さーてーと。。。。
オリンピックも映画祭まつりも終わったことだし、 さて腰を据えてやるかなーっ
てもう3話も遅れちゃってるじゃん! 
って、やだ私ったら前回と同じ文書いてる?  これってデジャブ ?(違)
オリンピックは終わったけどカーリング女子日本選手権が、、、  そして気が付けば春のゲレンデが、、、 などとオロオロしてる間に、 時効警察もついに終了してしまったわけです。 まいがっ! 少ないよ9話って!   しょんぼり。 つか焦る!! 
  まあ、そこは、この時効警察、時間差で遅れて放送される地域もある上に 忙しくて中々録画を見れない人もいるというので、そんな方達に合わせて レポしてみたりすると言っても過言ではないのだ!! どうよこのいい訳。

て事で、堂々と遅れながらの第6話。
思い出の引出しを探りつつ、お付き合いください。

第4話でヨイ意味で期待を裏切り、メジャーな味付けの快作を見せてくれた園子温監督の 時効警察2作目の今話は、程よい園ワールドが楽しめます。  そして園氏のサイトの掲示板での ”今回、時効のファンを怒らせるかもしれない けどこんな自分に頼んだオダギリくんの責任だから” 発言に、一体どんな仕掛けが? とワクワクドキドキでしたよ。


◆時効間近の事件へ総官気を引き締めるように、との警視長官様のお出ましです。  ありがたーい警視長官様の一段上からのお言葉を、あくびしつつ、むしろ寝つつ、 時計比べしつつ、聞いてる辺りが、総武警察署のユルさ (と検挙率の低さ)  を物語るよなあ。。

◆「あと4日と6時間で時効である!!」 バーン! → 警視長官の時計! →  バーン!! → 諸沢の時計! CYBEAT DUALTIME! → バーン!!! →  霧山の時計! CASIO DATABANK GOLD!! って時計対決?!
これは霧山くんのしてるあの時計は一体なぁに? と言うファンへのサービスですね。 データバンクて 懐かしいなあ。 見た目はハイテクぽいけど実は使いにくくローテクなヒトクセある ところが霧山チョイスらしくてヨイね。

◆時効間近!と聞かされて気を引き締めると言うよりも、時効だ時効だ♪ と 浮かれたりして、むしろ早く時効になれーてなこの空気、どっかで見た事あるなぁ、と 思ったらアレですよ、風邪が流行って欠席者多数、もしかしてもしかして 学級閉鎖♪ と期待する小学生。 いいのかそれで総武警察。。

◆それにしても犯人を捕まえるより指名手配ポスターに妙に力を入れてしまってないか。  現在のイメージが何故ベルばら風、とかそんな基本的なボケはもう今更 突っ込まないとしても、やけにノリノリな警視長官のMCには耳を澄まさずにいられません。
「署内にポスターを貼っておく!」 と高らかに長官が言えば、  「貼っておく!」 と復唱。 更にしつこく 「貼っておく!」  もちろん復唱 「貼っておく!」  更に長官は続ける。。 
「あの町この町に貼っておく。 捕まえるまで貼っておく。  貼って貼って貼り倒し。。。。 (多分以下延々と続く)」
どんだけ貼るんだ!! 
こんだけ言うから署内ポスターだらけにもなりましょう。。  貼って時効が解決するなら日本中ポスターだらけですわ。  いや、まあ、確かに沢山あれば効果は上がるかもしれんけども。  でも効果が期待されると言うより、貼って満足しちゃいそう。。  つまりあれだ、夏休みの計画をきっちり円グラフで 『勉強』 『睡眠』 『テレビ』  なんて区分けした立派な予定表なんか作ってやった気になって安心し、 夏休み最後の1日に大慌てしちゃう小学生。 。。。て また小学生か!

