■第11話 『アホヤンズフォーエバー。』■

    ついに『最終回』のビギナーです。
    視聴率とか色々地味だったみたいだけど、そんなの関係ないもんねっ。
    最後の最後迄アホヤンズと一緒に法律のお勉強を楽しみたいと思うわけです。
    で、最後のレポは開き直って長い事此の上無し(汗)。。目薬さしつつ、どうぞ。。。ペコリ。

◆2回試験。
いよいよ卒業試験である2回試験。
余裕で終了時間を待つ桐原と、ギリギリまでペンを走らせている羽佐間。。
「試験時間は終りました。ペンを置いてください。あってはなりません!あってはなりません!!
と教室に響き渡る『あってはならない』コール。
ややタイムオーバーながらも何とか終了し、満足そうな顔。あとは結果を待つのみ。

◆泣き虫さん。
先週の桐原とのちゅうのおかげで旦那が焼きもちをやいてくれて、イヤリングをゲットした黒沢さん。夫婦円満でニコニコ。
よかったよかった。まあでもこれだけ綺麗な奥さんならイヤリングでも何でもプレゼントしがいがあるってもんだ。
そんな黒沢は桐原に結婚をお薦め。強がる桐原に
  「本当は泣き虫さんのくせにぃ。」
すっかり弱味を握られて泣き虫レッテル貼られちゃった男、桐原。。。

◆司法ケーキ?
いつもの寮の食堂で、2回試験終了をひっそり2人で祝う楓と羽佐間。
何もそんないつも薄暗い寒そうなところにいなくてもねえ、、、と思うのですが。
もしかして下手にお互い意識しだした為にお部屋にはいけなく?そこまでウブ??
最終回でも部屋着モードを見れたのは嬉しいけど、贅沢言うと最後にもう一度洗い上がりのくるくるヘア前髪アリ、を見たかった。 だって服装はリラックスしてても、髪型が全然リラックスしてないんだもんなあ〜(笑)
収録時間がギチギチだったのかもしれないけど。ああ、洗いたい。洗い流したいよ、あのギトギトのヘアワックス。。。
                            髪、痛むよ。。。。。

かんぱーい、して一息ついて、ふと羽佐間が質問。
  「なんで君は司法試験目指したの?」
そうそう。それだ。某テレビ雑誌によると、楓にはまだ知られていない過去があるという。。
”楓を法の道へ向かわせるきっかけになった『過去』が、ラストを前に重くのしかかる by山口P”そうだし。。
これは注目です。羽佐間と一緒に耳を傾ける1視聴者。
。。。。あれは、、会社の帰りにお料理教室に行った時。。。フンフン。何か事件があったのだろうか。騙されたとかかな。。 シフォンケーキ。ふんふん。。が、いきなりシフォンケーキと言われましても、バリバリ試験モード直後の羽佐間の脳味噌に浮かんだ言葉は 『司法ケーキ』。。。ほろ苦い人生の味のケーキなのだろうなあ。
『ラップに包んで冷凍すれば保存がきき、解凍すればいつでも食べられる便利で経済的なケーキ。。。司法ケーキ。。??』
甘いケーキのお話を眉間にしわ寄せ、片手にお酒で神妙な表情で聞く羽佐間。
ドラヘモンの暗記アンパンみたいな?
『はい、司法ケ〜〜キィィィ』(大山のぶよボイスで)みたいな??ソレを食えば六法全書頭に入るケーキ、みたいな??
。。。で?たまたまお料理教室の横で、『市民の為の分かりやすい法律講座』っちゅーもんがやっていた、と。フンフン。。で?? 気が着けばシフォンケーキでなく、楓の手には六法全書が。。。。
「自分でも不思議です。」  。。。。以上。

。。。そ、そんだけぇ〜〜??
山P〜〜!?重いどころか、シフォンケーキなんてフワッフワで軽いんですがー?
きっかけはシフォンケーキ?。。。つーか、きっかけにもなってないよ。。。
「。。。ってそれがキッカケかよ!」とか突っ込め羽佐間。
羽佐間って桐原には突っ込むのに楓のボケには一切突っ込まないのは何故。

。。もうキッカケはいいよ(諦)。で、これからの進路。羽佐間には検察官にむいていると言われたけど、 自分が法律の勉強を始めた頃の初心に戻って弁護士を目指したいと言う楓。意志がはっきりしてるんだよね。
この強さは一体何処から。楓って結局アホヤンズの中で一番のしっかり者なんじゃないかしらん。
。。。所で楓の話をじっと聞き入るハザマの表情、ライティングも手伝ってやけに凛々しかったなあ。 目もきょとっとしてて綺麗で可愛いんだな。 ついでに首筋から、チラっとみえる肩の付け根が、今回のセクシーポイントであったとコッソリ言っておきますか。 ええ、最終回もオヤジ目線バリバリです。。 椅子に両足のっけたお行儀の悪いポーズもツボでございました。
  「そっか。。。初心に返るか。。。じゃあ君も、俺と同じバッチつけるんだね」
この子にはアドバイスは必要無かったのね。。先日、弁護士と検察官という立場になったら負けないぜ! みたいに燃えていたのに、ちょっと拍子抜けでございますな。

そんな羽佐間の為にクリスマスプレゼントを探してる楓。
この楓のファッションも女の子らしくて似合ってるね。普段のスーツが地味なだけに意外な可愛さに気付きますなぁ。
のんびり目をキラキラさせて雑貨を楽しんでいると、後ろからせかす鈴希の声が。。慌てて適当〜に選ぶ楓。
  「これにします!」
。。って羽佐間のイメージはオモチャ消しゴムなのか?!。。。妥当かも。
  「羽佐間くんにあげるんでしょ。。羽佐間くんは、、子供かっ?!」。。やや子供かも。。
そうか楓へのツッコミ担当は鈴希でしたな。 鈴希にしてみりゃ楓も羽佐間も突っ込み所満載ですもんな。
  「大手法律事務所に行こうとしてる大人だよ?」
  「大手法律事務所?」
意外そうな楓。
羽佐間の大手法律事務所目指す発言の時には楓はバームクーヘン事件で取り調べ受けてカツ丼食ってたんだっけ。


