■ REPORT-5 カステラ持参の男 (第9話)■

。。。何だよ急に出番増えてるじゃん。 しかもどのシーンも油断できない程にオイシイ。
ブッチャケ ”ジーンはのんびり飯でも食いながら” な視聴体勢が
この二ヶ月にすっかり定着 してしまったっていうのに、どうしてくれるんでしょう。
おかげでご飯の時間は今後9時までに終わらせる若しくは10時からですよ。
だったら9時までにしないと太るよね、、、。 私の遺伝子太りやすいから。。。。
とか嬉しいような微妙な気持ちを持ちつつ、遺伝子って所で落ち着いたので、レポ始めますよ。
 
◆ こちらへ向かって来る 『仁子&南原@ラブラブモード』 を窓の外に発見し、  大慌てしている神宮寺先輩。 
どうしたどうした、と思った所で、その横からヒョコッと顔だす、勝田くん。  ああ、よかったああ、と一安心。 
先週は一体どうなるのかとヒヤヒヤした二人の関係、とりあえずセーフだったみたいね。
南原によからぬ思いを抱いている勝田に、危険人物@南原を見させまいと 必死に誤魔化そうとする先輩、
「良く観るとあなたハンサムねv」 などと言ってみたりして、 いや、良く見なくても、、とかコッチは思ったりしつつも、
そう言われて思わずニッコリする笑顔が とってもキュートな勝田ではありますが、
そんな先輩の苦労も水の泡、結局勝田は  ”いまどき2.0の視力” でラブラブモードなツガイを発見。 
。。つかこの視力、本当にこの子は野生児ですなあ。  テレビもパソコンも興味なさそ。 携帯も持ってないもんなぁ。
あー、でもやっぱり勝田と先輩の二人の掛け合い、めさ可愛いじゃないですか。
これよ! これが見たかったのよ!!  今後もこんな調子で、、、って、残り2話じゃん。。 遅いよ。

◆ で、ついに勝田は南原とご対面。 しかも南原には気になる♀のジンコ付き。  恐らく初対面の南原を、仁子@♀を狙う時とは又違うギラギラした目で見つめ視線を決して外さず、 もう絡む気満々、幾年の恨みを爆発させようとしてた勝田、、所が いきなり先輩に 「これからデートなの(はぁと)」 と腕を組まれて、 戦闘モードが拍子抜け、ワケワカラン状態でございます。
  目の前の獲物に噛み付く気満々なのに、ずっと憧れてた先輩の突然のプチ求愛行動(笑)を受け、 目線が両者を行ったり来たりで困惑状態の勝田、口尖がっちゃって可愛いっす。
ワケワカなままに無理矢理その場をフェードアウトさせられる勝田、 折角の 『あこがれ先輩の気転で棚ぼたな腕組みv』 より、やっと見つけた 『海の仇南原(憎)@しかも 仁子が一緒(怒)』 のが気になるようで、腕をガシッと捕まれ、、いや、掴まれつつも、 何度も何度も後ろを思いっきり振り返りながら引っ張られて行く その姿が、リードでグイグイ引っ張られていく言う事聞かないデカ犬のようで、 思わず和む犬好きな私。

◆ が、必死でその場を逃れたはずだったのに、結局リードを噛み切って、この凶暴なワンコは 再び仁子と南原の元に。  先輩、小さい体で頑張ってたのに、、やはり♂の力の前には♀は非力なのねん。
で、いよいよ本格的に 勝田vs南原 な修羅場展開でありましょうか。
初対面の勝田としては、まずは軽いジャブ、 仁子とオレは周知の仲だと見せ付けるかのように、南原の前で「よしこ」呼び捨て連発、 ちらっと挑発的に南原を見るわけですよ。 その目がイイわけですよ。 
つか、南原に向けての視線だけど、カメラに向かったチラ目なものだから、ちょいとドキリとするわけですよ。
睨み合う勝田と南原。 
こうして見ると勝田オダギリ、アクの強さもイイ男っぷりも、 中々頑張って内野さんと張ってるんじゃないですか? 
かなり、クドイめの2ショットになってる気もしますが、目の保養には大変グーです。
そうそう、ホクロも張ってます(笑)
ホクロと言えば、よーく見たら神宮寺先輩@小林さんの顎にも可愛い小さなホクロがあるんだねぇ。 
おいおい、こりゃ、あごホクロ持ち俳優カタログですか。
惹かれあう顎ホクロですか。 顎ホクロカップルWデートですか。
こうして見ると結構顎ホクロって多いのね。 何か占い的にあるんでしょうか。(調べる気はない…)

◆ 目的も言わず、ただイライラした目を向けて仁子の研究室に居座る勝田に、流石に先輩も呆れ一言。
「今のあなた、アタシに負けてイス投げつけた時と同じ空気出してるわ」
そして出て行く先輩。 先輩!シツケ放棄ですか? 先輩しか勝田を操れないと言うのに。。。(汗)
その一言に少し不機嫌そうな顔をしつつも、居座りつづける勝田、
確かに先輩が言う通り、話す口調がゆっくりでも、一見ただ大人しく座っているように見えても、
内側に何かが煮え繰り返っているようなピリピリした空気が漂って、 『触るな危険』な感じがいたします。
そんな沸騰しそうな気持ちを隠して話すボソボソトーンとか、良いッス。。
が、いつ攻撃してやろうかと虎視眈々と、その時を狙っていた筈の勝田なのにっ。
何時の間にか ”人間と動物の共存” という話の流れから南原と仁子が言い合いに。
あれだけ危険な空気漂わせて傍にいる不審人物の存在、すっかり忘れられてるような気が。。。?
そこでブチ切れですよ。
いや、勿論、蚊帳の外だったのが面白くなかったワケではなく。
仁子の”きれいごと”を鼻で笑うような南原の発言に、ぶっちぎれ。
指突っ込んで手遊び(笑)していたフラスコを思いっきり床に叩きつけた勝田、当然固まる空気。
。。。やっと勝田の存在を思い出しましたか、、おふたりさん。。。
凍った空気の中、何もいわずに溜息だけ吐き出し、指に残ったフラスコの一片を ポイと投げ捨て、出て行く勝田。 
この勝田のどうしょうもないイライラ感。 いいなあ。 と、また勝田に釘付けなワケさ。。