◆時効と来たら霧山だろう。 とすっかりお馴染みになってきたのに反して、 時効事件を扱う報道を見て何だかくら〜〜い霧山。  所で霧山のお部屋は本当にシンプルだけど、何気に居心地良さそうな部屋だなあ。  ふと、部屋の隅にあるタライが気になります。 衣類が入ってるようですが もしかして洋服入れにしてるのかなあ? 何かいいよね。

◆今日も部屋着は上下おそろいのエンジ色のジャージがステキ。

◆『時効って何だー!』 て趣味にするには重〜く深〜〜い悩みにハマってしまった所に 掛かってきた十文字からの電話を  拗ねた顔のまま携帯開く霧山。。  今回はそんな十文字と霧山の ”同期の桜” な二人の距離を捻りつつも丁寧に描いてあって ちょっと新鮮。  「十文字さん」 と言うと、同期だから ”さん” は要らないとか 今回の十文字の喋り方は、いつものバカにした口調と 違って同期の仲間の慣れ親しんだ友情を匂わせてて中々いい感じっすね。 「十文字!」  と慣れない呼び捨てで呼んでみると 「おう!」と男らしいヨイ返事。 んが、やっぱり 「十文字、、さん、、、さん、、十文字さん!」  て結局さん付けしちゃう、同期なのに気弱な弟ぽい霧山がかわいいのだー。  が、時効間近な事件のハッパをかけられた後だってのに飲みに誘って来たノンキな刑事にキレる霧タン。
「ボクはね! 趣味で時効捜査をするのが、ほとほといやになったのぉ!!  頑張って犯人捕まえて下さいよ!! わかったぁ?!(怒)」
毎度細かいんだけどさ、「いやになったのぉ!」 の 「のぉ!」の言い方が ちょっと我侭言ってる子供みたいでスゴクかわいいんだな、これが。  んで、怒った霧タンもいいねえ。。

◆机の上にうず高く積み上げられた 『誰にもいいませんよ カード』  。。。
ノリノリで勢い作りすぎ。。。 一生の趣味にするにも多すぎ。  
代々伝える趣味にでもするつもりなのかね霧山クン。
◆「こんなもの!」 とぶちキレ、部屋中に散らかりまくったカードの上でごろんと いじけ転がる霧山ですが…  こんなもの! と一度ばら撒いただけで、あんな風に部屋中に広がるわけはないよなあ。  やっぱり一度ばら撒いた後で、さらに 「こんなものこんなもの!」 とか言いながら 部屋中ゴロゴロしたりしてより広範囲に広げつつ、、ふと、玄関付近ではカードを 矢印の形に並べてみたりして、はっ、いやいやそうじゃなくて!と 我に返って再び部屋の真中でいじけフテ寝しちゃっのかな、、と、、妄想。

◆「頭痛薬ありますか」「どこが痛いの?」 「えええ〜〜〜〜、頭ですよ」 今「えええ〜〜」って言いました?と頭の中で突っ込みつつ、その「えええ」の 言い方が好きだ。

『前頭葉の痛み用』、『後頭葉の痛み用』  。。。最初から両方効く薬を売って欲しいもんです。

◆万引きを見つけた霧山の  「おいおい、コラコラ、、待ちなさいよ。」  って声と言い方もツボです。 つか、 「おじさん」 かあ。。。  某雑誌のインタビューで中学生と会話して 「おっちゃん」 て自分の事言ってたのって もしかしてこの撮影の時の話かしら。 オダギリも中学生からしたら おっさんなのかぁ。(遠い目)

◆「バレてしまった罪より、バレなかった罪は、一生かけて償わないといけないんだよ!  バレるから罪じゃない。 バレない罪こそ、背負う罪なんだよぉ」
万引きした子を諭す霧山の言葉は、時効後の犯人達を見ている貴重な存在だからこその 説得力。 が、ちょっと自分の言葉に酔い気味で、1歩間違えるとうざい説教オヤジに なりそうなぎりぎりな所ですよ霧タン。。 (ていうか、もうなってるような)

◆サロンに入っていく男性お客の後姿は園子温監督じゃありませんか。  こういうさり気ない自己主張は結構好きです。 せっかくのテレビドラマだもんね。  他の演出手がけた皆さんも姿をどこかにチラっと出すなんてしてたら面白かったかも。

◆美容師のお友達に遊ばれて絵に描いたようなパンクギャル姿になってる三日月君。  トホホな顔してたくせに、ノリノリでモデルしちゃったりして、更にお客さんに 似合ってると言われすっかりハマってなりきり。 携帯が鳴ると 「ワァオゥ! ハァロォォォォ〜〜ン(はぁと)」 ってそれはパンクっていうかモンロー風。。