◆いじめっこ、いじめられっこ。
その羽佐間。
研修所の表の柱の下にしゃがみ込み、ショボン。。と全身でショゲまくり。
そのままお持ち帰りしたい程ちんまりしちゃってカワイイっす〜〜。 ショゲオーラ出しまくりの羽佐間を桐原が発見。 見つかっちゃった羽佐間。
「その顔は、、、2回試験上位5位以内に入れなかった己の無力さにウチひしがれている顔だな」
桐原の言葉責め攻撃に、上半身だけがグー、、っと逃げて行く羽佐間。。
「。。。人の顔の説明しなくていーですよ。。。」
「駄目だったんだろ。」
「けど、、上位30位以内には入りました。。」

上位30位でも充分凄いんだけどね。。
「上位5位以内じゃないと、大手法律事務所には相手にされないんだろ?」
何も言い返せず、思いきりスネ顔で下を向くしか出来ない羽佐間。 あー。。もう顔がニヤける程カワイイ。。
「。。お前なあ。先方はわざと無理難題言って、お前の方から諦める様仕向けてるんだよ。 もしくは、先方の担当者がお前の事からかってイヂめてみただけだよ。イヂメてる方は虐めてると気付かないから イヂメが拡大して俺の様ないぢめっこに迄更にお前はいぢめられるハメになるんだよ。」
楽しそうね、桐原さん(笑)
尤も、そんな責め責め言葉攻撃喰らってるいじめられっこ羽佐間のクルクル変わる困り顔みてたらさー、、いじめたくもなるわなー? だって可愛いんだもんさ。カワイイしつこい?だって可愛いんだもん〜〜。何しろカワイイ!
「人が落ち込んでるのに、よくそんなペラペラ喋りますね。。。(凹)」
「授業が始まるぞ」

イジメて楽しんでいる様にしか見えないけど、桐原なりの”励まし”だったのでしょう。。 が、羽佐間はしゃがみ込んだまま動かない。首をかしげて膨れっ面して、もう拗ねただだこねっ子供状態。
構ってオーラ出し過ぎ羽佐間!そして構いたい!(笑)

◆お父さん〜。
鈴希にクリスマスプレゼントを差し出され、
「私は、、妻を愛してるんだよ。。」
ええ?最終回に不倫展開か?と思いきや。ナイナイ。
  「アンタにじゃないよ!娘さんにだよ!。。娘さんに励まされて司法試験受けたんでしょ。
  アタシが崎田のオヤジに出会えたのも、娘さんのおかげだから。。」

口は悪いけどやっぱり鈴希てば可愛いトコ有る。。法律一家では崎田さんみたいな、ちょっと情けなくも愛嬌の有る 愛すべきお父さんや家族の空気がないのかも。。 鈴希がつい生意気な口を崎田さんにきいちゃうのも、一方で甘えたい気持ちがあるからなんだろうなあ。
雰囲気が解れたところで、照れつつ”娘さん”の名前を聞いてみる鈴希。
  「名前なんつーの。」
  「キミのお父さんの名前は?」
  「ほっとけ!!」

。。。やっぱりまあ、、、ちょっと口はキツいかな。。

◆おめでとう田家さん
苦節18年。田家さん、裁判官に内定!すごいねえ。裁判官て本当凄い。
アホヤンズのキレイ所に囲まれて照れ捲りの田家さん。周りの修習生が目を丸くして注目してるのもオカシイ。
最初に田家さんが、裁判官希望だと言った時に笑いが起きていたっけね。見返してやったのが爽快。
  「日本の法曹界も、大きな転換期を迎えているんだねえ。。」
とその様子をみて感慨深げな崎田さん。
しかし裁判官って、色々大変みたいですな。 逆恨みをかわれる事もあって、電車のホームに立つ時は絶対白線よりかなり離れたところに、とかって本当かしらん。 なんせ田家さん、一度みたら忘れられない顔だからなあ〜〜。

◆再びもたいまさこ登場〜。
第一回に登場した、きびしい沢口教官@もたいまさこさんが再び。もうアレから3ヶ月たつなんて早いもんです。
尤も、ドラマの中では1年半たってる筈なんだけど。。どうも月日や季節はわりと適当みたい。。 2回試験だって本当は6月でクリスマスのわけない、と。。、ソコはまあ、ドラマの世界ですので、、。
無断欠席してるアホ、、どうやら桐原と羽佐間はあの後授業に戻ってこなかったみたい。
さて最後まで五月女さんのイラストも絶好調に暴走してます。イラストと同時に小さく遠慮気味に聞こえる声 「カニカマじゃないの。。」「ししゃもかよ!」て声が妙に気持ち悪くツボ。 さらにイラストの口からまっすぐ飛び出るカニカマやらシシャモやらもツボ。キモツボ(笑)

最後の課題は、『マグロの不当表示事件』
最後の最後迄、やっぱり課題討論中心のドラマ展開とは〜。。もうここまで来たら付き合いますとも。ええ。 行列のできるウンタラドラマ版だろうが、ザ、ジャッ●再現ドラマだろうが。。。付き合いますとも〜〜。 そしてオープニングタイトルのアホヤンズの表情に、早くも淋しさ込み上げたり。だって皆イイ顔してるんだもん

◆大好き桐原さん。。(笑)
最後の大物ゲストもたいまさこ教官の講議をサボった桐原と羽佐間は公園のベンチに。
イジけ羽佐間を放っとけずに、一緒にいてくれる桐原兄ィ。
  「大手法律事務所の担当者にもう一度会って、俺の熱意を伝えてみます。」
  「熱意だけで就職が決まれば世話ないよ」
  ウッ。。今の時期痛い一言ですなあ。
  「じゃあ!熱意だけじゃなくて!情熱と熱い想いも伝えますよ!」
  「熱意と情熱と熱い想いはどれも同じだろ!アホッ!」