けどまあ、勝田が怪我をした事に気付いて心配して追いかけてきた仁子見て言った言葉は
「何、追いかけて来たって事は、脈あると思っていいの」
って、ソコに戻るのかよ、勝田くん。。
さっきは環境問題の発言に反発してキレて、南原に対して憎しみ再確認したはずなんだけど、
ソコに戻る辺りが、勝田のかわいいところでもある、、、と言う事で。
つか! とりあえず、それよりも!
血の流れる傷口に口つけて、舐めるって、、、
やりそう、、やりそう、、、って思っていたけど、やっぱりやられると、
なんと言うか、本当にベタすぎて、、あまりにベタ過ぎて、、、
かっこいいです。
ワイルド系男に血とくれば、コレ!みたいな。 でも許す!
もう敢えて 『萌え』 なんて言葉も使っちゃいたい、みたいな。
べた萌えですとも。
さらに。
「あいつとどういう関係? 恋人?」 
と問い詰め近寄ってくる勝田、、傷口をくわえたまま話す口元が色っぽいんですけど。。
「違います。 でも好きですけど。」
出たよ(怒)。 そういう曖昧さが、事態を面倒くさくするんだよ、ヒロイン!
などとナチュラルに男を振り回す仁子にイライラしつつも、
その答えに思わず小さく肩を落として目を伏せた勝田が思わず可愛いから許す。
そして唇に付いた血にもう一度ベタ萌え。 …色っぺぇ〜。。
しかし夜をバックに、二人っきりで、この微妙な位置関係というか状況で 血なんか出たりして
今にも狼に変身しそうなワイルド勝田くん、勢い むりやりキスとか持っていきそうな雰囲気じゃないすか。
でも、、、、いかないところが、ちょっと合格。 
何が合格かわかんないけど、何も知らない仁子に南原のことを暴露しようとして、留まる所とか。
ギリギリのヤバメ空気漂わせつつ、、、寸止めして引いていく辺りが、 ちょっと、、やられましたよ。
まっしぐらなだけじゃなくて葛藤する勝田、キャラが深くなってて良い。。。 
。。。おいおい。。。なんだよ。。勝田いいじゃんよっ。。。

◇ そんな勝田と仁子のやりとりを、こっそり木陰に隠れて様子を見ていたっていう南原、 妙に健気で可愛いっすよ。 って感じで、南原は 勝田の恨みを一身に受けるにはどうにも無邪気すぎて憎めないし、 オダギリはインタビューで勝田が憎まれ役だと言っていたけど、 たとえ憎しみベースだったとしても、そのデモ活動や背景には同情の余地ありすぎだし、 じゃあどこにこのドラマでその矛先を持っていくのかと言う所で、 あの陣内さんのキャラがいきなり登場してきたって事なんかなあ。  余りに漫画的というか、ステレオタイプな「いやなヤツ」的キャラクター。  最終的に彼が嫌われ役を引き受ける形になるような気がするんだけど、、、  でも”特別出演”だしなあ、陣内さん。どうなんでしょう。。。

◆ 一応好き宣言した仁子と南原が再びラブラブモードに入ったかと思いきや、
突然気まぐれのように長崎の事をいきなり問い詰め、勝手に長崎に女がいると 思い込み、
勝手に傷つき勝手に凹む仁子。。。 あああ、もう勝手にしてくださいよ、ホント。 
このドラマは、♂より♀に問題があるように思えてしまうんですけど。。。
と、再び ”ドラマ展開のためのご都合” 的な、 くっついたり離れたり展開にイライライライラしてきた所で、
そんなこちらのイライラを見透かしてなだめるように、、、、勝田が登場。
しかも、眠れる研究室のハンサムさんですよ。
いやああ、可愛いなあ、、、、v。 横顔ブラボー! しかも無防備寝顔バンザイ!
と、簡単に上機嫌になる私は、結局製作者の思う壺視聴者なのか。 そうなのか。 それでもいいや。 わーい。
そして勿論!!  寝ていても帽子は取らないのが勝田スタイル!
。。。。つか、とれよ。
いやしかしキレイな顔だ。。。 うっとり。
そんな勝田をじっくり観察するように眺める先輩と仁子。  ええ、母性本能、、来るよねえ、勝田。 
放っとけないもんなあ。。。  先輩も数字で表せずとも、ついつい構ってしまっているのは事実だもんね。 
だけど、観察するならやっぱり気になるのは帽子の中身でしょう。  勿体無いなあ、仁子。 
今! 今がチャーンス!! 今帽子を取れば! それは楽しいヘアスタイルを拝めるはずなのになあ。
。。。。つか、見たい。 私が。

◆ ♀二人の興味の視線と言葉にうっすら目を覚まして、寝ぼけ顔&むにゃむにゃ寝ぼけ声コンボ、 これがまた、メチャ可愛いんだよなあ、、、勝田。。。  くるっと臨時寝床からコチラを向いて、そのまま指くるくる回して仁子を指差し
「カノジョ、オレのものになると思う?」
ふにゃーんとした声、うへー、腰砕けの可愛らしさ、、、メロメロきます。

が、寝起きで意識曖昧な勝田は先日のように寸止め理性が起動しておりませなんだ。  そこから 『サディスティックねぇ』 と先輩に言わしめた意地悪モード勝田に。
先日折角言い留まった、南原が有明海問題にどう関わっていたのかって事を、 聞かれもしないのに、ボソボソボソ、、、と一気に垂れ流すように話してしまうんですな。  寝ている間に見た海の夢が、勝田にそうさせた、、というのも切ないですが。 
ショックを受け、部屋を飛び出していく仁子。  彼女を傷つけた、と呆れて咎める先輩に
「人をひとり傷つけても罪になるのに、動物は何匹殺しても何ともナイ、 それって数学的に間違ってない?」
と、思わず口答え。
「それ以上へ理屈言うなら、出て行きなさい」
ほら、怒られた。
つか、思わずムスッとふくれて上目使いな顔。。。反則っすよ! …やばい! 可愛すぎるよ勝田。
何だこの顔。 お母さんに叱られた子供の顔じゃないかコレ。。。!!
しかも 「ホレ」 とか言われてるし!!! 「ホレ」だよ、大の男が、「ホレ」って。
ヤバイ! 劇的に可愛すぎる!
ヤバイ! 超胸キュンですよ。 ヤバイよヤバイ。
もう手がかかる子ほど可愛いってもんです。。。勝田可愛いヤバイ。
とか、また母性本能刺激した勝田にメロメロ大動揺し、ソコは大満足しつつも、
「あーもうっホンット面倒臭いなーっ。。。。数字の世界に戻りたい。。」
勝田が出て行った後に手を合わせ、数字の神様に祈る神宮寺先輩の可愛さに乗じて 私もこっそり、
「ああ、ほんっと面倒くさいドラマだなあ、、、映画の世界に戻りたい、、」
とか思ったり、思わなかったり。