◆けどそんな三日月タンの色気どころじゃない、のっぴきならない霧山。
「たすけてーーーーっ!」  って何そのマペット声。 どこから声だしてるんだ霧山オダギリ(笑) つかそのわざとらしい記号的なばってんバンソウコウは一体。  万引きと間違えられてボコられたのか? かわいそうな霧タン。。。ていうか もうその情けない顔に爆笑でございます。
          ↑なんとなく、たちけて と書きたかった。

◆助けにきたパンク三日月君を見るなり  「わぁあああ、ど〜したんだよ、ナンシー」  と驚いてるようで普通に合わせてしまう霧山の脳の柔軟さに惚れ惚れします。  つか突然ナンシーとか出ちゃう霧山脳って。  三日月がナンシーなら、霧山のシドも見てみたいぞ。  もちろん、黒ブチメガネ付きで。

◆どーでもいいけど、愛称が明らかに。 
熊本さん → 「くまもっちゃん」
諸沢さん→「もろさわっち」
蜂須賀さん→「ハチさん」


◆パンクギャルな三日月くんが私は警察官だって言っても、ああそうですか、と 信じらんないわな。  こう言う時には十文字の普段から(除・本郷高志の命日)バリバリデフォルト刑事スタイルは ありがたいことです。

◆しかしこの霧山と真弓ちゃんが、小田切先生と女子高生北島かぁ。  真弓ちゃんはともかく、今更ですがオダギリの豹変ぷりは楽しすぎる。。

◆出た。「スナック俺」! テレビデビューですねえ、園監督。  その他 「PUB貴方」 「DARTS BAR 君」 「BAR 僕」 などなど取り揃えて お客様をお待ちしております。

◆お店のママのレイコさんにズキューンと一目惚れしちゃう十文字ですが、 いや本当綺麗でうっとり拝見しましたよ、森口遥子さん。 つか毎回殆ど綺麗な女性が犯人てのも、 どうせ1回か2回しかないなら綺麗な女優さんと! なんて 演出の方々の思惑のせいでしょうか。。。? 3話の田中さんだけだもんなあ、 男性の犯人。 しかもその回ですら、田中さんより奥さん役の緒川たまきさんの出番が 多かったような。。。 

◆「十文字疾風です。」 と自慢の名前は勿論堂々とフルネームで自己紹介。

◆「かおるちゃんのお父さんとお母さん」 と夫婦扱いで紹介されて、 三日月ナンシーは上機嫌です。 上機嫌だけど頭は痒い。  そんなヘアーにぴったりな孫の手でポリポリ。  霧山にもポリポリグルーミングしてもらったりして、霧タンもナチュラルに こういう事しちゃうのがイイんだなぁ。  さらに夫婦に見えると言われて更に嬉しさ倍、ゴロニャーンとばかりに霧山に甘えて寄りかかりたい 三日月ですが、バリバリ固めたピンクのパンクヘアが大好きな霧タンを攻撃。
「イタイっ! ちょっ! 刺さってる!」

◆更に注文したものが大好きな霧タンと同時にコーラ(はぁと)で嬉しい ナンシー、再びゴロニャン。
「あっもっ!イタっ!ほんと刺さるから。。」
ほんと鬱陶しそうな霧山。  かわいそうに、三日月ナンシーは女性版シザーハンズ状態です。  ゴロニャンしたい時はツンツンヘアは厳禁。

◆「霧山さんが、おねえちゃんのこと好きって、うすうす知ってるんでしょ」 って 真弓ちゃんのセリフに、え? そういう事にしちゃうの園さん? と、少し驚いたけど そこが基本設定だけで後はご自由に、の脚本の面白いところ。 やったもん勝ちですな。
「おねーちゃんが、霧山さんを好きって事も、うすうす。。」 。。いや、それは「めさめさ」分かります、普通は。。普通はね。  こんだけラブラブ光線だしてアタックして、霧山はやっと「うすうす」って事なのね。。

◆おしぼりでゴシゴシと指1本1本神経質に拭いてる霧山、もしかして ちょっと潔癖症?

