■ 其の十五 第二十六話 『・・・・・』 (セリフなし…) ■

ついにこの時が来てしまったですよ。
ええ、アノ場面。。。 もそうですが、セリフなし!!!!
無口にも程があるぞ一ちゃん。 ところが最後まで意識してなかったです、セリフなし。
さすが、目で全てを語る男、斎藤一。  彼に言葉は必要ない。。。。。 けど声は聞きたいよナァ。

芹沢鴨という内側の『悪』に向かっていたベクトルが、彼の死によって解き放たれて 外へ向かっていく新選組。
行く道を塞ぐものは、何であろうと排除して突き進む、それが新選組でございます。
今回の標的(汗)である、内山@ささきいさおさんの、 ねっとりしたエリートっぷり悪者っぷりの憎らしさ、 スバラシイ。
影があるから光が美しく見えるのですもん。 ありがとう、ささきさん。

さて、芹沢暗殺から8ヶ月。 新選組のダンダラ羽織の市中見回りも堂に入って参りました。
大阪奉行所の見回り連中と橋で鉢合わせしても、会津の後ろ盾があるという自信と、 若さでもって、道は譲らず互いにガンガン、ガン付け合い、まるで 浅葱vs黒、のカラーギャング対決でございます。(今もいるのかカラーギャングって。)
で、斎藤。 土方の後ろで不敵な笑みを浮かべ、 おやおや随分ナマイキ面になっちゃって(笑)。
今までは、”後ろの方で控えめに、けれど眼光鋭く回りを警戒”、 という感じだったのだけど、
芹沢近藤のご主人二股から開放されて、あの時は涙した一ちゃんでしたが、 案外解き放たれてみると、開放感で迷いも無くなり、ノビノビイキイキしちゃったデスカ?
けどいいねえ、この歳相応のバラガキ (茨のような鋭いトゲを持 った悪童) 顔。 うん、こんな斎藤もいいじゃないすか。
それよりも! お髭ないよー!!  何時の間に剃ったんだよー。 見たかったよ、斬髭式 (て言葉あり?)
手持ちの例のナイフで剃ったんかなぁ。 それとも誰かに寝てる間に剃られたのだったりして。
。。。等と妄想駆使する他ないのですね。 さようなら髭斎藤。
しかしこうしてスッキリさっぱり髭剃ってみると、斎藤もなるほど、若いじゃん!!  髭で10は老けて見えていたですな。。
つか、若々しいどころか、なに?ナンカなんか、 どえりゃー美青年になってるじゃん!
やばい。 なんか、凄いヤバイよ。 激惚れ。 髭部退部しちゃおうかと思うほどの美形っぷりにドッキリですわ。

もうね。 某誌の「あらま美形」幕末版。 そんな勢いで。。。

◇◇◇ 新選組の斎藤一さん、 もう髭の時も渋くってお似合いでステキィ〜vって感じだったけど、 お髭をそったら更に美しいお顔なのよ〜〜v  ポニーも伸びて、ビジュアル系バリバリだわv
手前にこれまた美形のつやつやお肌の土方さん、その後ろに眼光鋭く威嚇しちゃってる斎藤さん、 もう、この2ショって、垂涎ショットよ〜〜v
 「わしを舐めるな!」  ってぶちきれた内山のおっさん! 酷いわ! おウツクシー土方様の顔にお酒ぶっかけるなんて!! 綺麗な顔に嫉妬かしら?! それを見てバッと身を乗り出した斎藤さん、ちょっとワンテンポ遅い気がするけど、いいのよ 、気にしないわ〜!v 睨みつけた目にメロメロですもの〜vv。  サッとそれを制する土方様との、無言の主従関係にもウットリよv
もう見れば見るほどこのふたりってば、セクシィ〜v。  この二人でデュオなんか組んでくれちゃったりしたら、ジャニ顔負け最強よ。  幕末にこんな二人がそろって肩で風切って歩いていたら、 「トシ様〜〜」「ハジメ様〜〜」っておっかけしちゃうわ〜〜vvv。 ◇◇◇

。。。。とか、何だか疲れたので(笑)、この辺にして。
叩いて出た埃でもって内山に直接揺さぶり脅しかける土方。
土方vs内山の探りあい掛け合い脅し合いを、後ろで威嚇するように睨む若造。 はぁ〜〜、イイ顔してるナァ。  うっとり。。
「そのような根も葉もない話を持ち出されても、屁でもないわ。」
捨て台詞を残して席を去ろうとする内山をぎろりと追う斎藤の目がもうね。。痺れる。
クールです。 めっちゃクールです。 カッコよすぎるわ。。。

んで、今回の斎藤は殆ど土方と一緒の場面なんだなぁ。  いや、いい男の2ショ、まことに眼福の極みにて候。
『局長』 として真の組のトップになった近藤には それなりの行事やお仕事スケジュールが目白押し。  日本の未来を考える会だの、殿様直々に呼ばれてみたり、エライ象山先生と面会したり、 太夫と浮気してみたり、ナドナド忙しいもんね。。
近藤がご主人ではあるけれど、その近藤の頭脳兼右腕の土方、 この人に尽くす事が近藤への忠義であると、気付いたか斎藤ワンコ。  けど私が気に入って読んでいる斎藤の小説では、土方との友情が中々 良かったので、今後斎藤と土方が行動を共にする事が多くなるのは ちょいと楽しみだったりするですよ。

