■第1話 『ツユダク』。。。■

色々な期待と不安を抱えつつ、『オダギリジョー月9への挑戦』(笑)始まりました。
今回は年齢ばらけた群像劇、しかも青春、お仕事ドラマ、主演は新人さん、、、とネタは尽きませんが
司法関係全く疎いので、いつもどおりにオダギリおっかけて感想レポを綴って行く所存。
どうぞ気軽〜〜〜に楽しんでください。。


。。まあ、いきなり地震速報かぶったりしてますが(泣) 最近速報の文字がまた大きいし。いや、地震は怖いっすね。。。

再現ドラマあり、イラストあり、テロップあり、と。。、ドラマと法律系バラエティのミックス? でも、、あくまでドラマだから、そこのバランスは慎重にヨロシク。。。
で、再現イラストが(再現してるのか?)なんと五月女ケイ子さん。 BSフジでお馴染み、『新しい単位』の方。。相変わらずエキセントリックな絵デス(笑)

講議初日の場面でそれぞれの登場人物の紹介をさらりと出したり セリフもパキパキ、ポンポン場面が進むし、結構ツカミはいいかんじ。
厳しい教官役のもたいまさこ、グーよ。見ているコッチも姿勢を正したりしてね。(でも今回限りなのね。残念)


オダギリ@羽佐間旬 は久々の明るく熱血漢なキャラクターと聞いていたけど、どうやらボケ役でもあるみたいね。
「死刑だ。こんなワイセツな男は死刑に処す!」て。。
熱いというよりアホですな。子供かよっ。。。ベタだけど好き。
だがボケてる以上は誰かに突っ込んでもらわないとスベルわけで。。
まさかツッコミが堤さんとはっっっ!
そう来ますか。。。グーです。
その堤さん@桐原勇平。固苦しいキャラクターかと思いきや、妙にオチャメな男のようですな。
ハブにされた?8人が2次会の場所を求めてさまよう場面のそれぞれのモノローグが面白い。
モノローグて、使いすぎは手抜きぽく感じちゃうけどこーゆーのは歓迎です。
北村さんの「下着だろ?」にウケ。(過去自分も魚屋のオッさんに言われた事あったっけ〜。笑)
これからのドラマのメインになると思われる8人で討論する場面、 なんせ8人て大所帯、均等にセリフを言わせると流れが散漫になりそうだし中々難しそう。 が、ココは是非頑張ってほしいです。
動きがない分、とにかくテンポのよい掛け合いで魅せてほしいな。
こういうシーンは舞台っぽいね。 脚本の人は舞台の本は書くのかしらん。。そういう人だと面白くなりそうなんだけど。
しかし「B子さんはそんな人じゃないっス!」って羽佐間くん。。 どうも感情移入しすぎる人なんですな。
想像力豊かすぎ。。いや、もはや妄想。
「それより道に迷った、二次会には行けない!」 と2次会の場所を知らないのをゴマカシつつも堂々とした仁王立ちの後ろ姿、、堤さん、ナイスキャラ。

が、まあ8人力を合わせた解答は間違いで。
「田中君の模範解答を読め」と嫌味タップリ言われたのに 素直にちゃんとコピーさせてもらって配る羽佐間、カワイイじゃん。
1人でやった方が無駄がない、と拒否するツツミに
「つゆだく知らないクセに。」
と突っかかったかと思ったら、クシャッと笑顔になって
「。。。や、いーじゃないですか、一緒にやりましょーよ!」
いやもー、この一瞬のね、間と、クシャ笑顔が脱力する程ラブリー(照)です
こんな顔で言われたら断れないッスー。人なつこいハザマ、今回も犬系オダギリですな
が、桐原はこんな笑顔に無反応、(反応するのはオダギリファンだけかい) その微妙にどーすんだ、て開いた間をすかさず埋めるのが、松雪さん@森乃望。 桐原と望の関係もまたイイかんじだし、流れが止まらなくてグーよ。

まあしかし。『きっかけはツユダク』みたいな?つゆだくワードでこれだけ会話と関係が広がるのも面白いな。
ココで再び討論シーン。
もはや私の個人的見どころは、桐野vs羽佐間。いやもう、なんだこの二人っ。