◆♪もしも明日が♪ 今回はこの曲が頭から離れなくなったなあ。

◆『スナック私』に乱入してきた諸・熊・蜂3人組。  三日月のパンク姿にも大してリアクションがないのは酔ってるせいなのか、 何事にも鈍感な、いや大らかな連中だからか。。。 それにしても 会話がいかにもご機嫌酔っ払いオヤジって感じでほんっと楽しそう。
てか諸沢さん、、休日も白衣?

◆あっ。。あの鳩時計は。。

◆熊さんの誕生日パーティだのバレンタインだの、恋の日は近いゾ(はぁと) などと一同が盛り上がる一方で、1人背中を丸めてオレンジちゅーちゅー すする霧タン。 風邪のせいなのか、時効事件捜査趣味への自己嫌悪のせいなのか、 今回はかなりのローです。 ローでどんよりしちゃってるジャージな冴えない霧山と、 パンク姿も気分もやけにハイテンションな三日月君との色と気分の極端なコントラストが オモロイ。 恋に時効はあるのよ! とか言い張る三日月に  「そういうのは比喩だよ。 実にブンガク的だ。 ダメだよ三日月君!」 とか言ってる事も何だか理屈っぽくなってきちゃってる霧山くん、、もう寝た方が。。。
所でこの霧山が美味しそうにちゅうちゅうしてるオレンジ、 これは暖めたオレンジに直にストローぶっさしてるのかな?  何だかすごく美味しそうだし風邪によさそう。 今度試してみよっかな。

◆美人の播州弁ってそそりますなー。

◆ローテンションのまま、ひとりでぽつねんと帰る霧山。  「大丈夫?」 と心配する三日月に振り向きもせず、
「うん、大丈夫大丈夫、、ひとりで、今日はたぶん、うん、 ひとりがいい、、ひとり、、多分、ひとり、、ひとりがいいね、、 今日は、、ひとり、、ひとり、、、、」
ってブツブツ呟き去っていく。。身体的というより精神的にやばい。 心配です。

◆挙句 「ひとりってさみしー!!」 とか言っちゃってるし、あらあら霧山君、恋の自覚の日も近いですか?。
1人部屋 寂しくなったら やっぱうすうす?

◆がしかーし。 その後自ら呟いた 「なーんちゃって。。」 に何かひらめいたまではいいけども、 「えーーーっ!! えーーーーっ?!! なーんだってーーーっ!!」 っていきなりビックリするこの壊れっぷりは如何なものか?!  霧山が壊れた! というよりも、オダギリが壊れた?!とさえ思えるこの映像。。 だ、、だいじょうぶ、、?(やや引きつつ爆笑)
今まで押さえていた分のテンションを一気に爆発させたポツネン霧山、 もう唾液も鼻水も飛んできそうな勢いです。  が、こんだけ大騒ぎしておきながら、タイトルとCM挟んだ後に 「なーんだってええええ?」が無かった事のようにやっぱりローテンションに戻ってる。 おやおや? この爆発霧山は一体何だったのか?  何かいけない風邪のウィルスが脳にいっちゃったのか??

◆寂しい後にぶっこわれた霧山が見た夢はやけにシュールな園子温ワールド。  やっちゃった? やりすぎちゃったか園さん、ていうか、 オダギリもノリノリなんだかヤケなんだかテンションがおかしいぞ?!  そうか。 あのヤケなハイテンションのまま、このハイテンションな夢に繋がり、 それでエネルギーが発散されて一旦落ち着いてまたローテンションに戻れたのか霧タン?  いやしかしこのメイクはどうよ?! 涙も鼻水もぐちゃぐちゃの顔が凄いよーこわいよー。 いいのか? いいんだよね、ええ、ええ、 全くもってブサ顔になることに一変の迷いも無いオダギリ! 30才記念のドラマでこれ!  そんな貴方が好きですとも。  顔面筋肉駆使しまくり、 赤ちゃんオモチャを握り締め、タコのような動きで珍妙な動きを披露する霧山、 それはもう、ぶさオダギリ顔の経験値が浅めの ファンの方々にもとんだ悪夢、、いや、洗礼となったのだ!(多分)
◆が、ぐちゃぐちゃ泣き顔の夢を見てる霧山の寝顔は、、言っちゃうよ?  天使のように!!かわいいのだ。 ああもうこのアップダウンに翻弄されるのがたまらんね。  夢から覚めて 「何で泣いてるんだろ。」 と ぐしゅぐしゅと涙拭うところとか、ベッドの上にそのまま体丸めて寝ちゃってたトコとかが、 また胸がきゅんとするポインツね。  しかし風邪引きさんがそんな寝方しちゃったら、治るもんも 治らないし、いい夢も見れないっすよ、そりゃ。。  こんな時にそっと布団を掛けてあげる関係になりたいものだなーと 三日月くんに代わって妄想よ(はぁと)。