しかし叩いて埃が出るのは身内も同じ。  むしろ有象無象の集まりの新選組は、内山よりも さらに埃だらけですからなぁ。。
内山を脅している貴方の脇に従えていた、用心棒的ワンコなんか、得に、 叩けば叩くほど。。。なのですよ。

ひとりで渋〜く、酒を嗜んでいた斎藤をいきなり取り囲む、 『御用だ!』 奉行所軍団。
斎藤ってば、いつもこうやって一人で飲んでいたのか。。。しびぃ!!
とか言ってる場合じゃないっすね。
にげてにげて〜〜!!!!
『御用だ』 に囲まれた斎藤、一瞬驚いていたけど 思い当たる節、ありすぎ。
。。あれかなあ、それともあれかしらん、それともあの時のアレ?。。
そんな事ぐるぐる思い起こすヒマもなく、 なんしろこの場をやり過ごす事が先決です。
とりあえず、手元のちゃぶ台(?)をひっくり返し、時間稼ぎ、、 のはずが、その行動に効果は認められず。。
脇に置いてあった刀を握り、両手で一瞬鞘を抜こうとしたが、 なんせ相手は奉行所、斬ってかかるわけにもいかず、
ぐっとそれは押さえて鞘付きのまま、 とりあえず応戦するものの、 多勢に無勢、つかヒトリですから、あっという間に取り押さえられちまいました。。。
あれぇ。。以前小六の手伝いで丸腰で10人倒したってのに斎藤さん。 どゆこと??
油断していたのか、酒が相当入っていたのか、 背中への一撃が相当ぐっきり効いちゃったのか。。。
ああ、何度目だろうなあ、羽交い絞めやら押さえつけられたりやらのヘタレ斎藤ってば。
でも今回はさ。。。その後があるからなぁ。。。 あれが。。 あれかぁ。。 いよいよか。。 うひぃ。

その撮影の噂を聞いたのは、もう数ヶ月前でしょうか。 わが耳疑ったもんです。  実は私、リンチ系の場面が苦手。。。。
某鮫肌@浅野くん がボコボコにされる場面。 某リッグス@メルギブソン  が縛り付けられて叩かれて塩塗りつけられる拷問の場面。。等々。  うひいい。。 どれもこれも、なんだろう、痛そうで可愛そうとかじゃなくて、 どうにもイヤーン照れくさいっていうか。  なんだろうね、このキモチ。。 そして数ヶ月、ずっとこの時をクワバラクワバラ、と 指折り数えて、、いや、違う違う、恐れてたのでございます。 だってオダギリだよ? あの色気が服着て歩いてるようなオダギリがだよ。
ありえない〜〜〜〜。
普段何もしてなくても色気ばらまくオダギリになんてことするだー!
なんてシーンさせるだー!!!  つか描けないよ!そんなのテレ臭くて!!

。。。とか云いつつ悩んだ末に描いてるし。 ゴメンナサイ。  だってこんなん二度とないでしょ。 記念に (記念かい!) 
で。 斎藤さん、初拷問です。
いや、初って。 金輪際にして欲しいものです(笑汗)。
曖昧になっていた小六との関係をココに持ってきましたか、三谷さん。  ていうか、この拷問のシーンて必要なんだろうかと、考えてしまいましたとも。  サービス?とすら穿ってみたり。 かなりフェチなサービス。。
必然性が欲しいの! 物語における必然性があれば、どんな場面も認めるよ、アタシャ。  だから必死でささやかな脳みそ絞って考えてみたッ!! (考え中) 。。。 そっか! どんな言葉より、仲間が酷いことされた、て事が、 近藤さんが1番素早く動く 『原動力』 なワケだ。  内山暗殺、という、外へ向けての殺人に、あの人の良い近藤が動くためには、 いくら 『鬼になった』 と口で言っていても、 それなりの”起爆剤”が必要だったと思えば、、、。 どうよ、 やや納得して安心してみたり。。
そんな起爆剤、オダギリ斎藤ファンには物ッ凄い破壊力でございましたよ、三谷さん。。。
この数分が、どれほど長く感じたことでしょう。 息できんかったよ〜〜。  ヒトリで見たかったよぅ。
こんなの8時のお茶の間で見る映像ちゃうデスよ!三谷さん!!
もうね。 後ろで見ていた妹どん引き!!!! そんなに引くな!!!
やらしいとかはっきり言うな!!(笑)

※幕末のお役所で正式に認められていた拷問には数種類あるそうで、 このムチ打ちは1番ポピュラーなものだそうで。 ただ、吊り下げるよりも、 床に座らせて背中や肩を打ち付けるものが多かったらしいです。。  これで白状しない時は更に石抱き等の拷問をするとか。。。怖いよう。。拷問一口メモでした。 って、いらんっつの?※