「Y子さんは嘘をつくような人じゃないですっ!」
「またかよ!」
「Y子さんのようなカヨワイ女性は、、」
「か弱い、なんて書いて無いだろ!」


間に挟まったミムラさんの背中越しに言い合いする二人。。。いや、面白い。いいじゃん、いいじゃん♪
と見ていたんだけどもねぇ。。

「月々いくらづつ返せって言われても何%になるかって計算、その場じゃ出来ないでしょ〜!」
「それは君の場合、、本当アホだな」
「なぬぅ〜〜!!!?」。。。。。。

ぎゃー。なんだよ、なぬーーーって?!!!いつの時代のセリフですか。。。
脚本を責めるべき?そういうキャラのハザマに引くべき?!言う?ナヌーて今いう?!
(なんて、、オダギリアレンジだったらどうしようっ。。汗)
でもハザマのアホヅラがおっかしーからヨシ(結局イイのかよ!)

そうそう再現フィルムのY子さんの証言読み上げるハザマ
「待ち伏せされてぇ〜〜、わたしもうぅ、怖くてこわくてぇぇ〜〜」
ギャル読みかよっ。
でもオダギリが言うと何故か違和感が余り無い。。。。いいんでしょうか。(笑汗)

所で。それぞれのキャラが立ち始めている中、見た目の存在感が強烈な 我修院@六太郎 がまだ生かされて無いよ〜。
ていうか、、、
誰かマユゲに突っ込みしてやってくれ〜!モノローグでいいからっ!!
フツーにオカシイだろう、あれは。
映画だと「ぶっとびキャラ」で異様な存在感を持つだけに、普通の場所にいる我修院をどう使うのか楽しみだったんだけど。。。 テレビでは馴染みのナイ強烈なあの眉毛には突っ込んどかな!!
もったいなーい。我修院もったいなーい。
ただ、あのテンションが上がると出てくる”ヒロミゴーボイス”の面白さって果たしてテレビで伝わるんだろうか。。。
アレがオッカシイんだけどなあ。

で。望姐さんを愚弄した桐原につかみかかるハザマ。 最近1ドラマ1バトルは必須なオダギリ。
や、元ヤンだからアリなんでしょうけど。
「そーゆーのよくないっすよ!」
けど素直にすぐ謝る。イイヤツ。案外、、ムッとして出て行ってしまったツツミよりソコは大人なのかもしれない。

さて、気を取り直して。。『ツユダク』について論じよう!(違)
にしても、お腹が空きません?ツユダクツユダクって。。
ここでクイズ。◆一体何回ツユダクって言ったでしょう。◆
終いには本当に買ってきちゃうし。。吉牛、食べたいなあ。。 ウチの近所には何故か松屋しかないんすよ。てどーでもいいか。

牛丼の匂いに誘われて(誤)戻ってきたものの、忘れ物があっただけだ、と帰ろうとする桐原の前に立ちふさがるハザマ。
黙って牛丼を突き出す。避けようとすると、さらに胸元にググイ、と無言で押し付け。
いや〜、コレ、、もう2〜3度しつこくやって欲しかったけど、それじゃコントになっちゃうか(笑)。
押し付けられた牛丼越しの堤さんの表情てば、キョトっとした目してて 何だか可愛かったよ。ココでは完璧ハザマのが大人びた顔してたネ。
言葉はいらない、そこに吉牛があれば。て事で折れる桐原も結構いいヤツ。
でもってツユダク試食会。
毎度ながら、オダギリておいっしそうに食べるよねえ。 マジで腹が減っていた、に5000ギョク付き。

現代っ子らしくダルーそうにいつも携帯プチプチしつつ「新しい恋をしようかなー」と言う奥菜恵@松永鈴希に
「恋なんてしてる場合じゃないッス!!」
と男らしく言い放つはざま。よく言った!(まあ口だけでしょーが)
いや、こちらも本気でドラマ的にはその意気込みを激しく望んでいるッス!!