◆鬱状態+風邪+悪夢で更にテンションが下がった霧タンは有給を申請。  「えーっ」 と言われたのは最初だけで 「まいっか」 「そっか」 「まーね」  「いーんじゃない?」 「もともと毎日有給休暇取ってるようなもんだからね」  「いえてます」 。。。。ってお前たちに言われたくないよ、時効管理課+ ヒマな刑事。  熊「ま、リフレッシュしてこい」 又「ま、リフレッシュしてこい」  蜂「ま、リフレッシュしてこい」 諸「ま、リフレッシュしてこい」  て、なーんかむかつくなあ(笑)

◆「もう時効の調査やめます。」  神妙な顔して言ったところで、だーれも心配しないどころか  「ホホホ 霧山おかしくなったな」  と笑って見送る時効管理課のゆかいな仲間達、、。  ま、趣味だしね。

◆指名手配ポスター大きさもバリエーション大中小とりそろえ。  つか、大はでかすぎないかね。 しかも 『時効まで後2日』  とかってシール、、貼るもんなの? そういう所ばかり凝ってるよねえ。

◆過去の自分とすれ違う玲子。 都電であったり、 懐かしい歌だったり、こういうノスタルジックな 映像は園さん映像らしくてイイなあ。

♪もしも明日が〜〜晴れぇならば♪
レイコから十文字、そして三日月へと歌が続いて、 このままミュージカルになっちゃったらどうしようかと思ったす。  ま、それはそれで面白そうだけど。 歌う霧山も見たかったなぁ。  歌いながらくるっと回る三日月くんの振り付けと立ち方がかわゆかったわあ。

◆先週に引き続き風邪っぴきの霧タン。 …って言っても脚本家は毎回違うから これは偶然なんだろうけど、霧山には風邪が妙に似合う気がします。  そんな風邪引き&凹み中の霧山は何故か一人旅。 これって オダギリパートだけ別場所でピンでまとめ撮影とか、ギチギチ詰まっていたという 時効警察撮影の裏技だったりして、、???。 

◆大勢にいじられる姿も可愛いですが、こうしてぽつんと独りな霧山も 妙に味わいがあっていいものです。 独り言が似合う男、霧山。  指名手配のポスターを見て 「んーやっぱどこかで見たことあんだよなー」  て呟く、ちょっと低いボソボソ声とかスゴク自然でいいんだよねえ。  んで、川だか沼だか湖だか、、を見回し、じんわりうれしそうに  「うわぁ〜〜。 ここだぁ」 なんて言い方も可愛いんだけど、『ココ』 ってドコすか?
さらに 「ん〜〜〜。。 ヤッホ!」 と呟いてピョンっと1歩踏み出すのが すっご〜〜〜〜〜〜〜〜くカワイイっす!!!  なに、ヤッホ!って! 小さいピョンってのがまた可愛いっす!  1人だからやっちゃった行動っての? この意味はないけどやっちゃった、みたいな 無意味な動きが好きだなあ。 ほんとこういうボソッとやる行動のひとつひとつが、 なんともいえない地味な可愛らしさがあってさ、とってもとぉってもツボなんだよなぁ。。。  このじわじわした味わい。 ホンット霧山ってオモロイキャラクターです。。