◇ ところで。
有明湾と名前をぼかしているものの、コレのベースは明らかに諫早湾干拓問題。  私がドラマに微妙に感じていたのはその辺りも原因なんだなあ。  時々出てくる資料映像は明らかに諫早湾の、それだし。  しかも問題は解決してなく、それこそまだ現在進行形。  このドラマのプロデューサーは結構固い問題をドラマに絡める事が多いらしいのだけど、 最初がドタバタラブコメだったから、そんなラブコメの香り付け程度の為に、 こんな難しい問題を持ってくるのはどうなんだ、という気持ちがずっとあったんだよね。。。  多分、だからドラマの中で違和感を感じる難しい部分に一番 密に接している役が勝田で、、、でも勝田のキャラはかなり好みだし、、 でもでもドラマの中に生きてこその『役』だし、、、と、 某干拓問題という絡めたテーマを否定する気持ちと、勝田を認めたい気持ちと、 もうゴチャゴチャになって微妙な気分一杯になってしまったんだなあ。。  しかも偶然なのか、丁度先日裁判で 『原告にムツゴロウ等は認めない』 なんて判決が出たりして、 さっきの勝田の 「人をひとり傷つけても罪になるのに、動物は何匹殺しても何ともナイ、 それって数学的に間違ってない?」 ってセリフと妙にリンクしたりして。  でもこのリンクの仕方は、この状態ではどうにも気持ちよくないんだよな〜。。。。  難しい問題に対する製作者なりの答えというか、表現したい事があるから わざわざ絡めたのだろうけど、、だとしたら、最後にどうかそこんとこ、責任もって宜しく頼みますデス。。  
 
◆ 動物園で安部君@岡田くん と話す仁子。
「長崎に女はいなかったみたい。」 「やっぱ好きなんじゃん」 「どうなんだろう。 何年も変な誤解しちゃった。」 
。。。。ええ、そのお陰で何週間も変なドラマ展開見せ付けられちゃったよ、仁子ちゃん。。。
と、軽やかな怒りを覚えつつ。 ま、でも残り2話ですから!気を取り直して見届けるっすよ。
それにしても、安部君も仁子が好きだったんだよねえ。
どうしてこんなに仁子はモテモテなのか。 いや確かに結子ちゃんは可愛いよ。
でもこのドラマのキャラ的には、可愛さ強調キャラじゃないし。
あれか。 あの香りが出てるのか?! 人を嫉妬に狂わすあの香りがっ。 。。なら納得。

◆ 南原に干潟の事を問い詰めたら開き直られ、ショックを受けた仁子は
勝田達の 「有明湾干拓事業反対事務所」 に。
ワイワイとおっさん達や弁護士手塚と、むさ苦しく討論しつつ飯を食う勝田、
「あん水門ば、今すぐにでも開かんば、有明海ば蘇らん。」
って、いきなりバリバリ長崎弁!?
回りが同郷の長崎漁師達だからだろうけど、余りに突然で笑ったす。
でも方言オダギリはヒジョーにツボなんで、ちょっと得した気分です。
つか、、、こんだけバリバリ長崎弁使ってるなら、普段の会話でも訛りの残った標準語が聞きたか。

仁子が来た事に気付き、思わず乗り出して妙に嬉しそうな勝田、素直な反応でよろしいナァ。
資料が見たいと言われ、分厚く重ねたファイルを持って来るんだけど、その、手。 
リーチの長い手の平を思い切り開いてむんず、とファイルを掴んだカットと言い、
その後の ”勝田の手 ナメ 仁子” のカットと言い、、、オダギリの手フェチとしては垂涎ものです。
長い親指とか、、いいよねえ、オダギリの手、、本当に好きだなあ。

で、そこでやっと仁子が勝田の手のバンソーコーに気付くんですな。 遅っ。
先日寝起きの勝田もしっかり少し血の滲んだバンソーコーしてたけど、あの時は ソレどころじゃなかったもんなあ。 
どうやら勝田、あの後少しだけ傷口を縫ったらしい。
あんだけワイルドに ”こんなかすり傷舐めときゃ治るぜ!” てな空気漂わせていたのに、
その後吸っても吸っても 『血、とまんねぇぇ!! やっぱり何かヤベエーー!?』 
。。。って病院に行ったんだろうかと、思わず想像。。。(笑)
。。。待合室で小さな傷押さえつつ、順番待ちするワイルドな男。(笑)
いや、むしろワイルドに、自分で縫うとか? かっけー!(んなわけない)
そんなくだらない妄想はともかく。 大事なのはこの後ですよ。

