言われて引き下がるマコではないさ。
『すこし、休んで下さい。仕事なら、僕がやりますから』「大丈夫よ」 『でも。。』
と、サキのお腹に目線を落し、『そんな身体で』
大きくなってもいないお腹にいつも目をやるマコトくん。。
「この子の為にも、頑張らなくちゃ。」お腹をそっと摩って階段をおりて行くサキに、
『中原テツシと会ってきました』
サキさんを引き止めるにはコレは有効。。!
『アナタが。。アイツの子を妊娠しているって、言ってやりましたっ』
ちょっと得意げ(?)だがそれはドウカ。。
「なんですって?」
『ついでに、ミノリさんにも、言っておきました』
ついでにかよ!まあ、一緒にいたから必然的に耳に入ったと想われ。
「余計な事しないで!!」サキさんの怒りもごもっともデス。。
『中原テツシが、貴女を支える事はできません。。サキさん。。
お腹の子の父親は、僕がなります!!
また唐突な。。。。でも夢見るような表情のマコ。。。
勿論サキさんは呆れるさ。「バカな事言わないで!!」
『バカな事じゃありませんっ!。。アナタと、アナタのコドモと、三人で暮らせたら。。。』
ポワワーン。。マコの頭の中では夢の様な未来像が描き出され。。。
が、そんな天国妄想中から地獄にたたき落とす言葉がサキさんから。。
「わかってるでしょう?私はアナタでは駄目なの」
『ヘッ?!』
。。。。。かぁ〜〜かぁ〜〜。。。悲愴感(っていうか笑いを)煽るカラスの鳴き声が響き渡る。。
ハタから観てたら脈無しなのはアリアリと分かるのだけど当のマコトには全く思いも寄らない一言だったらしく。。。 でも、「へっ?」って。。(笑泣)
「マコトくん、あなたではダメなのよ!ダメなのよ!ダメナノヨ。。。」
最後通告。ファイナルアンサー??


>>イラスト村崎要さん
special thanx!!!!


ショックを受けたマコトは現実に引き戻されるというより、違うところへ、まさに「どこぞへ」と魂を持って行かれてしまったよう。
目をギョロギョロさせてワナワナとふるえだし。
『そんなハズない!!』
サキの腕を振払い、むずがって駄々をこねる子供みたいなマコ。
「マコトくん、お願いだから、これ以上困らせないで。。」
『コマラセ。。。』
蚊の鳴く様な声で、震える手でサキの手を包み込み、すっかり意気消沈
『ぼくは。。。アナタを。。幸せにしたいだけなのに。。。』

「私はちゃんと、自分の力で幸せになってみせるわ。」
マコに言い聞かせるようにして、サキさんは去って行く。
取り残されたのは壊れたマコ。
うーん。サキさん。マコがこんなになっちゃっても、マコのキモチは放置プレイなのね。。
いや、こんなにやりたい放題勝手にやらかしていたマコを許してくれるから心は広いともいえるか。。むしろ。

。。ココから暫くマコの登場はないのです。
要約しますか。。政野はミノリをパリに誘い、サキは政野の子供ができたと伝えようとするけど聞いて貰えず マコトから自分の子供ができたとガセネタ貰ったテツシはサキに捨てられ、ミノリはサキに「嫉妬の復讐」を するべく、政野を誘うが勝負下着がそれかいっと視聴者に突っ込まれ、でもサキの方が、一枚ウワテで ミノリは惨敗。(要約しすぎ?)
尤も。。サキが本当に恐れる相手はもっと近くにいたのデシタ。。。