凹んでいようと容赦ないツッコミ。さすがいじめっこ桐原ですわ。
  「。。。もう〜〜。。桐原さんオレの事嫌いなんですかオレは好きなのに
。。さらりと(笑) つかそう言う問題じゃないだろう。
  「そういうふうに感情面でのみ訴えようとする所が企業を相手にする弁護士には向いて無いってんだよ」
。。媚びたって、変わらず手厳しい桐原兄ィッ。
  「向いて無いかどうかはやってみないと分かりませんッ」
  「今のままのお前を欲しがっている弁護士事務所は他にあるだろう。望まれて就職した方が力を発揮できる。。」
  「俺はァ、5年後の自分を見据えたいんですよ。」
  「5年後の自分より、今の自分を見据えろ!」
  「うん、諦めません」
  「。。もう見据えたのかっ」
って思いきりズッコケる桐原さん、、オチャメすぎ。
  「成績だけじゃなく、俺がどういう人間かを分かって貰った上で、採用不採用を決めてもらうよう頼んでみます!」
どう説得しようともどうやら羽佐間の決意の前にはのれんにヒジオシのようで。。案外頑固。
が、説得を諦めた桐原が鞄から取り出したのは分厚い封筒。
  「大手法律事務所が扱った資料を手に入れた。お前だったらどういう戦略でこの事件を勝訴に持ち込むか、
  起案を書いて大手法律事務所に持って行け。感情面のみに訴えるのでなく、
  お前の弁護士としての手腕を見せてやるんだっ!」
  「桐原さん。。」

感激してウルウルの目で封筒を見つめる羽佐間、おまえならやれるな?そんな熱い目で見つめる桐原に。。。
  「俺の事すきだったんですね?(はぁと)」
。。。。羽佐間くん。。あなたのお尻に思いきり振ってる犬のシッポが見えましてよ。。
  「しっかり取り組め!!!」
  「ハイッ」

喝を入れ去って行く桐原。つか羽佐間の為にわざわざ資料を用意していたんじゃない〜。 口では散々ツッコミつつも、羽佐間の頑固な所もわかってて、用意周到世話を焼いてくれる桐原兄。。 羽佐間の事、やっぱり好きなんだね!(笑)
だって放っとけないもんなあ、あんな青年。 すっかり情が移っちゃったかな、桐原さん。

その桐原のくれた資料は『何不自由なく優雅な生活をしていた被告人A(大手法律事務所が顧問をしている会社の 一族の息子)がある日突然住居侵入罪・窃盗罪で逮捕、本人は無実を主張。』というもの。
はざまはこのボンボンの無実を立証する起案を書かねばいかんのですな。

◆放課後自主講議も終了?
野佐木教官の面接の後、慌てていつもの講義室に走る楓。。。が、ソコには鈴希だけポツン、と。 森乃、崎田、黒沢は就職活動、田家さんは刑事裁判の教官と飲みに、羽佐間と桐原はサボリ。。 マグロの課題を皆でやろうと思っていた楓だけど、その課題はもはや2回試験も乗り越えたアホヤンズの一同には いちいち全員で討論するまでもなく。。。成長したのはイイ事だけど、何か淋しい楓。

◆大人カップル。
講議をサボった桐原に課題を説明する森乃。ニセ表示でだまされたと主張する消費者。
が、こんなしっぽりしたバーのカウンターでマグロの話じゃあ色気ないワケで。
  「騙す行為自体は犯罪じゃないだろう。たとえばキミが俺に、結婚しましょと騙してこの店につれて来たとしても、
  それだけでは詐欺罪にはならない。」
  「。。その前に。アタシがアナタに、結婚しようなんて言うわけがないわ」

暫しの間。。。そして目を細めて「なにさ」「なによ」てな顔の2人がめちゃツボ(笑)!
。。。いいカップル。。というよりコンビ。。。
そんな桐原は元検察官がやっている弁護士事務所に内定済み。が、森乃は結局北海道行きもおじゃんになってふりだしに。
森乃の過去は相当重いみたいだ。実力はあるのに。綺麗なのに。(それは関係ない?)。

◆若人カップル。
毎度ハザマ待ちの食堂で起案を書いてる楓(笑)。羽佐間が帰ってくると当たり前の様に、
  「おかえりなさい」
  「ああ、ただいま」

ってすっかりなんか新婚夫婦ごっこかと。オフロにする?ゴハンにする?みたいな。
タタタと羽佐間に駆け寄り、”課題の白表紙@マグロ”を渡し、一緒に課題について話し合わないかと誘う楓。
が、今回は羽佐間もいそがしいのさ。
  「あぁ、、ゴメン!オレ、今日ちょっとやんなきゃいけない事があって。。」
乗ってこない羽佐間にちょと意外そうな顔の楓。
  「大手法律事務所に持って行く起案に取り組まなきゃ。。」
  「どんな内容ですか?手伝います」

。。。って楓、よーくかんがえよー。就職は大事だよー。うーううー。。。
  「いや。。キミには関係ないから。ひとりでやんなきゃ意味ないから。。。ゴメンな。。」
てものすごく気を使ってる羽佐間。。楓も少しは察してホシイ。。
  「がんばってください。」
て応援してるけど、本当に今の羽佐間の気持ちと状況が分かってるのかなぁ。 相変わらず近くの人には鈍感つーか。。

◆森乃姐さんの過去
もたいさんに続いて、再び登場は室井滋さん。これで小林聡美さんもいたら、恩田3姉妹@やっぱり猫が好き 勢ぞろいだねえ。 脚本が三谷さんだったらあったかも?
  「あっ!一見イイオトコ!!」
と捕まった桐原さん、森乃がヤの道から抜けた理由を知る事に。
『覚醒剤を少年少女に売りはじめた組に我慢できず、六法全書を片手に匿名で警察に告発し、組と男を裏切って堅気の道に。。。』
今日子は「自分も裏切った」なんて言っていたけど、自分だけは裏切らなかったて事だよね、森乃さん。 そんな森乃を
  「どうしようもない世界から這い上がった、1人の人間として尊敬してるよ」と桐原。
今日子も這い上がる気で頑張ってるみたいで良かった。 いつか続編なんて見る機会があったらまた今日子さんには生まれ変わった姿で登場してほしいかもです。