。。撮影だから当然俳優には痛くないようにしてあるのだろうけど、 吊り下げ状態はやっぱり辛そうだよね。
意識朦朧としてる演技が妙にリアルで見てて辛すぎ。  白い肌だから余計に傷が痛々しすぎ。  メイクさん頑張りすぎ。 乱れた髪がエロすぎ。。。 狙いすぎ。。   何だカンダ言いつつ、凝視しすぎ、自分。。。(大汗)
つか顔にも傷があるじゃん! 。。顔はやめてーー!! みたいな。
叩かれても声を殺してるのが、斎藤の意地でしょうか。  そいでも苦しそうに時おり吐き出す息に何だかドキドキですよ。。。
小六を睨みつける目にメロメロですよ。。
オダギリの色気放出しまくりだなあ。  文字通り出血大サービスだなあ。。。 って、思うツボじゃん!!! 
嫌だ嫌だと言いつつ指の隙間からしっかり見てますとも、ええ。  エロいオダギリが悪いのさ (開き直り)
しかし小六!あんだけ斎藤に世話になっておいて、ひどいや。  所詮こんな程度のやつに義理立てする必要なんか、本当なかったんだよ、斎藤。  今ごろ痛感しても遅いってか。。。 とうに関係を切っていた小六と、今も仲間だと白状すれば罪を軽くする、なんて言われても、 仲間だと白状するって事は、たとえ拷問から開放されて、自分の罪は軽くなっても、 新選組もろとも盗賊扱いになっちゃうわけですからな。  そりゃ義理堅い斎藤が、そんなことに首を縦に振れるワケないっすよ。。(涙)

拷問でへろへろのボロボロになって、門の前からぽーいと放り捨てられちゃって、 お迎えに来てくれた土方と島田の前に、力なく転がり倒れる斎藤。。(涙)
続いて刀と、袴をポイッと投げ捨てる役人。。。って袴っ?
ハカマって!!??
 そいえば、吊り下げられてたときも、着流し状態だったよ。。。  拷問の時って袴もわざわざ脱がすもんなん??
はっ!! まさかと思うけど、吊り下げムチ打ちの後に、 石抱き拷問なんてされてないよね。。。
すねに痕でもあったら、やだなあ、と思って注目してしまったりして見てしまったのは、 斎藤のパンチラって。 ススススイマセン。  つか、アレは御ふんどしですか。。ナンカ黒かったですけど。。。 クールな斎藤は 下着も黒!?  それとも御自前の例のボクサーパンツかしら。。。 って、また自分セクハラじゃん?! やだなあ、なんだろうね、もう、このレポ(大汗)
 * * し き り な お し * *
腕についた縄の紅い痕もまた痛々しく。。。
ところが島田の腕に支えられてぐったりしつつ、 ニヤリと笑うんだよなぁ斎藤〜〜!!
くぅ。 ここで笑うとは!! いかす! いかすよ一ちゃん。
『おれ、がんばったよ、アニキィ…』 みたいな。
卑怯な拷問に負けなかった勝利の笑み。  。。。や、こんな微笑みは辛いので余り見たくないけどね。
  アッパレよく我慢した斎藤。 感動した!! そんなカンジ。
微笑んだまま、多分気を失ったであろう斎藤を見て
「いつか殺す!(怒) つか今すぐコロス!(怒怒)」
てな程はらわた煮え繰り返っている土方の睨みつける視線がこれまたヨイんだなぁ。

「斎藤一の件、疑いが晴れてまずはよかったのう」
と、濡れ衣着せたくセに、しれっと言う内山、ナイスな憎まれ役。  しかしこの時代の拷問なんて、本当にやってようがやってまいが、痛いの我慢できなきゃ やりました、、って言っちゃうじゃん。 とんでもないよなぁ。。  目つけられたら最後って感じですなあ。。  自分だったら縄見ただけでやりました言っちゃうさ。 けど言っちゃったら罪人だしなあ。  いやー、ありえない世界。。