「まだ心配してくれるんだ。 ……てか、、、、ごめんね。」
って、この、 「ごめんね」の優しい口調と言ったらッ。
すっと心の中に入ってくる、「ごめんね」。
その一言で女落ちますよ。
散々苛めておきながら、最後にすとんと、ごめんね、、、って もう必殺 『飴とムチ』 炸裂ですよ。 
この一言の為に振り回されてもいいんじゃないかとさえ思えるっすよ。 更に!
「あんな事、キミが知る必要なかったのにね。。。 ちょっと。。。嫉妬しすぎた」
ってその風貌っていうかその奇抜ファッション(余計なお世話?)に似合わない 甘いまったりボイスで、
このちょっと普通恥ずかしくて言えないような、 でも言われたら悪い気絶対しないっていうか
ウヒョーvv!って舞い上がっちゃうようなセリフ。 
全くさあ、何者なんだ勝田。。。下手すると南原以上に気障だぞ。 でも 良い。 よいです。 さーらに。
「南原は余りにも何でも持っているから。 地位も、名誉も、、キミも。」
他人を羨むのはよしなさい! なんて、また先輩にお母さんぽく叱られそうな、
こんな我侭セリフも、その甘い声で許されてしまう感じです。 
ナチュラルなんだか、それが勝田のハンターテクなのか、キザだけど言われたい!みたいな。
案の定、仁子も、
「普段話している顔と、怒っている空気が全く違う」
と戸惑い気味です。 そこが勝田の付け入る隙、今だ!と思いきや、
「仕方ないよ、ずっと怒ってきたし。」  「怒ってるよ、ずーーーーぅっと。」
そんな勝田の答えに、ちょっと冷めた目になった仁子が
「そうなんだ。 海が好きなだけかと思ってた。」
なんて巻き返しを食らわす辺り、悪くない。 ちょっとこのドラマも面白くなるかも、と思う一瞬。
その一言に言葉を返せずひとつ瞬きをして視線を遠くに外す勝田の表情に、 またぐっと来るわけさ。。。
ううむ。 最初からこんな雰囲気であればなあ、このドラマも好きになれたかもしれないのにな。

◆ さて、そんな勝田の一言一言にメロメロしつつも、この場面のファッションを逃すわけには参りませんよ。
。。。ま〜〜た何て難易度高い衣装でございましょう。 
。。。普通の人が着たら まるっと田舎の部屋着にしか見えないんじゃ。。。
こんなまっ黄色のカーディガンに細いラインの真っ赤なパンツって、どうよ、どう着こなすよ。
あの身体とあの雰囲気だから、アリになってしまう、それがオダギリマジックでございます。
。。つか何て無駄にスタイルの良い反対運動家なのだ。 
いやいや、ありがとう、スタイリスト。。ってまた例によってオダギリチョイスかもしれんが。
いやー、本当にオダギリの身体のラインてしなやかでイイです。。。ホレボレです。
座っている仁子の横にずうっと立っていてくれてたから、そのスタイルをたっぷり堪能いたしましたよ。
足長い上に、腕が長いから思わぬ高さにある腰。 特に腰のクイッとした流れの辺りが、、、(以下自己規制)

◆ 集めた資料を見直しチェックする仁子。 
つまり南原が提出したレポートは改ざんされていたっていうオチですか?
もしやその黒幕に、あの 「憎まれ役どーんと来い!」 てな陣内さんですか?
まあそれはいいけど、そこでまた、やっぱり教授が好きなのー(はあと)
。。。って勘弁して欲しいラブラブっぷりを見せ付けられてしまい、、疲れてみたり。
もうさー、二人で勝手にやってて。 そんな気分。
でもコレが恋愛ドラマってものだからね。 そして私はやっぱり恋愛ドラマは苦手と再確認しつつ。

◆ が、ちょっと引いた所で、まだありました。 最後の最後に、南原とのタイマンシーンが。
テレビから引いたり近づいたり。 中々今回は忙しいです。 
ついに自ら南原の事務所に乗り込んだ勝田、 しかも、律儀に手土産@カステラ持参。 
けど勝田、、、人にあげるオミヤゲ、カジカジとかじってるし。 口癖悪いなぁ(笑)
更に何となく、、、賞味期限さえ過ぎていそうな気がしたり(笑)

再び火花を散らす、イイ男の睨み合いに目の保養をさせていただきつつも、
すっげえ気になるんですけど、、、またしても勝田の衣装がっ。。
ジャケットの下の、そのアジアンテイストなモノは一体っ???
黒い帯が付いている、妙にサテンチックな黄色い柄の散りばめられた赤い服は一体?
あれか。 やっぱ長崎のチャイナタウンで買ったのか、それも。
もちろん頭のタオルの色も赤で合わせてみるわけさ。 基本だよね!
ハズシもさらりとこなす、勝田ファッションは、
個性重視のハズシ系上級テクニックでございます故、決して凡人は真似すんなよ!




◆ 途方に暮れる調査を請け負い、一人森の中で
「どーーーーーしたらイイのォ〜〜〜〜〜〜っ??!!」
と叫ぶ仁子ですが、 そりゃこっちのセリフ。
このドラマ、どーーーーーしたらイイのォ〜〜〜〜〜??!!

。。。なーんて最初に見た時はねえ、そりゃあもう何故だか絶望的にこう叫んで見たかったものの、
気を取り直して見てみたら、いや本当に勝田がイイ、、カワイイ、、、。 
途中でも書いたけど、ドラマに対する私個人の不信感の原因は、 安定しないドラマの方向性というか、カラー、
そして絡ませた干潟問題、、、なんだよねえ。。。。 
社会問題をドラマに絡ませるのが、どうもこのプロデューサーさんの得意技みたいだし、
それならきっと、それなりに問題に関してこのドラマなりの、製作者なりの 答えが出る、、と信じる事にして、
とりあえずは気を取り直して見届けようと思っておりますです。

まあでも、、、、しみじみと、何度も勝田にはやられっぱなしでね。。。
チクショウ!やられた!ちくしょう!やっぱいいよ、勝田!
そんな繰り返しの今週ではございました。 
ただひたすら、、勝田には完敗です。

そいえば、脇出演に見た顔、あっ、と思う役者さんがチラチラいたりしてね。 
ビギナーでの「アンパン事件の泣き演技が凄かったオジサン」とか。
やけに滑舌の良い声、最近どこかで聞いた声だと思ったら、
新選組!で松平上総介 を演じてた藤木孝さんだったりとか。 
もたいまさこmeets小林聡美の場面では、あともう一声、室井繁来ないかなあ、、とか。
。。。そんな小さい所も本当は素直に楽しみたいのだけどなぁ。。 まあ、自分の気持ちの持ちよう、、、
と、今後の展開次第だな。。。って後2回だってば。
 

                                                  2005/3/14 放送


                                       


■ REPORT-6 甘え上手な男(第10話) ■

結構イイカンジになって来たのかなあ、と思ったんだけど、
やっぱりこのドラマの突拍子もないギャグノリは正直、苦手でございます。
突然出てくる脈絡もない調子に乗りすぎとも思えるコメディノリにかなり引きつつ、
そう、あの一瞬の為に〜。 そんな最終話一回前。
   ※お気づきの方もいらっしゃるかもですが、一応 『◇』 部分はかなり愚痴モードです。
   つまんない愚痴を読みたくない方は、すっ飛ばしてやってネ。