◆黒沢ママ。
お勉強終ったら、一杯遊んでね!とちっちゃい娘さんに言われて戸惑う黒沢ママ。。
。。しかし、司法試験目指した理由は色々あるのかもしれないけど、こんな小さい、一番母親の愛情を欲する可愛い時期の娘がいて、 経済的に苦しくて仕事を探していた訳でなく、自分のスキルアップの為に司法試験というのは、無理があったのかな。

◆意気投合。
こちらも迷い中の崎田さん。給料の安い人情派のボス率いる事務所か、給料のイイ冷酷なボス率いる事務所か。。
一緒に話を聞いてるのは、「あってはならない」の山本さんですよ。しかも娘の事で意気投合。
山本さんも、崎田さんと同じ高校生の娘がいたとは、これまた新事実。思わぬ共通点に笑顔全開の2人がオカシイ。。
  「思春期の娘を持つと、色々悩みはつきませんよねえv」
なんて言いつつ、ふたりとも娘が可愛くてしょうがないかんじ。 事務所でお茶でも飲みながら、写真の見せ合いっこしましょうと、いそいそと2人並んで嬉しそうに。
「娘さんの名前は?」「おたくの娘さんは?」「いえいえどうぞそちらの方から。。」
。。。って結局崎田さんの娘さんのお名前は謎のまま?!気になるよ〜。

◆そして誰も来なかったアホヤンズ恒例放課後討論集会。
いつものように、8つ机を並べて、いつもの自分の席にポツン、と1人っきりで座ってる楓。
毎日のように討論していた頃の声や場面が出るとこちらまで淋しくなりますなあ。。。
  「。。誰も来ませんね。」
と、買って来たマグロをとりだし、ひとりで検証を始める楓。
それより、一体どれくらい待ったのか、気になってしょうがない、常温で放っとかれたマグロ。。。
楓は『消費者は関係ない』という部分がひっかかってしょうがないみたい。 名もない人の声を大事にしたい楓には、末端の被害者を切り捨てる事はどうしても出来ないんだね。

◆給料の何ヶ月分?
また例のバーカウンター。森乃に小さなケースを差し出す桐原。
  「渡せなかった誕生日プレゼントをクリスマスプレゼントと名称を変更して渡す事にした。受け取れ。」
こういう理屈っぽい言い方が好きだなあ、桐原さん。かわいいよね(笑) 一応中身を確かめてみるけど、そのまま受け取らず元の場所に戻した森乃さん。中身は勿論ケシゴムのわけなく、指輪。
  「渡せなかった間に、寝かして、熟成させてみたんだけど、、、おれたち結婚するってのはどうだろう」
とストレートにプロポーズ!さすが百戦錬磨(と思われる)桐原。大人でございます
  「結婚してみないか」
  「離婚を前提に?」
  「君になら裏切られてもいいよ」

と、森乃の指に指輪をはめ、
  「俺の特技は、惚れた女の指輪のサイズを当てる事だ。」
  「貴方の女遍歴を伺い知る爆弾発言ね。」

なーんてさー、もうすっごいキザなセリフの応酬なんですけど、コレが全然違和感がない。本来ならこんな ちょっと前の『とれんでぃどらま』みたいなセリフ、うわあああタシケテー!!って床を掻きむしって身悶えする所ですが、 何故かこの2人だと全然オッケー。むしろアリ。むしろ、どんどんやっちゃって。てカンジ。 テンポもいいし、空気が大変ヨロシイです。 もうすっごくお似合い。堤さんと松雪さん、うまいよねえ。

◆メリクリよりも今は起案なんだよ楓ちゃん。
桐原に貰った資料の起案に必死で取り組む羽佐間。今が正念場だし、桐原の思いも無駄にしたくないしね。。。 そこに楓が御訪問。楓の姿を見ても羽佐間、心は起案に。。。しかし、いくら大変な時とは言え、仮にも好意を寄せてる 女の子が夜に訪ねて来た時の反応、顔じゃございませんなあ。そんな硬派な所だけにささやかに元ヤンキーのなごり?
  「沢口教官に出された課題どうしました?」
その白表紙は今羽佐間が必死に取り組んでいる桐原課題の下に埋もれてマス。。ちょっとバツの悪そうな顔。
  「私、やっぱり皆の意見が聞きたくて。」
  「じゃあ、、明日話そっか。。皆には、俺からいっとく。。」

良かったぁ〜、と嬉しそうな楓ですが。。。あの。。。羽佐間は今将来をきめる課題に取り組んでいるですよ。
察してチョウダイ。さっき、聞いたよね、大手事務所に持って行く起案をかかなきゃいけないって。。。
  「あ、そうだコレ、クリスマスプレゼントです。」
  「そっか、クリスマスだ!」
クリスマスとかはしゃいでる場合じゃないし。
  「ケシゴムじゃありませんよ。。(誰に言ってる)万年筆です。」
  「ありがとう。」

とアッサリ受け取りつつ、既に身体はドア閉め体勢(笑)。桐原さんのくれた課題が俺を呼んでる〜〜。。てか。。
  「メリークリスマス」
  「メリークリスマスv」
  「じゃあまた明日」
  「また明日」

バタン。。。。。
あっさり〜。本当に一番ワクワクする恋愛初期とは思えないこの素っ気無さ〜〜。
閉め出された感じの楓がちょっと可哀想になりつつも、、今回ばかりはホント、仕方ない。つーか、、
つーか。空気読もうよ、楓ちゃん。

◆姐さん!!!
森乃と黒沢が並んで歩いていると、華やかですなあ。 そこに検察官の内定をもらった鈴希が。森乃にむかっていきなり
  「姐さん!!」
慣れないスゴミ入れた声がかわいらしいッスよ。
  「姐さん!と呼ばせて下さい。検察官に、なるんだね。」
暴力団の覚醒剤の密売の告発をしたのが森乃だと言う事がわかり、とある検察官が異例の抜擢をしてきたらしい。 弁護士以外の道は無いと言われていた森乃だから、この検察官への抜擢は喜ばしい事なんだけど、、