それにしても今回の香取近藤くん。  脅しにかかってきた内山に食って掛かる場面の迫力が非常によかったねぇ。
「内山様のような方がいるかぎり、徳川幕府に明日はない!」
ずばっと言われて頭に血が昇り 「さがれさがれ!」 と冷静さを失っている内山に対して
「言われなくても下がります。 御免」  なーんて言い放って去る近藤、見違えるような貫禄、カッコイイじゃん。
以前、久坂の前で芹沢がやり込めてるのを指くわえて見ていたのがウソのようだわぁ! 頑張ってるじゃん、近藤香取。
そりゃ仏な、虫も殺さないようなこの三谷新選組!近藤だって、
自分とこの大事なワンコ、 仲間、を傷物にされちゃぁ、黙ってないすよ。 
暗殺だってイエス!ですよ。  土方の言うとおり、「生きるか死ぬか」ですよ。
斎藤が命を張って黙秘して新選組を守ったんだからね (って身から出た錆じゃん、 とか言わないように) こっちも命張ってそれに応えないと! 。。とは言え。。。
「闇討ちはするな。 正々堂々と勝負し、そして勝て」
「恥ずかしくない戦い方をしろ。 あの方に笑われないような、、誇りある戦いを。」
ってコリャまた、無茶な注文を。。。 正々堂々とした暗殺ってナニ?!  相反する言葉じゃないすか。 
焦らず急いでゆっくり早く来て!みたいな。。?! そんなん、『決闘』 しかないジャン。。。。 けど決闘なんて内山が受けるわけもなし。
ま、受けてくれなくても受けさせればヨイのですな。
で、そこで沖田なんですなぁ。 
新選組の汚れなき剣は、やっぱり沖田なんでしょうか。
それとも先日の内部抗争にて流した鴨の血を洗うための儀式なんでしょうかね。 
いずれにしても、土方が考えた 『誇りある戦い』 のお膳立てはすんだ、 あとは獲物が来るのを待つばかり。
内山暗殺に加わったのは、土方、沖田、島田、原田、そして斎藤。。。
が、様子を伺い、目配せして合図しあう 島田→原田→土方、沖田 、、
その流れから外れて、 顔をひょいと覗かせた後また柱の影に隠れる斎藤は、 もしや単独行動、呼ばれてないけど来ちゃったのかと思いましたデス。。。  柱の影の彼の表情ってば、あの時の拷問の恨みをかみ締めてるような目なんだもんな。

なんて思っておりましたら、獲物を乗せた籠がやってきたですよ。
その行く手を遮り立ちはだかる、斎藤。 わーい、殺陣が見れるんだぁ。
すーっと刀を抜き、籠屋はやりすごし、向かってくる2本の白刃を受け止め、流し、 そこで直ぐに斬らない。 
どうやら、沖田の暗殺ステージを橋の上に作る為に、内山以外は徐々に後ろに誘い出す作戦のようです。
斎藤の殺陣は、舞うようでイイなぁ。  型が決まってないけど隙がない感じで、非常にかっこよいです。
手足長いから、動きのある殺陣は見栄えがするんだよね。  大きい流れの後ぴたりと止まるメリハリが気持ちよいッス。
着物に襷をかけてると腕が見えるのがまた、腕フェチとしてはツボなのでございます。
一人で二人を相手してる斎藤、片方に刃を向けつつもう一人は目で威嚇する様も決まっております。
所で、殺陣配分ですが。 沖田と土方は、橋の上で待機、これは大ボスだからよいとして。
左之助と島田が3人を、斎藤は一人で2人。 。。。 腕前が斎藤の方が0.5人分上って事かしらん?(単純計算) 

ここから先は、神聖な決闘の場だ、とばかりに、 両手を広げて端の袂の二人の敵を通さないようにしている斎藤の後姿、
いやはや、 腕ながっ!!!!
こんなリーチの長い腕で刀振り回されたら、確かに先には進めないっすね。
つか、も、カッコイイ。 非常にカッコイイ。  男の腕大好きな上にタスキ掛けに股立ちアップの袴。
ツボ。 非常にツボに来てます、この後姿。 やー、素晴らしいスタイルです、斎藤。。。

さて。ついに内山様が籠から顔をだし、 じっと待っていた新選組代表沖田と、強制決闘でございます。
余計な者は、既に誰もおりませぬ。 舞台はすっかり出来上がっております。
土方が沖田の手を握り、GOサインを出すと、静かに刀の鯉口を切る沖田。

時を同じくして、じっと待つのが務めの近藤が見ている、美雪太夫の踊りの三味線が高める緊張感。  ナイス演出。  
あでやかな踊りと、斬り合い。 
どちらもセリフが一切なくて、 でも緊迫する空気と音が二つの場所にリンクしてるのが、いやはや、素晴らしいッスよ。


まだ人斬り経験浅いはずの沖田が、 誰よりも冷静に落ち着いてどっしりした表情を見せているのも凄いね。
まるで芹沢が乗り移ったような気さえいたします。  すっかり内山を飲み込んでしまった、静かな気迫。
最初に動いた方が負け、そんな張り詰める緊張感の中、 やはり我慢できずに動いたのは内山。 
冷静な刀さばきでその腕を斬りつける沖田。
それだけで、すっかり怖気づいたのか、内山様たら、刀を投げつけなすったー!!  つか武士の魂じゃろが刀!! 
それは武士として如何なものか。 既に負けている内山、うずくまり、みっともなく逃げようと するその前に沖田は回りこみ、
とどめを刺すべく刃を向けたその時、 内山の手にはピストルが!!!

と、飛び道具とは卑怯なり〜〜〜〜!!!!!