◆ 先週謎だった衣装の勝田VS南原のシーンの続き。 でもやはりあの服は謎のまま。。
チャイナ系なのは確かだよね。 オス!オラ悟空!て感じ?
ま、ファッション的にはもう、勝田だから。 責めのコーディネートって事で。。

◆ それより何なんですか、あのドジ子キャラな秘書さんは?!
最初に登場した時も、余りに素人くさい台詞回しと硬い表情に唖然とし、 これは一体なんの冗談だい? 
とか思いつつ、まあ、ジーンだし。。。とスルーしようにも、 やっぱり気になるよ! 
どうしたこったい、このシロウトっぷり。。。!
ま、でもそんなドジ子な秘書のお陰?で勝田の中々いい動きが見れたのはヨシ。
何をやってもドジな秘書ちゃん、 今回はお客様持参のカステラを切り、 お茶も出したところまでは良かったものの、
そこはドジ子のお約束どおり、 お茶こぼし&慌てて更にお客さんにもお茶ぶっかける という
2連ドジコンボでおもてなし攻撃。
だがそこは野生の運動神経を誇る勝田ですから、素早くソファの上に避難でございます。
。。。いや、でも、勝田くん、その小汚い服が汚れる事よりも、
年季の入った薄汚れたブーツで乗っかった結果、ソファが汚れるんじゃないかと気が気では。。
「すいませ〜〜ん」、と前かがみになった秘書ちゃん、これもドジ子の法則、
手際は悪いけどボディは完璧、て事で胸の谷間で無言のフォローを忘れませんな。
そんな谷間に♂本能優先でまんまと視線釘付けになり、思わず満面のエロ笑顔を浮かべる 勝田。。。
が、嫌らしい目線というより、 ”男子生徒がちょっとエッチな場面と遭遇した程度の許されるにやけ方”
を保ってしまうのはオダギリ故仕方あるまい。
ふにゃんとにやけた顔は、「温泉に行こう」で胸タッチしちゃった学生さんの頃と 変わらないなあ。。。
いいんだかどうなんだか。

ごめんなさい、すいません連呼したドジ子の嵐が去った後、
やや呆れたように 「。。。秘書?」 と南原に聞く勝田はすっかりソファの上に横たわり状態で、
ま、オダギリ全身フェチとしては、これも中々のサービスカットだったわけでございます。



◆ ドジ子秘書の大騒ぎのお陰でピリピリしていた最初の空気が少し和らいで、
胸を覗き込み思わず顔の筋肉を緩ませる、という、同じ♂らしい反応とか、
敵対関係さえなければ案外この二人、気が合いそうなのになあ、とか思ったんだけど、
まあそこは勝田もヒマで訪れたわけでもないので、話の流れは仁子の事に。。。

「なんでヨシコに執着すんの。」
そう勝田に言われた南原は、いつもの調子で虫好きの変わり者のアホ呼ばわり。
そこに待ってましたとばかりに勝田の突っ込み、
「だったらオレにくれないかなー」
ってフォークで頭をカリカリ。 。。。なんてお行儀の悪い。。。
「あんたは何でも持ってるし」
更に干拓事業の件を南原に問い詰め、開き直った南原への怒りを、、 手にもったフォークに思い切りぶつける勝田。
フラスコといい、フォークといい、やたらモノに当る子だなあ(笑)
て言うか、何かデジャブなこの光景、、、「超能力だ。」と呟く南原、 そう、そうだ、それだよ教授! 
思い出したのはちょっと前のロート目薬のCMメイキングでした。
  ま、ジーンとは全然関係ないんだけど。
『スプーンなら超能力より力づくで曲げた方が楽!』的アプローチね。
思い出さなかった方はこちらでハイ、復習。>> ロートメイキング

◆ ていうか、フォーク曲げてしまったらカステラ食えないじゃん!
。。。はっ、もしかして、やっぱり期限切れだったのでは?! と俄然真実味を帯びてきた
『勝田手土産持参 → 実は期限切れ → 南原に食わせて腹壊させる → ザマー見やがれお尻ペンペン』
な、ちょっと稚拙な報復作戦の為のカステラ持参説。。。ってココで言ってるだけだけどネ。
  イヤガラセのつもりが、思わず自分の目の前にも出された、そのカステラ。
  こういう時に気を回すんじゃないよ、ドジ秘書!
  ところがドジ秘書のお陰で何となくカステラ食わなくてもいい雰囲気?
  更にフォークも勢い曲げちゃったりして?
  そして流れは南原と言い合い決裂に至り、部屋から出て行く、、無事カステラから逃亡成功!
。。。。みたいな??

◆ とかそういうクダラナイ事ばっか妄想してるからダラダラ長くなるんだよ。 反省。  話を戻しますよ。
「オレはあの干潟を失って、何もかも失った。 あんたから、何か奪いたい。  
。。彼女はオレの失われた海だ。

。。。もしもし? なんですとー?? 一瞬耳を疑うほどに、今週も光ってる 勝田のポエム魂。
一見すると勝田と南原のキャラクタ、キザ対決では南原に軍配が上がるのがどー見てもガチなのに、
これでもか!と勝田の口から飛び出すロマンチストなキザセリフ。。唸りますなあ。
「彼女はオレの失われた海」、、か。  、、、、い、言えない! とても真顔では言えやしないよ。
でも勝田に 「キミはオレの失われた海だ。」  なんて言われたらウヒョー。 
。。。と舞い上がる事必至なのは自覚しておりますとも。

勝田が出て行った後に、深くひとつ溜息をつく南原の渋い表情、その後に 部屋を出た勝田のカットと来れば、
当然こちらも渋くやるせな〜い 表情でも見せてくれるのかしらん、と思った所で、、
「へぷしっ」
。。って、くしゃみかよ!!! 猫アレルギーらしいけど、こういうオチ方はどうなんだか。
。。。まさかコレが今後の壮大な伏線になっていようとは!! …ごめん、壮大は嫌味だった。
それにしても何て可愛いクシャミするんだろね。 