***ふーふー。ちょっと休憩***


◆ぶちきれた楓。
マグロ討論の為に集まった講義室で、森野の異例の抜擢を喜ぶ一同。でも桐原だけ猛反対。 検察側は森乃の過去や人脈が目的だろうと邪推する桐原。深読みし過ぎと言われても、まあ桐原はもちろん心配なんですな。
  「それでもいいじゃないですか。過去もひっくるめて、全部自分なんだし」
自分も過去の素行で道が限られてしまっている羽佐間は森乃の抜擢をもちろん大喜び。
  「犯罪目的の為に過去を利用されたとしてもそれは不本意な事ではないと、、」
  「それがコイツにとってどういう事かわかるか。この先ずっと、元暴力団の内縁の妻というレッテルを貼ったまま、
  生きて行く事になるんだぞ。過去を断ち切ったこいつの思いはどうなる」
  「かわいそうだからやめろって言うんですか?。。。素行不良の過去をもつ人間が検察官や裁判官になれるわけがないと
  言われた事があります。俺は森野さんが検察官として抜擢された事を誇りに思います!」

今迄カワイソウ、という考えを一番嫌っていた桐原が、逆に羽佐間にカワイソウという感情を批判されてしまってるんだなあ。 立場逆転、惚れた男の弱さでしょうか。 逆に大手法律事務所を目指す羽佐間は、ささいなキモチを振り払ってどんどん見つけた道は進んで行くべきだと、 ちょっと成長したかな。。
しかし、せっかく久々に8人集合したのに、何だか気まずい雰囲気。
まあ、そういうすぐもめ事になっちゃう辺りも、アホヤンズらしいっちゃ、らしいけどねぇ。
  「マグロの不当表示事件について話しをしませんか。こういう時こそ、皆で課題に取り組みましょう」
流れを変えようとして、提案する楓。が、、一同の表情は何だかシラケ気味。。。
  「それに、自分の道は自分できめるべきです」
と更に森乃に一言。妙に自信に満ちた楓の言葉。
そそくさと、楓はマグロ討論の為の準備を始めるけど、誰も全然乗ってこない。
それどころか、口々に用事があると言い出し、全くヤンキナシ。
もうこの程度の課題は皆で話し合う程じゃないだろう、と桐原がとどめ。
  「わかりました。では、解散しましょう。お呼び立てして、すいませんでした。
  帰ります。皆さんもどうぞ、お帰りください。」

。。。急によそよそしい口調になってキレて、荷物をまとめて出ていっちゃった楓。
怒って怒鳴るよりも、普段大人しい人がこういう口調になるとコワイもんです。
  「そう言えば、、最後の課題だったわね。」
はっとする一同。 それにしても一番ノスタルジーに浸っちゃうのが楓だったとは。。。や、確かに淋しいけどね。。 でもそれならそうと言えばいいのになあ。。とか言いつつも、過去のシーンの数々をこうやって見せつけられると コッチもノスタルジックになるってもんですけども。ズルイなあ(笑)

◆グーよ。
沢口教官の講議でマグロ事件について淡々と発言する楓。でも模範解答に違和感。
  「グーよ。アナタも中々しっかり喋る様になったわねえ。」
と誉められたけども、物足りない。鬱陶しいくらい、細かい所にこだわってる方が楓らしいや。 とか思っていたらば、モタイ教官が講議を終らせようとした時、やっぱりいつもの楓のこだわり節復活。
  「私は告発することすら出来なかった、他の騙された大勢の消費者の気持ちを思うと。。。」
  「また名も無い人に思いをよせたの?あなた、そう言うトコロちっとも変わらなかったわね。
  変わらなかったと言う事は、それがアナタの本質なのかしら。」

相変わらず厳しい口調でちょいと怖いもたい教官。でも
  「個人的にはあなたのそういう所、好きよ。」
最後に鬼教官にも情はあるって所を見せてくれつつも
  「でも私は教官です。あなたのような子が社会にでて通用するとは思えない。言わせてもらうわ。
  出直してらっしゃい!

と愛の鞭。 無駄で意味が無いと言われても、ずっと名も無い人の事を考えている楓に、アホヤンズの一同は何か感じたようでございます。。

◆最後の討論。
アホヤンズのライバルになると当初期待していた田中君が久々に登場。 実務修習が遠く離れていたから出番がなかったそうな。。 せっかくアホヤンズと双へきをなすイヤミチームで楽しませてくれるかと思っていたのに、 最後にチョコっとだけの登場とは残念な限り。しかも急に良い人になってるし。。 アホヤンズの結束が本当はうらやましかったんだそうだ。。
が、今のアホヤンズは、その結束も緩み、あとは離ればなれになる時を待つばかり。。

ひとりで書いた起案を提出できず、トボトボと(やや過剰トボトボ演技。笑)講義室に戻ってくると、、、
耳に入ってくる資料をめくる音と、活気の有る空気。
  「遅いよ!」「マグロの不当表示事件について」「もう一度、検証してみましょう」
アホヤンズ、復活っす。わーい。
  「先日は怒って出ていってしまってスイマセンでした。私は事件について、皆とちゃんと議論がしたかったんです。」
  「だからするだろ?今から。」
と途中でチャチャを入れる桐原
  「コラ。ホラホラ。」とその桐原をこそっと叱る羽佐間、いじめられっこもいじめっこの扱いを心得てます。
  「桐原さんが言うように確かにもう1人でもできます。でもここでこうして議論する事はもう2度と無いんだと思うと。。」
それを最初に言いなさい、とそっと楓に突っ込みつつ、、
  「この教室を出て行く最後の最後の瞬間迄、私は司法修習生であり、プロではありません。ビギナーです!!
ビギナーです!!!!って、うわああああ。。。とって付けたようなセリフが。来るか来るかと身構えていたものの、やっぱキツッ。 「私は司法修習生です。弁護士じゃありません」に続く楓の迷セリフだな。。。 まあこのドラマの作りが舞台ちっくであったわけだし、舞台ならこんなセリフも盛り上がる場面と言った所でしょうか〜〜。