いくら 『刀対ピストル対決で、刀の刃がピストルの弾を真っ二つにしたというトリビア』  があろうとも、確かにアレは感動のへぇ〜!!の嵐だったけどもさ、 某ゴエモンでもない限り、そりゃ無理ってもんで、固まる沖田たち、勝ち誇った顔の内山。
激しさを増す三味線の音。 盛り上がって参りました〜〜!
そこに駈けてくる某の足元。 はっ! そうですわ。   忘れちゃいけない、斎藤さん!!  いや、忘れられていたからこそ、 そこにチャンスが出来たのでございます。  個人的怨み晴らすチャンスがっ!
軽やかに走る斎藤は、心なしかこの時を待っていたかのように、 嬉しそうでございます。
沖田がピンチ!それを救うためと言うよりも、  『正々堂々と戦う闇討ち』 てな難しい注文の為に、ボス戦は沖田に譲らざるを得なかった斎藤、 けど内山自ら卑怯な手を使って来た時点で 『正々堂々』 は破棄、 背中からだろうと、不意打ちだろうと、 も、そりゃ堂々と、先日の怨み辛み、ズキズキ残っているであろう体の痛み、 そりゃあもう色んな想いを込めまくった、
私怨のスペシャル突き、一発!!!
内山@ささきいさおさん、斎藤にだだかぶりですが、 迫力満点渾身のやられ顔、アッパレアッパレ。
後ろから突き。 でも最初に卑怯な手を使ってきたのは、内山様ですから気にしない。
まあこんな結果に終わったけど、仕方ねえな、て顔の土方。
そしてまだ殺し足りないような憎しみ込めた表情で、足元に転がる内山を見下ろす斎藤の目。
。。。他に誰もいなかったら、コンナロコンナロ、ってブスブス突付きまくりそうです。。(笑)
しかし斎藤。 あの拷問からどれほど時間が経ってるんだろうか、 顔の傷はまだ生々しいけど、
なんつーか丈夫だな!!!
そんな傷もまだ完璧に癒えてないであろう斎藤を加えたのは、 土方にも斎藤に恨みを晴らさせてやろうと言う気持ちもあったのでございましょうか。  駄目だと言われても、ついて着そうだけどね、斎藤。


最後にやっぱりオイシイところを持っていく斎藤。
今回は後半メインの登場で、しかも気付けば セリフは一切なし!!
にもかかわらず、濃厚な斎藤スペシャルだったような気がいたします。
もうさあ、これ以上ないって程、斎藤ってば、バラエティ豊かに色々ありすぎ。
今回はとにかく色気、、こういう陰湿な色気って、、何だか言うのが憚れますが、 しかし色っぽいんだからショウガナイ。。。
三谷さん。 普通にしててもにじみ出るようなオダギリの色気を、 これでもかって程絞りだしてませんか。
 勿体ないっていうか、遠慮ないっていうか、 贅沢。
(笑)
今後もどうぞ色んな斎藤ヨロシク、とテレビに手を合わせてみたい。
ご、拷問はもういらないけどね。
あとは女か。。斎藤、女は出来ないのかなぁ。。。。

やー、、ともかく今回は、、、血圧あがりっぱなしでございました。。。ふひー。。

                                                  二〇〇四年 七月四日放送 

                                           


■ 其の十六 第二十七話 『ここでは言えないナァ』 ■

出番はわずか。。3分弱。。。
ですが、先週の興奮を収めるのに丁度ヨイ?和み斎藤でございました。

久々に登場の佐々木只三郎が『見回り組』として挨拶しにきたり。 永倉が昔の友達の女とよい雰囲気になってたり。
それにしても、この伏線、すっかり忘れてたよ。。。 一体他にどれほどの伏線を張ってあるんだろうね。
全てのピースがぴたりとはまるのが、三谷脚本の面白さとは言え、 この伏線ゲームを100%楽しむには、こちらにも相当の覚悟と記憶力が必須かと。
そんな永倉に、内山の事、芹沢の事等聞かれている、つか、尋問状態の近藤さん。
その近藤の脳裏に浮かぶ、内山暗殺、新見強制切腹、鴨暗殺、、 ってどれも見てないじゃん!
あざやか鮮明詳細に浮かびすぎ。。。っ
そしてその3件全てに、土方は皆勤なんだよなぁ。。

さて時は6月5日、京都。
源さん、武田、山南、永倉、藤堂、島田、原田、そして土方、近藤と 新撰組オールスターといった面々が集合して会議中。
こんなに沢山いるのに! いないわけですよ。  勿論最初はフレームアウト@HVマジックを疑うわけですが、そんないくらなんでも そんなところでフレームアウトなんて、イヤガラセとしか思えないっ。  斎藤と旧型テレビのお茶の間に対するイヤガラセだ!  等と被害妄想してる間にも、会議を進めようとする武田観柳斎@ヤッシー。
新人なのにすっかり仕切っております。 かなり、濃キャラです。
「その前に総司はどうした。 それから斎藤。 仕事の無い副長助勤は、 全て参加するという取り決めだった筈だ。」
あっ、そういえば総司もいないね。
総司はすっかりひでちゃんと手ェ繋いでラブラブかい!!  。。。と思ったら、これは病院へ無理矢理引かれて行った模様。。
「付き合っているうちはいいんだ。 しかし女は別れた後が面倒くさい。」
「いいお言葉が出たぞ」
ハイ皆さん有難い土方副長のお言葉をメモメモ。 しかし女好きの土方も、実は京都にきてから殆ど女ッケがないっすね。
近藤の操作に忙しく、女どころじゃござんせん。
まあ総司はいいけどさぁ、それでアノ人はどこなのさ。 って所で、
その時、斎藤一ッ!