◆サネイエ姉さんの私服姿、そう来るとは思わなかったのでびっくりしましたよ。  髪の毛てっぺん一つ縛りのアップにしてて、オシャレでカッコいいっすー。  対して又来さん。。その頭の大きなお花のコサージュは一体?!  アク強めのストライプ柄のジャケットとか、、、いや、個性的でステキですと 言っておきますよ。

◆5個500円のサングラスって! 安!  それをかけてレザボアドッグスとか言っちゃうオジサン組、かわいいねえ。

◆相変わらず傷心一人旅で、川?沼?湖??にいる霧山は今日も独り言。  「おやおや霧山くん、釣りですかぁ? ハイ、人生初めての釣りに来ております。   その釣竿は? ててててん!! 拾った竹、、、の、、、棒〜〜〜〜  。。。だから釣れないんだよ。。」 と独り言は独りモノマネ&独りツッコミ へと進化。 独り言の進化は やばい人への進化でもありますから注意です。 つか、これはアドリブ臭い。。 色んな意味で今回はのびのび好き勝手にやってる感がありますが、それがまた良い、、と 思います。 で、大きな声では言えませんが、オダギリのドラ●もんのモノマネは何度か拝見してますが、 どうにも似てない気が、、。

◆拾った竹の棒〜〜〜〜 でも引きが! ここで 「くつしたさん」 が釣れる事を こっそり期待したのは私だけじゃないはず…はず。

◆それにしても本当に意味の無いシーンですが、そこがいいのです。

『その1、だじゃれに弱い。 その2、笑いのツボに嵌るとシャックリが止まらなくなる。  その3、酔うと播州弁がポロリポロリとこぼれる。 その4、酔うと語尾に「なーんちゃって」と付けたがる。 その5、耳が動かせる。 その6、くしゃみをすると必ず 自分の噂をされていると思っている。』
指名手配のポスターに記載されてる『特徴』。。。これでもかって程、具体的すぎ。  やっと気付く霧山と十文字。 いやー灯台下暗しですなあ、、って気付けよ!、

◆ついに気付いて「あーーーーーーーーっ!!」と叫ぶ霧山、またしても顔が壊れ。。

◆バレンタインのチョコの話題で盛り上がる時効管理課。  つかびっくり。 霧山にチョコあげるって人がいる! 何だよ何だよ、意外とモテちゃうのか霧山ぁ?!  それにしても、ほんっと、仕事してないよねえ、時効管理課って。

◆犯人を知らせるべく慌てて釣堀から三日月クンに電話したのに、 中々言いたい事が伝わらず要領を得ない三日月君にイラだって ピョンピョンと細かく飛んだり全身駆使して落ち着き無く訴える霧山。  全身駆使する意味は電話では意味が無い気がするけど。 いや、 きっと電話からも勢いが伝わったに違いないっす。  『夢の中へ』の電車の中のキ●ガイぽい青年を彷彿とさせる 動きだったなあ。

◆大好きなご飯はチョモランマのようにてんこ盛り盛り、しかも それを直にパクつく男前な食いっぷりを見せる食いタンならぬ食い婦警、三日月しずか。  。。ってか、男だってそんな食い方しません。

◆三日月とまゆみちゃん、こんな可愛い女の子二人にこっそり  「かっこいい」 って言われたり、バレンタインのチョコあげたいとか 言われたり、地味なようでにじみでるカッコよさを感じさせていいよね、今回。

◆好きになっちゃって。。と霧山に相談する、今までの天然バカボケ役とはちょっと違う 今回の十文字。 つか、今回は霧山も十文字もそれぞれ真面目に悩んで 凹んで、いつもの ”何が起きても割りと動じない” ぬるい時効警察とは 一味違って人間ドラマらしさがあります。  悩んだ挙句に十文字が相談するのが、いつもバカにしてる霧山って所も、 本当は相手を認めてる同期の関係が垣間見れて良かったなあ。  とは言え、映像はやっぱり一筋縄で行かない所が、園さんの時効警察なのね。  何故か遊園地でものすおごい近くですれ違いつつ、並びつつ、そばにいつつ、 お互いに気付かずに懸命に携帯で会話する二人。。。