もうそれぞれの行く道は違っているアホヤンズだけに、最後の討論シーンが感慨深く。 皆自信に満ちて、ああ卒業なんだなあーとシミジミ。 田家さんの声が落着いているのも成長の証?今迄の高い声はテンパっちゃっていた故だったのね。 この声なら裁判官でも大丈夫かな。ちょいと安心したよ、田家さん。
そして3度目の正直のマグロの切り身。 結構お金かかったんじゃ。。と余計なお世話。

いつも人情派で被害者の立場でしか考えなかった羽佐間も、自ら企業側に立っての意見を言っていたね。
『大手法律事務所』を目指す羽佐間。今迄の羽佐間とはちと違うって感じでございます。。
尤もその意見は企業側に立ってるというよりノスタルジーだとか、相変わらず桐原にはつっこまれてますが。。

  「結婚したげるわ。と指輪を受け取った女に対して男の方が、どうせ嘘だろうな、こいつが結婚するわけない。
  と、納得の上指輪をあげていれば、女は詐欺罪には問われない。。。女は、無理して結婚しなくていい。。。」

と、マグロの話が何気に指輪の話に、、桐原と森乃のふたりの世界がソコに。
  「ちょっ。。。何の話をしてるんですかっ?マグロですよ?
  マ(で桐原を指差し)グ(森乃を指差し)ロ(最後に自分を指差し。)」

と羽佐間。。。つかその指差しは一体?(笑)
これはしかし桐原のプロポーズ破棄宣言なのでしょうか。大人の駆け引きは難しいわ〜〜。

結局一番弱い立場の消費者はサギだと分かっていても、どこにも訴える事が出来ないと言う事らしい。 訴えても、この程度の金額の詐欺では訴訟にかかる金額の方が大きくて費用倒れしてしまうのだとか。 お金を払っているのは消費者なのに、現実的には訴える事が無理って所が、楓はやっぱり納得できない。
  「傷付いた気持ちや、裏切られた悲しい気持ちは、一体どこにぶつければいいんでしょう」
。。。。。ネットに、、、(コッソリ)口コミ、これ、最強。。。
いやそうじゃなく!!
  「君が受け止めてあげればいいよ。どんな些細な事でも、親身に相談に乗ってくれるような
  弁護士を目指しているんだろ? 主婦や、おじさんおばさん、おじいちゃんおばあちゃんが、
  『騙されてマグロを買っちゃったんだよ〜、聞いてよ〜楓ちゃん。』
  って、気軽に訪ねて来た皆の気持ちを、キミが受け止めてあげればいい。」

憤りを感じる楓に優しくアドバイスする羽佐間。
  「そこでどういう制度があるのか伝えて、選択肢を提示してあげればいいんだよ」
鈴希も人間に幅ができた感じがするっす。
  「弁護士の先生が、親身になって話を聞いてくれた、ってそれだけでサッパリした顔で帰っていくかもしれないね。」
と崎田さん。そうだけど、、こりゃ、何となくボランティア弁護士になりそうな予感。
けど、人との出合いが何より楽しみな楓にはそれでいいのかもしれないなあ。

◆そして流れはそれぞれの卒業後の道の話に。
黒沢さんは取り合えず就職の道は諦め主婦業に戻る事に決めたらしい。。
社会に出る切符、、司法試験合格の切符は、永遠に有効? それともまた試験を受けないといけないのかなあ??
切符、腐らせるなよ、なんてエールが泣ける。
心無しか黒沢さん、もとい横メグさんの目も潤んでる気がするよ。

崎田さんは悩んだ結果、少年事件を主に扱う法律事務所に。
ていう事は、当然給料が少ない方だよね。給料とか大変かもしれないけど、 司法試験を応援してくれてる愛する奥さんと娘さんはきっと理解してくれるに違い無い。頑張れ崎田さん。
  「もう君たちとも、会う機会はなくなるかもしれませんねぇ。
  正直、若い人に着いて行くのは大変な時もありました。腹の立つ事もなかったとは言えない。
  しかし君たちからはもう多くの刺激を受けました。本当です。
  こういうオヤジがいたことを、忘れないで下さい。。。」

なんか、、こういうセリフをオジサンに言われると弱いっすー。忘れないよー、キュートな崎田さん。。。。
  「ここで君たちと過した日々は、私にとっては、第2の青春でした。。
  (立ち上がって)妥当でーす!!

まさにこれが青春だ!。いいなあ、第2の青春。。一同の笑顔も何だか素が入ってる感じでイイよね。

  「僕は18年間、ひとりぼっちで、司法試験の勉強をしていたので、
  ココで過した日々は、僕にとっては、宝物です!!

田家さんキャラが濃いからクサイセリフも問題無し。。
そんな皆の声を、頬杖ついて聞いてる羽佐間が何気に可愛いス。
  「アタシもよ。すっごく楽しかったわ。」と黒沢さん。鈴希も今日は凄く素直に
  「アタシも、ひとりじゃ気付かなかった事を皆のおかげで、いっぱい、気付かせて貰ったよ」

みんな笑顔だけど、お別れの言葉が凄く切ないデス。
が、実は一番万感胸に迫っているのは、、、桐原だったり。
  『やばい。。。泣きそうだ。何故誰も泣かない。ここで俺だけ泣いたら、
  確実に『泣き虫さん』の烙印がぁぁぁ。』

ぐぐぐっっと堪える桐原。一番人情に弱いのは桐原だったんだネ〜。
  「あたしからも、、、」と森乃が口をひらくと
  「うぎゅぎゅうううう?」と奇声を発し(笑)「よせ」とさり気なく涙を拭ってます泣き虫さん。
  「野佐木教官の話よ」
自分への別れの言葉かと思ったのか、ちょっと拍子抜けの桐原。
『人生には勝負するべきときが3度がある。それがもう過ぎてしまったか、これからからかもしれない。
キミにとっては今がまさにその時かもしれない。これからのキミの健闘を祈る』