「で、斎藤は?」 土方が言うと迷わずすかさず局長、
「いいだろうあの人は。」
いいんかい! 
いきなり局長の許可ですよ。
特別扱い斎藤。
 これって。。
 この扱いの違いって。。
「斎藤さんは変わってるよなぁ、いつも1人でごろごろしてる。  寝てるのかと思ったら、目開いてんだ。」
ごろりと寝転がってる斎藤の後姿がもうね、すっごい和むわけですよ!
 これって。。
 この和みの感覚ってどこかで。。
「あれでも眠ってるらしいぞ。」
  。。。。えっ。。。(汗)
「目ぇ開いて寝るんですか?」
「路上で寝起きしてた頃の癖らしい。」
うそーん。  無駄に(笑)綺麗なつるつるお肌さらして寝ている斎藤、その綺麗な目に見とれてたのに、 寝てるのかよ! 寝てると思うとコワイっす!!  さらに、虫! 虫! ぷぃ〜〜ん、と飛ぶ虫、ぴたりと斎藤の鼻の頭に止まってるし!  けど斎藤全然動かないし!! けど虫が止まった鼻もステキとか言ってみる!
。。もうナゾキャラすぎ、斎藤。。。。
それじゃ目も乾いちゃうよ、でも大丈夫、そんな時には、アレですよ、 「きもちぃ〜〜!」 のアレですよ。 
それであんな潤んだ綺麗な目デスヨ、斎藤。
しかし目開けてても寝てるかもしれないとなると、例の818オハナバタケの時、 徹夜で待ちくたびれて皆が居眠りする中、
頑張って起きてると思って誉めた前言撤回(笑)。
。。。寝てたな、斎藤。
逆に相撲大会の回には、 目閉じて気持ちよさそに寝てたわけで、回りにあの連中がいるって事が、 斎藤に珍しく安心感を与えていたのかしらん。 そう思うと、ちょっと嬉しいカンジ。
で、斎藤の会議欠席に関しては、 『目を開けて寝る斎藤ネタ』 を聞いたところで、 何故か一同妙に感心、納得してしまい、それっきりお咎めもなく、普通に進む会議。。。。 もしかしたら拷問を受けた身体を労ってかしら、 とか思ったりもしたけども、あれから2週間以上たち、傷もすっかり癒えてるようだし。

これって。。。やっぱり。。。放し飼いの。。。
斎藤、やっぱりワンコ。 愛犬。 しかも全員に可愛がられてるよーなカンジですよ。
。。。実はそろそろワンコ扱いも、新選組として盛り上がって参りました事だし、 余り連呼するのもね、控えようかなぁ、なーんて思っていたんですヨ。  だってねえ、れっきとした成人男性ですよ、新撰組副長助勤三番組隊長、斎藤一ですよ、 ニンゲンですよって、当然ですが、まあ、そう思う事もあったわけですよ。  んがっ。 そう思った矢先にコレですよ。 
いやもうね、結局、やっぱりコリャ、 ラブリーペット、 ”うちの子” 状態ですよ。   もう迷わないっ!(笑)
  お前はワンコだ!!! (思いっきり指差して) あーすっきり。
好きなところでゴロゴロ。 それを見てるだけで和む、みたいな。 むしろそれも仕事、みたいな。  好き勝手気ままに過ごす姿を見て、ほわわーんですよ。  昔飼ってた犬を見てた時の胸キュワキュワ感。
が、勿論いざとなれば、その能力を発揮してくれるという信頼関係もしっかりあるところが、 ニャンコじゃなくてワンコなんですな。
いいなあ、あちこちでゴロゴロしてる斎藤一。 
ごろごろしてる斎藤をじーっと見てみたいもんです。  。。。寝てると思って油断してじーっと見てたら実は起きてた、 なんてこともありそうですがそんなドキドキもまた楽しいペットライフ(違)

一方、ニンゲンのお仕事ですよ。
あやしい動きがある 『枡屋』 を調べるべく、フル装備にて出動する新撰組!!
近藤局長は相変わらず悩んでたり、谷三十郎の弟を養子にいかがかと薦められてみたり、 自分を怖がる新入隊士にここいらでチョイと気さくな局長をアピールしてみようと 久々口に拳突っ込んでみたもののイマイチ受けが悪かったり、そんなこんなしてる時に、 出動した武田一同が、枡屋喜右衛門を捕獲、そしてそこに見たものはッ!!