さて再び討論。
Y子さんに必要以上に感情移入し庇い続けていたものの、やっと疑問を感じてきたらしい羽佐間。

「ん〜でもねえ、Y子さんチョット話を膨らませて話す所がありますからねー。 話6割位引いておきますか!
「引くな勝手に!!」
「俺は今、Y子さんを守りたくても守ってあげられない板挟みの状態なんでスよ!」
「何と何の板挟みだよ!!」

と、例のコンビの調子も上々っす〜!
が、電報による脅迫罪が成立の余地が出てきた所でY子への思いが復活、
「Y子〜〜〜!!!!」
って。。羽佐間。。。(冷や汗)誰かツッコミを〜〜〜!  うわあーん。
更に「俺が守ってやったぞー!」
にも是非、、、、。ひとりにしないで、桐原サン。。。。 ツッコミのないボケは寂しいのよ、サムいのよ、切ないのよ。
仕方ないのでテレビの前でひとり、「またかよ!」と三村ツッコミしてあげましたとも。。(非ミムラ)

と、まあココまではテンポよく、面白かったんですが。。
最後の最後に、オペレーターの話が。。どうにも唐突。。。
主人公のミムラ@楓由子がオペレーターの仕事の時に感じていたクヤシサをそこに投影したかったんだろうけど、 無理ありすぎじゃないかなあ。 もっと辛らつなメッセージや、わいせつな言葉なら、コチラもオペレーターの気持ちに同情もしますが、あの程度では、、。 妙に感傷的になってる楓に、逆にしらけちゃったというか。 それを皆が同じような顔をして聞き入っているのもちょっと不自然。
せっかく8人も個性バラバラの人間がいるんだから、ソコは旨い事微妙な反応の違いを見せてほしかったデス。。 『名も無い人間の気持ちも考えた司法』を目指す優しい楓を演出したかったのかもしれないけど、何だか逆効果。
最後に8人がミムラに賛同して立ち上がる場面もいきなりな展開でちょっと引いた。。。
コレ、討論の時に皆に反論されたけどレポートには書いてしまい、教官に「オペレーターの事まで書いたヤツがいる」と言われ 「ああ、また私だけやっちゃった」と凹む楓、ところが実は8人全員書いていた、なんて展開だったら、 その後の団結もアリだったような。。。気がします。
『仲間です!』ていきなり言われても、もたい教官じゃなくても面喰らうわ。
まあ元ヤンの羽佐間が言うのはイイと思うけど。ツッパリ君て『仲間』て絆に対する意識がとても強いもんね。
、、、まあでも、まだ1話だし、この後の流れ次第かな。


兎に角、このまま均等に8人のキャラクターを丁寧に描いてほしいな。。
羽佐間が楓におばあちゃんの手作りのシオリを渡す場面はちょっとイキナリな感じがして『ムリムリだなあ。。』と思ったものの、 でもまあ、新人のミムラさんのオドオドしつつ必死で真面目なキャラクターはそんな事もしたくなるかな? て雰囲気があって、まあ、アリかな?許容範囲かな。。
討論シーンを思いきってメインにしちゃって、いっそ『HR』のように舞台っぽいノリで 魅力の有るセリフの掛け合いで展開していったらひと味チガウ面白い月9になりそうなんだけどな。
どうか普通の恋愛ドラマになりませんように。 

しかし『月9ブランドの神話』を未だに信じてる人ってどれ程いるのやら。
さらに、今回フジさんは「新人がヒロイン!」と言う部分をやたらプッシュしてたみたいだけど、、、 そういうのってマスコミ的にはネタになるのかもしれないけど、最近は素人とプロの境目が曖昧だから、 視聴者的には、それが一番の見どころには成り得ないような気がするよ。
けどミムラさんは嫌味のないかわいらしさで、イイ感じすね。
ともかく、せっかく個性的な役者をゴチャっと集めたんだからそれを生かせれば凄く面白くなりそう。
クルクル表情が変わる明るい羽佐間のキャラクターも(敦史以来かな?)スッゴイ楽しみ。
クルクルヘアも自分は全然オッケー。いやむしろもっとダサくても良かったナァ。
元ヤンの割にシャツとかスーツが何げにオシャレなのがなあ。や、カッコイイんだけどさ。
(ついでに視力が悪くて分厚いグリグリレンズの黒ぶちメガネかけてたら更に萌えたかも?!笑)

そうそう、エンディング、いいねえ。短ラン赤T金髪ダックテールオダギリのとび蹴りに萌えっ!
本当は荒れていた頃とか、おばあちゃんとの約束とか、、ドラマの話の中で見れるかなあ、と楽しみにしていたので、
ちょっとガックリ〜。ま、そんなのイチイチやっていたら1クールじゃ終わらないもんね。。
なんせ8人だから。。。
でも少しでもこれからの話の展開に絡めていってくれないかな、とコッソリ期待してます


                                        (2003/10/6放送)

                                       





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