そんな言葉を野佐木に貰ったらしい。いい事言うじゃないですか。
何か裏があるかも、なんて今迄疑ってゴメンなさい、野佐木教官。。つか色んな思わせぶりなシーンは一体。。。
  「私はここでかけがえのない同士を得たと思っているわ。男も女も関係なく。
  私は検察官になります。これからは、別々の道を行く事になるわ。忙しくて会えなくなるわね。でも。。忘れないわ。」

コレはさりげにアホヤンズの面々、桐原込みで友情ひとからげ、と見て宜しいのでしょうか。。
あそこまで良い雰囲気になって、恋を捨てられるモノなんでしょーか。が、指輪は頂き?みたいな。。
そんな森乃をじっと熱い眼差しで見て桐原。
  「おれも、、、ツユダクの味は忘れやせん。」
。。忘れられないのはツユダクなのかい。そんな照れ隠しもオチャメな所が大好きだったなあ、桐原。
それにしても、ツユダク、プリン、ババロア、アンコ餅、みつまめ、コロッケ、焼き鳥、and more.。。
忘れられない味は山程あったビギナーだったなあ。毎回お腹がすいたもんです。
けどやっぱり思い出の味キングオブビギナーは、、ツユダク吉牛だろうなあ。
その後、ヨシノヤどんぶりはゲットできたのでしょうか。

  「じゃあ俺から最後にひとつ。」といきなり仕切る羽佐間。
  「お前がしめんのか!?」ちゃんと突っ込む桐原がウレシイっすー。
  「実は大手法律事務所に内定を貰いました!!」
エッ。。。。と驚く一同。
  「それ騙されて無い?詐欺だよ詐欺!」
って、桐原さんが手ほどきしてくれた起案のおかげで認めてもらったんだってば(笑)

で今度は羽佐間が扱った事件を皆で検証。。。黒板に書いた見取り図のパースがやけに上手い(笑)
窃盗が起きた事務所で見つかった指紋は、5年前に被告人がOA機器を運び込んだ時に付いた指紋ではないかと羽佐間は推測し、 無罪を主張する起案を提出、それが認められたらしい。自信に満ちた壇上の羽佐間が頼もしい限りでござます。
しかしこの被告人、何不自由なく親のお金で遊んでくらしてるボンボン、、だと思ったけど、 OA機器の搬入なんてガテンな仕事をしていたとは何だか意外。
5年前の指紋だと判断した根拠は、手帳や当時の営業記録、そして何より本人がそう供述している事。
  「5年前の事なんか覚えてるかなあ」「アタシは結構覚えてるよ」「アタシも手帳を見れば思い出すよ」 「僕も日記をつけてます」「あたしは忙しさに追われてあまり覚えて無いわ。でも何か特別な事があった日だけは忘れないわよ」
5年前かあ。その頃はまだオダギリの存在を知る由もなかったなあ。。。。
  「あたしは忘れるわぁ。。」と森乃が言うとすかさず桐原、
  「おいおいおいおい、チミチミ。さっき、『でも、、わすれないワ』なんて言ったじゃないか」
で、また目を細めて「ナニヨ?」な森乃さん、「ナンダ?」な桐原。 もうコレ最高。やっぱ結婚すれ!(笑)
  「それよりも、指紋って5年後にも残ってるものなんでしょうか」
と、素朴な疑問をふと投げかける楓。いつものアホヤンズ展開だね(笑)こうでなくては。


◆検証してみよう。結果は、、5年後!
黒板の前にいきなり梯子。一体何ごとかと。。。
講義室の黒板の上にある、マーク。三つ葉のように見えるマークのひとつひとつの葉にはそれぞれ意味があるんだね。
まず最初に裁判官になる田家さんが、『裁判官(公平)』の葉に指をグッと押し付け。
検察官になる鈴希、森乃は『検察官(情熱)』の所に。
弁護士を目指す崎田さん、羽佐間、桐原、楓は『弁護士(正義・自由)』に。
とりあえずリタイアの黒沢は、『余白の部分』にポチっとな。ちょっと淋しい感じはするけど、ココにいた証だもんね。 そしていつかどれかの葉っぱにポチッとできるといいよねえ。
ひとりひとりの煽りのアップが、ビギナーのポスターを彷佛とさせるシーン。。 あのポスターの表情、皆希望に満ちてて凄く好きだったんだなあ。
8人の表情がとっても良くて、改めてアホヤンズへの愛着が沸いて来て、、 もうこれでこの8人が見られないかと思うと。。。。 と、アホヤンズと一緒に胸いっぱいになってると
「掃除されたらおしまいだな。」
と現実的な桐原の一言。
「そういう身もふたも無い事言わないの!」
だよね。 とか言いつつ、間もなく年末大掃除、絶対特にあのマークは念入りに掃除される…に500ゲツク。
それでも。
5年後に残った指紋を鑑定して自分達のものだと認められたら場合、5年たっても指紋は残っている事を立証でき、 そして何よりも、自分達がこの瞬間にココにいたという確かな証になる。。 それまではざまの起案の検証もお預け、、なのかな(笑) 桐原じゃないけどありえないなあ、と思いつつも、そういう記念日を作る事に意味があるんだろうね、きっと。
「この結論は?」
「妥当です。」

妥当です、この言葉ともお別れかあ。ビギナーファンにとっては、"心の中の2003年流行語大賞"でございました。
「ではお疲れ様でした!」
こうやって机を合わせて議論するのもついにお終い。 机に拡がった分厚い本や資料を片して机を直していく場面をスローでやられると、淋しさ激増。
一番最後に部屋を見回し、すぅっと講義室の空気を胸一杯すいこんで、誰も居ない講義室に礼をし、電気を消して出て行く楓。 1話と同じだけど、あの時はこれから何があるのかなあ、とワクワクして見たんだよねえ。 これから3ヶ月、羽佐間という役のオダギリに期待してたっけなあ。。。もうそれもお終いだと思うと。。淋しいよぅ。