で、その時、斎藤一!!
うん、ゴロゴロしてますとも。。。
あ、ちょっと姿勢変わってます。。
腕が疲れたのか、敷居に頭のっけて、腕だらーと前に出して 超リラックスです。  その前でコマ回しなどして遊ぶ、為三郎。
あああ、緊張がゆるむ〜。。。
ドラマのメリハリ、寒暖、っつか緩々すぎる斎藤の場面。 思わず顔も緩みます。 ほにゃら〜〜。。
ほのぼのとした、平和な空気が流れております。。。
上手に回したコマに、斎藤、ちょっと興味を示した模様。   何せ、ヒマもてあましてるですからね。。
って、他の隊士は仕事してるっちゅうねん!
ま、近藤さんの愛犬だからオケ?
と、そんな興味を示したワンコの様子に気付いたか、為三郎、コマを拾い上げ斎藤の目の前に。  八木家のおぼっちゃんが遊んでくれるってよ、一ちゃん!! よかったねぇぇ。 まだ夢覚めやらぬようなボケ表情でボーっとコマを見つめ、為三郎をチラと見。
 。。。そんな地味な反応も可愛くて嬉しい斎藤ウォッチングでございます。

一方!!
ひでと診療デートで会議は欠席した沖田も、ちゃんと羽織を着込んで見回りに参加。 が、ゴホゴホといよいよアレの兆候が。。。
枡屋の蔵で 『私が!』 見つけたという武田が示したものは、、尋常ではない数の武器火薬。  高まる緊張。
近藤局長は谷三十郎が養子に勧めた弟と本音でお話して気に入ってみたり、
左之助の ”熱烈らぶれたぁ” にほとほと困ってるおまさちゃんの相談うけてみたり。
この左之助の恋文ってば、確かにナカナカ魅力的な文字のようだけど、  『うどんのごとき肌、そばのごとき指』  って、
喩えが全部食い物かよ! 。。。ま、左之助らしいわな(笑)  でもくさいのは駄目だよね。 クサイのは!!
あのオデコに触りてぇんだよぉ、って言葉が、単純に好きの気持ちが伝わってきてすごーくイイな。
たしかに姫のおでこ、かわいいもんねぇ。  何げにお似合いだと思うが、店の食い物全部食われてしまいそうデス。
と、左之助問題解決したらば、今度は沖田になりすまして遊ぶ平助に、お説教の局長。
近藤さん、暗殺等の血なまぐさいお仕事よりも、隊士の雑用に奔走しまくってます。
けど、本当平助はいい子だよ。  いいひとすぎて、平助みたいな子は女の子に警戒されず、 つまり異性として意識されないというタイプだけどネ。。  「平助さんなら安心だものー」 とか言って、一緒に寝泊り出来ちゃうみたいな。
沖田へのコンプレックスを訴える平助を、叱りつつも励ます近藤。
「平助は平助、総司は総司だ。 あいつにないものをお前は持っている。。。」
「お前は、お前にしかないものを、これから探していけばいい。  俺も一緒に探してやる。」
近藤さん、今いい事いったよ! みんな、メモメモ。
いやあ、局長のこの、気負わない優しい励ましの言葉にちょっとウルリと来ましたですよ。
自分より出来る人が近くにいるコンプレックスって、ホント辛いもんです。。
こういう細やかな気遣いは、得意なんだナァ、局長。  けどそんな局長本人も実は悩みの固まり。 「俺も一緒に探してやる」、は 平助のいいところを探そうという意味と、自分も何かを探してるって意味があるのかも。

と、隊士の心のケアなど局長がしてる間に、屯所では捕縛した古高への尋問が始まっております。
口を決して割ろうとしない古高に、迷うことなく拷問を決める土方、戸惑う山南。  ここでも二人の温度差が。 山南さんは変わってないけど、 土方がどんどん先走って正に鬼になって来てます。。   その勢いがあってこそ、歴史に新選組の名が残ったんだろうけども。

で、古高、先日の斎藤と全く同じ様に、上半身裸で吊るされて叩かれてるわけですが。
あの時の斎藤の鎖骨や胸筋は美しかったナァ、、、 などと、つい思い起こしてしまってまた熱が上がってみたり。。。
いかんいかん。(汗)
けど、実際に拷問担当の島田が古高を叩く場面はナシ。  。。。あんなに斎藤はびしばし叩かれてたのに?!
やっぱり拷問斎藤はスペシャル映像だったのか?!
 ってそうじゃなくて。  主役の新選組が、 直接拷問かけている=叩く等 の映像は出したくないのかなあ。。。
口を割らない古高に手を焼き、斎藤を呼んで来い、と総司に伝える土方。
斎藤にもいよいよお仕事ですか?
 
って事で、その時、斎藤一。。
うりゃっとコマを投げる、あひる口した斎藤。  何だかムキになった子供みたいな顔してて、めっちゃかわいい。。  んが、コマはかつんと塀に当たって、静かに転がるのみでございます。
コマ回しになっておりません。 
コマ投げです。
コマを取りに行く為三郎お坊ちゃん。 気まずそうな一ちゃん。。。  何とも、しれーーーーっとした空気が流れております。。。
「へったくそ!!」
吐き捨てるように言われてるし!!
その苛立ちとトゲのある言い回し、相当何度も駄目出しくらってるね、一ちゃん。
在りし日の芹沢も、お坊ちゃんに竹とんぼ作ってあげたりしてたけど、 その時とのこの態度の差は一体。
  明らかに斎藤舐められてます。
「もう一回や!」
とコマを押し付けられてウンザリ顔。  これ、コマ回しに付き合わされてると言うより、  ”教え込まれてる” 状態ですな、このワンコ。
寝てりゃよかった。 下手に興味なんか示すんじゃなかったね、一ちゃん。 
。。。つか、こんな不器用な子だったとは。 ナイフ片手に彫り物してたから てっきり器用なのかと思いきや。  そういえば、あの木彫りのナニカはその後どうなったのかしらん。  この不器用さで、一体ナニを彫るおつもりなのか、斎藤。。