◆ さて、仁子が頼ってこない事に物足りなさを感じた南原。
自問自答するのに、何故かいきなり別人格分身ネタですか。。。。
しかも何故か某ムナカタコーチのようなジャージ姿なのは、某ドラマでの彼へのオマージュ?
それは遊びとして面白い、と気軽に楽しめた方が羨ましいです。
。。。私はポカーンとしてみました。

◆ 今回は勝田オダギリの怒鳴り声やキレ演技も見れて、そこはかなりご機嫌ではございます。
『有明海再生を求める漁民総決起大会』 にて壇上の机に大きく覆い被さるように 開いた腕をつき、
見守る大勢の同士の気合を煽り声を張り上げ叫ぶ勝田の姿は、 なかなかに男前でした。 
まさに勝田隼人オンステージ。
しかも結構長い演説シーンで、オダギリの怒鳴り声ツボな私としては嬉しい場面。
でもやっぱり、、地元漁民達相手なんだから、ココは是非長崎弁で叫んで欲しかったなあ。

◇ で、再びまたドジ子秘書のエピソード挟むんですが。
本当にこの場面の意味がわからない。 ばっかだなあ、ドタバタラブコメに意味なぞない!  そう言い放って納得させてくれる方大募集中。  あまりに気になるカチカチ演技に、変な興味を引かれて調べて見ると、 このドジ子秘書さんはどうやら演技にはやはりシロウトな方だったみたいで、 モデルさんなんだね。  役上ではエライ人の遠い親戚で、コネを使って秘書にして貰ったなんて設定のようですが、 実際もそうなのか?とか思ってみたり。。。 いや、まあ色々裏事情はあるんだろうけども、 余りに見てて不愉快な、いや失礼、不自然なシロウトぷりは如何なものか。。  つーか。 秘書辞める時に、 ”自分の唯一の取り得は、教授を好きだって事!”  なんて笑顔でおっしゃってますが、そのプロポーションでその発言は  全国のヘイボンな女性を敵に回すおつもりかーーーーーーーーーっ。
  。。。と、、思わず叫ばざるを得まい。。 
ホント、この秘書エピソードって、 すごくどうでもいい気がするんだけど。。。。

◆ 気を取り直して、再び仁子の所に訪れた勝田。
背中まるめて、その辺にある調査道具を眺めたり弄ったりしてる後姿が妙に愛しかったり。
がぼっとしたドカジャン着てる背中が大きく見えるもんだから尚更。
ここでの勝田のセリフでついに、あの子供の頃の映像が勝田本人と結びつくわけですが、
結局勝田は、その思い出の中にいた学者の姿をはっきりは覚えてないって事すかね?
勝田自身の姿は成長して確かに別人のように!(いや別人だから)変わりましたが、
ぶっちゃけ南原教授は髪型しか変わってないような。。。
しかも結構濃い系と申しますか、男からみても二枚目兄さんな顔だったし忘れそうもなさそうだけど。。。
はっ?! それとも覚えているからこその、憎しみなのだろうか、、などと、 再三ドラマ展開には裏切られてる癖に、
何を深読みしてるんだろうか、と自嘲してみつつ、いやそれよりも その手の中で弄んでいるマツボックリ、
それって大事な調査の資料なんじゃないか、勝田くん?!と 気に病んでみたり。

それにしても、勝田ってば、すぐに身の上話するよねえ。
境遇が不幸だけに、これは聞かされても同情せざえるを得ない、微妙な内容。
うーん、♀を射るには、そんな自分の全てを曝け出すってのが 自然と身についているハンター技なのか、勝田。
  『海を守る仕事している学者に憧れ猛勉強』 → 『努力の甲斐あって結構いい高校に』
  → 『ところが開拓事業で魚が捕れなくなり、人生急降下』
  → 『お父さんとお母さんが亡くなり』 → 『住むところまで失い』   → そして今に至る、、、、
うわあああ。。。なんと言う不幸の連続コンボ。。。
。。。こりゃあ、憎しみだけで裁判起こしても、誰が勝田を責められよう。。(目頭押さえ)

ここで再び 「へぷしっ」 とクシャミをする勝田。
そのクシャミが発端で 勝田が農林水産省に抗議に行くという事が明らかになり、連れて行って欲しいと
*自ら*願い出た、仁子。 ここ大事ね。 フォント大きくしておきますよ。
勝田が誘ったんじゃないですから。。。仁子ですから!!!

と、壮大な猫アレルギーの伏線はここに繋がっていたのね。  うん。 ジーンにしては、良くやったと。。。。
。。。ていうか、無理無理なんだけどなあっ。。。。

◆ そしていよいよ抗議デモ当日。。。
むさ苦しいオジサン達の殺伐とした軍団の中に、どう見ても場違いな小奇麗な格好で いる仁子は、
興味本位で付いて来たように見えても仕方ないような浮きっぷり。。。
抗議の声を張り上げつつも、呆然と突っ立っている仁子に気遣いをみせて、
危なくないように、と人ごみの奥の方へとエスコートしてやる勝田。
そのそっと添えた手が、軍手の手袋装着という状態でありながら、
まるでミッ●ーマウスのように優しげなのだなあ。。(誉め言葉として成立してるのかしらん)

ココで仁子を放置していたとしても、一方的に勝田に責任はありえないと思うけどさ、
ちゃんと一応仁子にも気を使って、こうして危なくないようにフォローしたのだから、
後は付いて来た仁子の自己責任で抗議デモを見守るなりして欲しいものだす。 それが大人でありましょ。
そう思うから、もうこの後の顛末にはブッチャケ呆れてしまったのさ。