滞在中のホテルの部屋で、サキは離婚届に判を押し、結婚指輪も外し、そっと溜息をつき、お腹の子に話し掛ける。
「全て終わったわ。。。これからは、おかあさんと二人でやっていきましょうね。。」
全ては終わってないのです。あのアシスタントの言動に不安のかけらもなかったのかな、サキさん?
そこに、ノック。
「テツシさん。。?」の、訳はなく。、
「マコトくん。。!!」
そこには、髪の毛ボサボサで憔悴しきったような表情のマコトが。
きっちり着こなしていたスーツもだらしなくネクタイも弛んで、すっかり別人。
でもこの髪型、ドエリャー可愛いからヨシ!!
手に持った、ヨレヨレな紙袋を覗き込みつつ、よろよろとサキの横を抜けて、部屋の中に入って行く O脚気味の(それはどでもいい)マコト。。。
『コレ。。。買って来ました。。。』
ベッドの上にぶちまけたベビー用品。何処で買って来たのか、むき出し。 (万引き??違)
しかもベビー用品のチョイスがまた、微妙にキモかったりする。。。
それを1つ1つ、並べながら、独り言のように呟くマコト。
『無事に。。。赤ちゃんが。。。産れてくるように。。。できるだけ。。。いい。。カンキョウを。。 ツクッテあげないと。。。サキしゃんなら。。いいお母さんに。。なれると。。おもいます。。。』
嬉しそうに笑う壊れマコに言葉を失い、息をのむサキ(と、私も。)。
「マコトくん。。。。」
その声に反応して、ハッと振り向き、ふら〜っとサキに近付く。
その目はウツロで視線は定まらない。
『名前は、考えてます。。?。。。。オトコノコ。。オンナノコ。。。。どっちかな。。。』
「やめて!」
無気味さ爆発のマコも凄いけど、ホラ−映画さながらの表情をみせてくれるサキさんもスゴイぞ! 川原アヤコさんのホラー映画が観て観たいかも。
離婚届と、外された指輪を目敏く見つけたマコトはとっても嬉しそうに、
『離婚したんですネ。。。?』
「え?!」完璧にひいてるサキさん。
『良かった。。。』
スーツの内ポケットから一枚の紙を広げて、サキに見せたのは、 キッチリとサキの分まで書き込んである結婚届。
[これが正しいなら、マコトはS51年10月21日生れで世田ヶ谷に住んでいるらしい。 ほいでサキさんは、本名が開高早希、S46年8月15日生れ。。あれ、でも、この前誕生日だったんじゃ。。??]
『サキさん。。。結婚してください。。。』
ああ、こんなボロボロで本当のプロポーズか(涙)。
でもこんな状態で言われても、勿論サキさんはおびえるだけです。
ハラリと結婚届を落し、自分の左手の小指から、指輪を外すマコ。薬指には、自分の結婚指輪がきっちりと。
『ぼくと。。。ケッコンしてください。。。』
ポツポツ小さい声で。無理矢理サキの手をとり、力のない指で指輪をつけようとするマコ。
ちょっと斜めにかしいだ身体とか、頭のヨワそうな子供みたいな微笑みとか。イタイタシイ演技にこっちもアングリ。。

ここからシャイニングな嫉妬の香り。
部屋を飛び出し、ホテルの廊下を走り逃げるサキ。
追い掛けるマコッッッ。


『シャキしゃん。。。』
「ヒイイイイイイッッッ」もうすっかり怯えて逃げ回るサキさんを 指輪を手に、イッちゃった嬉しそーな顔で追い掛けるマコトッッ。。。いや。。オダギリ的にはカナーリふにゃ顔で好きなんだけど。
『シャキしゃん〜〜〜〜』
「いやああっっ!!」
サキをつかまえ、また無理矢理指輪をつけようとするも突き飛ばされて廊下にひっくり返るけど すかさず落ちた指輪を探すと再び追い掛ける。。コワイヨー。
エレベーターのボタンを何度も押すサキ。「はやくッ!!」、ホラーの王道、ハラハラシーンだね!
廊下の角から、飛び出て来たマコト!!もの凄い勢いで追い掛けて来るよーう。
『サ〜キさあ〜〜〜〜〜〜ん。。ドコいくんですかぁああ〜〜???』
ガニガニでヘロヘロ走りを披露するマコちん。 もはや何故サキが逃げているのかなんて、どうでもイイ、というより今のマコに理解できるわけもなく。
エレベーターを諦め階段をかけおりるサキ。が、階段下にいたミノリに一瞬気をとられ立ち止まってしまったその時に。
『シャキしゃん!!』
ハッと振り向いたサキは足を踏み外し、とっさに差し伸べたマコの手も届かず、階段をゴロゴロと転げ落ちて行く〜〜。
一体何段あるのだろう、と思える長〜い階段落ち。あまりの激しさに、またアングリです。
お腹を押さえて、倒れ呻くサキ。
慌てて階段をかけ降り、サキに被さったマコが「トドメさしている!!」と気付いたヒトは多いと想われ。。
が、駆け寄るミノリに
『オマエのせいだッッオマエのせいだッッおまえのせいだーーーーッッ!!!
絶叫マコ。 もちろん「マコトのせいだ!!」とつっこんだヒトは多いと想われ。


>>イラスト村崎要さん
貰ったのを使わせて頂いたよ。落書きだと言う事ですが可愛いかったのでv。


病院で手術室へ向かうサキに付き添い、オロオロと走るマコ。
『サキさんっ。。サキさん、しっかりして下さい、サキさんッッ。。。』
手術室のドアが閉まり、ガラスにへばりつき、崩れ落ちる。。。
うーん、指がキレイ。。v。
容態を伺う政野に医者は早口に「母子共に危険な状態です」。
壁にもたれ掛かって放心状態のマコがイイですな!!唇ピンクで美人さんv。
医者が手術室に入ると、また慌ててガラスにへばりつき、サキさんの名前を呼ぶマコ。
ああ。。行動がすっかり子供になっちゃってる(涙)。。
政野テツシミノリで「誰のせい」か揉めているけど、マコはおとがめなし。
つか、誰にも相手にされてない。。。。。
見ないようにしてるようにも想われ。。。。



さていよいよ最終回ッッ。
ゼエゼエ。。。


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