そこに土方さんが呼んでる、と沖田が助け舟っす。  このコマ回し訓練からやっと抜け出せるよ、斎藤。  ガキ相手にコマ回ししてホト困りの顔から、土方に呼ばれて変わる目つきがイカス。

話を聞き終わると、頷き、斎藤の肩を労るようにポンとと叩き、去っていく土方。  無言で伝える想い、渋いねぇ。
先週から、土方と斎藤の関係もナカナカ男前でイイですな。  と、そこに沖田がすかさず走ってきて、
「何を聞かれたんですか?」 と興味津々。
「1番痛い拷問は何かって、、」
13日ぶりのセリフがコレかい!
「何で斎藤さんが知ってるんですか」
「ヤクザの縄張り争いに加勢したときに、やつらのやり方を見てきた。」
と言いながらコマに紐を巻き巻きする斎藤。
「で、1番痛いのって何なんですか」
って何でか妙にワクワクしながら聞きますか、総司。。
「ココでは言えないナァ」
つれなく勿体ぶる斎藤さん。 ええ、8時のお茶の間大河の時間では言えないことですとも。
そう言いつつ、ホイッと投げたコマ、見事に回って大成功!!
やったね、よかったね、じんわり嬉しそうな斎藤の笑顔にこっちも幸せ気分ですよ。
静かに微笑んで、喜びじっとかみ締めてるようですが、 きっと心でガッツポーズ、バンザイ三唱。
そそ、肩の力を抜かないとね、コマ回しってのは。 力任せに投げては駄目です。
つか、そういう話をした後に肩の力抜ける斎藤さんって一体。。
子供の前でイイとこ見せようと気張りすぎたですかね?

そしていよいよ、巨大なロウソクに太い釘を手にした土方が戻ってきました。。
「俺が出てくるまで、誰も中に入れるな」
うわぁぁ。 どうなのお茶の間。 その道具でどういう想像しますかお茶の間。  夕飯時は、あの道具の使い方で盛り上がりますか、お茶の間っ。  もうお父さん、どうしてそういう想像するの、キモーイとか、 なんでお前がそんな事知ってるんだ、そんな娘に育てた覚えはナイ!とか 熱く親子で想像しちゃうんでしょうか、お茶の間。  拷問のやり方より、そんなお茶の間会話を想像してみたりするわけですよ。

で、斎藤さん、土方を見送りつつ  『へぇ、ホントにソレやるんだぁ、土方さん』  てな感じの表情。
オダギリのこの顔、眉尻ちょっと下げて二重きっちりになる顔、好きなんだよねぇ。
アンタもやるなあ、て土方を認めるような顔とでも言いますか。
で、まあ、『ココでは言えない拷問』って、 『逆さに吊って足の甲から裏に五寸釘を打ち抜き、 その足の裏にろうそくを立てて火をつける』 て拷問らしいけど、 最初に相当弱るまで吐かなかった古高が、 何もかも全て洗いざらい細かいところまで白状しちゃったわけですもん、 さぞかし耐えられない苦痛なのでしょうな。。
そりゃ映像にはし難いです。。。
つか、声すらもNG? それともこの蔵の防音状態が相当なんでしょか。

所で沖田が斎藤に、1番痛い拷問が何かどうして知ってるの、 なんて聞くって事は、沖田は斎藤が先日拷問喰らった事、
知らないのかな、とか思ったけど、どうなんでしょ。
とりあえず拷問されたことを知ってたら、そのことかな、って普通察するはずだけども、 まぁそこは人の気持ちが分からない沖田だからなぁ、案外無神経に聞いたのかも知れないけど、、 内山暗殺の際も、まだ顔も腕も傷だらけだったのに、気付かなかったかな、沖田。
つか、土方がぽんと斎藤の肩を叩いた場面、 「あのときは大変だったナ」 などと斎藤を慰めてるように見えたもんで、 もしや斎藤も吊るし叩きから更にパワーアップされた拷問でも喰らったのかと思って焦りました。。
あの時受けた拷問よりも、もっともっと壮絶なのを見てきたんだね、斎藤。 
斎藤が拷問から開放された時、ニヤリと笑ったのは、 この程度の拷問なんて甘い、、てな嘲笑でもあったのかしらん?
。。。いや、映像的には充分すぎるモノでしたっ。
。。。って、何で今週も拷問を語ってんだか?!(汗)  今だ先週の余韻というか、動揺が残っているのでゴザイマス。。や、 マジで、マジで。

そしていよいよ、池田屋ですよ。
来週は、本当にカッコよい「その時」の斎藤が見れるはず!!(笑) 。。。出番は少ないかもしれないけど。
。。。ま、いつものことだし!斎藤出番は量より質!! 楽みっす!
                                                  二〇〇四年 七月十一日放送 

                                           



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