◇ もうね。 勝田達にとっては、この農林水産省に直接抗議する、という日は、 とても大事な、ついに決起したと言う、来るべき行動の時だったわけで、 当然最初からそれが目的なんだから、ずっと見学したいだけの女の子の傍にいてやるワケいかないっしょ。   いい大人の仁子が自分で付いて行きたいと申し出たんだから、 そう言われた勝田に、多少自分たちの抗議の姿を彼女に見せたい、という気持ちが あったとしても、仁子はその邪魔をしちゃいけないし、 勝田は付いて来た仁子をずっと面倒見る責任もないんじゃないかなあ。。  最初から仁子を放置した為に巻き込まれて大怪我ならともかく、一応避難させたのに、 抗議デモの迫力に目をとられ、注意が足りなくて怪我しただけだもんなあ。。。  それに、、仁子が怪我をしながらも叫んだ真実は、南原への誤解を解く事は出来ても、 既にここまでねじれてしまった問題を解決する事にはならない筈だろうし。 
更に、「教授をよんでー!」  と、怪我した仁子に気付き駆け寄り、謝る勝田に、自分は形だけですら 謝りもせずに、それどころか睨んでキレて叫んでるし。。 なんだかなあ。  人間が勝手だろうが、言い争っている姿が醜かろうが、 勝田らが背負っている憎しみや問題の深さは、 ちょっとだけこの問題に関わった程度の仁子の気持ちよりも、 もっともっと重いはずなんだけどなあ。。。  なんだかなあ。。。。 
って、たかが月9じゃん、、、そう言われればソリャソウダ、なんだけどさぁ。
何だろう。この嫌な感じ。。。

◆ すいません追加ですよ。
仁子の怪我エピソードに感じる不快感の憤りに思わず熱くなってしまい、 大事なところを忘れてました。。。 
これを忘れちゃいけないので、恥ずかしながら追加してしまいますよ。
仁子に駆け寄った勝田の発した一言、、ええ、そうですよ、あの名文句ですよ!
ああ、なんてこったい、こんな大事なセリフをレポしてないなんて、
ハラキリです。 介錯は沖田斎藤だの贅沢はいいません。。。 谷でいいです。
って、まあ、それだけなんだけど、、、お約束一発ネタお絵かき追加しとくさー。




◆ ていうか。。。。
勝田の所にあった資料と、 ちょっと足を運んで見つけた資料で、 仁子は南原の報告書の改ざんに気付いた、、って。
。。。勝田達が何年間も争っていたのは何だったんだー?!
そんな簡単に見つかるような”改ざん”の事実、 勝田達が見つけていれば
それこそこんな風になる前に裁判で勝てそうなもんなのになあ。 
。。。ともかく、今さらそんな事がわかっても、開拓事業問題は色んな要素を含んで 絡み合って
複雑に成長してしまっていて、解決するとは思えないんだけど、 まさか、これでこの問題は終了、、、じゃないよね?

また愚痴ってしまったけど、そんな愚痴よりも!
勝田は仲間に 「勝っちゃん」 て呼ばれてるんだねえ。 何となく嬉しいような。
勝っちゃんはいつも真直ぐだからなあ。。。。(ドラマ違い)

◆ 更に南原も勝田を責めるんだよね。。
病院に駆けつけ、仁子の元へ急ごうとする南原の腕をつかみ、
仁子が口にした ”報告書改ざん” の件を問い詰めようとする勝田。
そんなことはどうでもいい、と言う南原に、 「どうでも良くねーんだよ、こっちは!」 と怒鳴った途端、
南原に胸ぐら掴まれ壁に思いっきり押し付けられ、、、 と、そこまでは予告と同じだったけど、
その後のシーンでは南原教授ってば、 勝田の顎をおもいっきり掴んでるじゃないすか。。。。
それでなくても小さい顔が、更に小さく、、、っていうか、壊れそうなんですけど。
どうぞ、お手柔らかに、、内野さん。。。
と、普段紳士的な南原の思わぬ逆襲で、形勢逆転しちゃったわけですが、 でもねえ、
「オレは有明海の何万種類の生物の命なんかよりも、 アイツのが大事だ、そういう小さい男だ!」
って南原のセリフは如何なものか。
いや、これがね、現実のあの干拓問題をモデルにしてさえなければ、
どんな大きな何かよりも、たった一つの愛が大事、そこから全てが始まるのだから! 
って言う、恋愛ものには定番の、愛という言葉でねじ伏せる、開き直りのキメセリフなんだけどさ。
。。。そんな気持ちが根底にあるから、こんな事になるんだよー、とさえ思えてしまうんですけども。。
アナタの愛する一人の女が生きてるこの大自然をどう考えてるおつもり?
人間なんて所詮そんなもんだ、と言うエゴも認める部分はございますが、
そこまで言い放つなら、生物学者辞めるくらいの覚悟が欲しいもんだす。
つーか、なんか一方的に勝田が責めを負うのが、納得いかないだけなんだけどさ。
「お前を殺してやりたいと思ってる」
って、勝田のせいなのか、そうなのかー。 へへーえ。  勝手に付いてきたんだけどなあ、仁子ちゃんは。。。。

まあ言いたいことは、思わぬ南原の迫力にすっかり飲み込まれてしまった勝っちゃんだけどさ
(何故かいきなり勝ちゃん)、負けたと思う事もないし、 凹むこともないんだよっ。
ああ、憤る。

けど、そのお陰でその後の嬉しいシーンが拝めたわけなのでなあ。 結果オーライとしとくか。

◆ いやもう、苦節何週間。。。我慢して我慢して見つづけてよかった。
つらつら長ったらしく今回もあーだこーだと愚痴混じりつつ綴ってますが、 全てはこのシーンの為! 
このシーンのため、ジーンはあるの♪ とか思わず鼻歌してしまうほどでございます。


◆ 南原に仁子への愛情を突きつけられ、もとい、理不尽に責められ(と私は勝手に思ってるさ)
どうしていいのか分からない憤る気持ちで一杯になり、
その怒りを とりあえず目の前にあった壁に思い切りぶつけてみたりするものの、
あっさり壁に弾き飛ばされ(笑)、その勢いのままイスに身体をへたり込ませる勝田君。
いやあ、こういう、怒り爆発してモノに当るオダギリはいいよねえ。