にしても。アホヤンズってば最後なのに随分あっさり帰っちゃうのねん(笑)

◆最終回から始まる恋愛です
廊下を歩いてくると、羽佐間が待っていたりする辺りも1話と同じ。 もうすっかり仲良しなんだし、何もソコで待って無くても、、なんて思ったりもしますが。
「クリスマスプレゼント、渡して無かったから。万年筆。俺も書かれている表示をじっくりみて選んだよ。」
まったり優しい口調が心地よいなぁ。。また万年筆のプレゼントって辺りが清く正しい2人にピッタリでございます。
「君はここをでたらどうするの」
と聞かれ、言い淀む楓に一瞬驚きつつ、そろそろきめると聞いて安心する羽佐間。そしてや〜〜っと、
「じゃ決まったら、、映画でも観にいこうか。。。普通のデートをしましょう。そろそろ。」
微妙に羽佐間のキャラも変わって来てるなあ、、ま、結果的にはこの羽佐間が好きだけどね。 ていうか何故に丁寧語。けどこういうふうに改めて言われるのも、、イイかも。 ハイッ!て嬉しそうに返事をする楓も初々しくて宜しいなあ。
  「じゃ。。」
って、もしもし羽佐間くん?何故2人で帰りませんの??
と、立ち止まり振り返り、
  「これからも、、頑張ろうな。」
1話から3ヶ月(本当は18ヶ月)。成長した2人でございますから。だから最初とは違って、楓もニッコリ微笑んでひとこと。
  「羽佐間さんもね。」
ハザマもにっこり、めっちゃイイ笑顔ですがなー。
オドオドしてた楓も成長したし羽佐間もすっかりヤンキーのにおいが消えて、、って それは最初からヤンキー臭はリーゼントに僅かに香る程度でしたが。。
いやしかし。
最終回でやっとデートの申し込みとは、 異色の月9ここに極まれり。 おかげで恋愛もの苦手な私も楽しむ事ができました〜。ある意味感謝。 とか言いつつも、せっかくだから2人でお帰りよ、とか手も繋がないままかい!とか、
恋愛モノ苦手な私ですら、余計なお世話もしたくなる程の朴訥なカップルではございましたが。。。
しかし楓より桐原への告白が早い羽佐間って。いや、告白じゃないって(笑)。
桐原や森乃といるときは拗ねたり甘えッコな子供モードになるくせに、楓といるときはちょっと男らしくふるまってみたり。
どっちの羽佐間も大好きだったけど、 桐原と居る時の羽佐間が可愛くて、それが兎に角楽しみなビギナーでございました(笑)
羽佐間というよりオダギリ自体、男や年上の人と居る時の方が可愛い、、んだよねえ。これいかに(笑)。

◆終っちゃったなあ
流石最終回。エンディングの長い事!!!延長分はエンディングかと思う程。
そういえば、毎回エンディングテロップにも楽しませてもらったもんです。
『あってはならない』(がデフォルトの)山本事務官。最終回は『どこから見てるの?時間に厳しい山本』
?どこからみてるの?って、もしかしていつからテロップに気付いたか突っ込まれてるのかしらん、視聴者?
だとしたら、本当に隅迄楽しすぎるぞ、ビギナー。。
久々に登場した田中くんは『実はいいヤツ!』だし。イイヤツだった部分をちゃんとドラマで見たかったけどね。
ミムラちゃんは、めでたくずっと付いていた(新人)の表記が消えたね。女優としても、ビギナー卒業って事なんだろうね。

ところで。。羽佐間の就職した大手法律事務所って、、実務研修にいった 『大手法律事務所』の事?
まあ確かにあそこなら大手だけど、『大手』さんの小さい法律事務所だったら、、汗。
とりあえず、羽佐間旬オダギリには楽しませてもらいました。
もっとダサダサのヤンキーを本当は期待していたんだけども。。。あか抜けまくってましたなあ〜〜。
最後だからあえて言わせてもらうわ。
どこが元ヤンキーやねん。(笑)
が、くるくる変わる表情、やんちゃデジマガオダギっぽくて優しい羽佐間は愛すべきキャラだったデス。
兎に角、堤さんとのコンビが何よりの収穫。堤さんのビギナー公式HPでのオダギリへのコメント、
めちゃめちゃ嬉しかったもんなあ。是非またどこかで共演して欲しいなあ。
楓とのカップルも無事、、ファンをやきもきさせる事もそうなく(笑)いや逆に進展なさ過ぎてどうかと思う程で。
そしてアホヤンズの8人はベストキャストでした。女性陣が皆美人さんで、目の保養。
メイクとファッションが可愛らしくて凄く気持ちよかった。そんなに好きじゃなかった人も好きになっちゃったし。
男性陣は言うに及ばず。我修院さん、北村さん、の強烈な個性ながらキュートなキャラと
堤さんオダギリのかっちょいいけど愛嬌の有る男達。いいバランスでございました。

まあコマゴマとね、不満が無かった事もございません。
もっと個々の余りに個性的な過去や境遇をどういかしたドラマ展開になるかと期待してみれば、
毎回なにげに法律バラエティの延長だったりして、今度こそは今度こそはとドラマチックな展開を予想してみれば、
案外あっさりと解決して淡々と進む司法修習生の日常。
。。でも、それが良かったのかなあ、とも今は思うですよ。
それぞれの私生活に深く及ぶ事もなく。基本は講義室。もしくは寮。
自分ももしかしたら見えないアホヤンズの一員になったつもりで見てたのかなぁ、なんて思うわけっす。。
いや本当に、久々に別れが惜しいドラマだったデス。
エンディングの後、誰もいない講義室に響く、放課後討論のアホヤンズの声に『泣き虫さん』になりそうになったですよ。

5年後のキーワードを残している事に、もしかしたら5年後のアホヤンズに会える可能性もあるんじゃないかと、
ほんのり楽しみにしつつ。

                                     (2003/12/15放送)

          ◇最後迄ながーいレポにおつき合い下さりありがとうございました〜。ペコリ。    kyomii 





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