◆ イスに放り投げた体そのままで、情けない顔してる勝田の目の前に、
待ってましたとばかりに、神宮寺先輩の登場ですよ。 しかも
「もしかして、今ワタシを必要としてる?」
なんて余裕の優しいお言葉ですよ。 ヒーローのようだよ、先輩っ。 
ええ、勝田の心のよりどころですよ。 頼もしいなあ、先輩。。
しかも勝田の返しが、
「ぅん。」
ですよ。 「う」は小さく。 殆ど「ん」てな具合に。 何て可愛いんだぁぁ。。。
もうね、またしても子供の顔になっちゃってるんだもん、反則だよなー。。
自分の気持ちをおおらかに受け止めてくれる年上の先輩の前だと、その母性に思いっきり甘えモードなんだよなあ。
。。。突然凶暴なワンコがくんくん泣く子犬状態ですよ。
やばいっすよ、、これ、自分的には名シーンの予感ですよ。
本当は先輩よりも背も身体も大きいのに、思いっきりイスに浅く ダラーッと座って、 先輩より座高が低くなってる勝田。。。
だもんだから、必然的に先輩の目線は勝田を見下ろす形になるんだよねえ。
これが、、もう非常にイイ! 勝田が余計に子供のように、可愛く見えちゃって、もうたまりませんヨ。
「今ニュースでアナタ 見ちゃった。」
「。。。映りよかった。。?」
口の中でモニョモニョ。。。
本当は気持ちが色んなことで一杯だろうに、 もう泣き出しそうな所を押さえつつ、
自分に話し掛けてくれる先輩に 答えようとしてる勝田。
只今公共電波で母性本能くすぐり光線発射中。。。 くらってます。 くらってますとも。
「そうねえ、好みで言えば、、ヒゲはない方が好きだわね。」
あら、先輩はヒゲなしツルツル派だったとは。
私はあの柔らかそうな無精ヒゲが犬っぽくて好きなんだけどな、て、 私の好みはどうでもいい。
それより、その後の勝田のセリフ、多分
「実は童顔なの隠してる。。。」
って言ってるんだろうと思うんだけど、ちょっと!BGMが大きくて聞こえないわよ! と、おすぎ風にキレてみたり。
それでなくてもカツゼツ曖昧に、口の中で呟くセリフだけに。
けど、、、先輩の前では見栄もなく素直に かなり照れくさそうにウニャウニャと答えちゃう勝田が
めちゃめちゃカワイくて可愛くて、胸キュンで死にそうです。

「童顔の頃のアナタが好きだったのに。」
「今は?」
「嫌いよ。心配ばっかりかけるから!」
今は? と言うちょっと期待したような勝田の反応と、
その後にまるで 『メッ!』 と 子供を諌めるような先輩の見下ろした視線が、、もう、、もう、、、
。。。おかあさーん!!
子供産むのに興味なさそうな先輩だけど、とにかく母性バリバリ。。
さすが母性本能くすぐりキャラだ、勝田。
そんな風に優しく愛情もって叱られた勝田は、自嘲的に小さく笑って、 やっぱり切なそうな泣きそうな顔になって、
そのまんま頭をコツン、と 先輩の肩に乗せるんだなあ。。。。
その二人の後姿が可愛くて、すごく和む。 やっぱりいいね、この二人。。
更にそのまま甘えつづける勝田。
「少し寝ていいかなあ。」
「いいわよ、37分以内ならね。 …夫と待ち合わせなの。」
「短くない?」
ない?↑とあげ気味の語尾がまた可愛くて、そんなナチュラルなツッコミに笑う先輩といい、 何て良い雰囲気なんだ。
このままこの二人だけのシーンをずっと見ていたいよ。。。
「目が覚めたら、あのゲームに勝つ秘訣、、教えてあげるv」
「。。。ホント?」
思わぬ先輩からの小さいプレゼント発言に反応して、唇突き出して 上目使い、、って、
なんだよそれ!!! 萌え殺す気かっ、勝田オダギリよぅ。
もーね、可愛すぎてテレビの前でジタバタしちゃうんですけどっ。
もう、すごいなあ、この目、この唇、この表情、、。
カワイイ、、、くぁわいい、、必殺年上殺しですよ、 胸きゅんきゅんですよ。
男の子モードで声張り上げたり、強がって睨んでみたり、暴れてみたり、 挑発的な言葉を吐き出してみたり、、、
そんな時とのギャップ、ありすぎ。
同じ口から、 「彼女はオレの失われた海だ。」  なんて出たなんて、、、、
そのギャップに ヨロヨロメロメロぐらぐらヘロヘロもえもえ、、っすよ。。。
こりゃあ振り回されるわなあ、女も。 つか振り回されたい、むしろ! 
母性本能刺激型勝田ブラボー!
そんな目で見上げられても、余裕で答える先輩。。。素敵すぎ。  母性ブラボー! 
「ホント。 すごくシンプルな秘訣よv」
それを聞いて、一瞬小さく小さく口元を緩ませた後に、
先輩の母性たっぷりな優しさに甘えたまま、安心したようにゆっくり目を閉じて、
やり切れない現実から逃避するように静かに眠りに落ちる勝田。。。

ああもう、イイっすー!!
色々あったけど、この一瞬の為に観続けて良かった!!
勝田可愛いよ! 先輩かわいいよ! つーかやっぱりこの二人最高っす!!
そう大きな声で叫びたい。
しかもこのシーンの二人のセリフがさ、 本当に二人っきりで話してますっていう声のトーンでさー、
それがまるでブッチャケ、ピロートークのようでね、もう甘甘でさー、
いやー、こんなボソボソ甘え声でピロートークなオダギリが見たかったんだよなー。
なんて、ちょっと邪な気持ちを満足させてくれたりして、 色々文句言いつつも見ていて良かったデス、ホント。

もうこの後にね、仁子の怪我が実は大した事なかろうが、
仁子と南原がラブラブモードになろうが、
勝手に付いて来て勝手に怪我したくせに ウエーン!とか嘘泣きちっくに南原に甘えようが、
なんだかドサクサに紛れて何時の間にかプロポーズしてようが、
。。。。。どうでもいいです。
つか、もう、好きにしてイイヨーん。 私はもう思い残す事はございません。。。

いやー、最後の最後に、ありがとう、、、ジーン。
今までの燻りをたった数秒で帳消しにしてもイイと思える、
勝田オダギリの可愛さ爆発っぷりに、大満足ですよ。
いい最終回でした。。。。


。。。ってまだあるの?

あらま。


。。。そして雑誌の予告文を見て、唖然。
ことと次第によっては、私にとってのジーンは今回で終わりにしよう。。。かなあ。。。

                                                  2005/3/21 放送

              

                                       







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