◆十文字が乗ってる子供用遊具のパトカー、しっかり総武警察のロゴ& そーぶ君のイラストが。。これ、そのまま遊園地に置いてあるといいのになあ。

◆霧山はパンダの乗り物に。 何故かパンダなのにギャロップギャロップと 馬に乗るように立ち乗りしてみたり、やけに上手くバック運転してみたり、 さりげにパンダカーを慣れた手つきでエンジョイしつつも真面目顔で説教する霧山。
◆このまま惚れた女の時効を知らないフリしてスルーするべきか、 刑事として逮捕するべきか、、、いつもの無駄に歯切れがよい思い込み男の 十文字の影はどこへやらです。 すっかり弱っちゃってる姿が切ないっすね。  「十文字さん!」 と最初はまだ 「さん」 付けして呼ぶ霧山だけど、 「ハイ…」 とはっきりしない十文字の返事に  「ハイって! 十文字!!!」 と声を荒げていよいよついに呼び捨て。  それでもぐだぐだと彼女に恋しちゃったと弱音を吐き、 終いには気付かないフリをして欲しいなどと言い出す十文字に、 バッサリきっぱり 「無理です。」 。。男前じゃんか霧タン! 
それでもまだまだ未練たらたらの十文字は  「霧山。 時効事件担当の霧山。 もーちょっと待ってくれないか。  そしたらお前の事件になる。。。」  とちょっとニヒルに言って見るも今回はタイミング悪かった。  霧山はまさにその 『時効事件』 のことで悩んでる真っ最中なのだ。  恋と時効の板ばさみで弱ってるとは言え、警察の風上にもおけない甘えた言葉に 「十文字さん?」 「ハイ」 「十文字くん。」 「ハイ。。」  「十文字!!!」 「ハイーッ!!」  ついにキレれる霧タン!
「ちゃんとしてください。 ちゃんとしろーーーッ!!!
「ハイ。 分かりました。 霧山さん。。」 。。。かっこいいよ霧山。 同期の桜だよ霧山。 友情の、愛の鞭だよ霧山。  普段大人しい人が怒ると迫力があるもんです。 思わずいつもと逆で 十文字が霧山に対して 「さん」 付けしちゃってるよ。 
いやーしかし、全く揺るがない霧山の叱咤にますます惚れました。  十文字の気持ちも、時効の重さも分かっていながらの揺ぎ無い説教。  ホンットかっこいいよ、霧山。 

◆向こうでは憤る気持ちでひとり暴れる十文字、手前に渋い辛い顔して携帯を切る霧山。。  でもパンダカー。  なんでしょうなあ、この微妙なリアルとファンタジーの間のバランスが園カラーでしょうか。

◆時効ギリギリで惚れた女を逮捕しに向かう刑事と、逮捕を覚悟した綺麗なママ、 全てを分かってた娘、、それを見守る三日月と霧山。  とても切ないシーンですなあ。。。  今にも泣きそうな顔の三日月くん、その横の 霧山が霧山らしからぬ男らしい真顔でじっと見つめてて、 何だか頼もしいのだ。。 かっこいい。 うっとり。。 。。と思ったら、次の場面では寝てるってオイ?!  あの渋い表情は、、単に眠かっただけなのかい???  いやいや、きっとこれは、男 十文字の切ない恋の終わりの辛い場面を見てないフリをした 霧山の男の気遣いなのだろう。。。 ステキな友情だ。。
って、どうみても 「すや〜〜〜〜〜」 って寝息が聞こえそうな寝顔なんだけど。。
◆と言う事で、時効前に犯人も捕まったんだけども 『誰にも言いませんよカード』 は、 犯人を誰か知っていたのに黙っていたと自白した真弓ちゃんに渡すという イレギュラーな展開の今回。 だからか、メガネも外さないし、徐々にレベルアップして 霧山の助手役をつとめていた三日月くんのお仕事、ハンコに 「はあ〜〜」 もなしですが、 「君がお母さんを愛するパワーで、この青空みたいに幸せになれー!! WOWOWOWOWO〜〜!!」 なーんて空に向かって叫んで真弓ちゃんを励ましたり、 ちょっと頼れるオジサン、、いや、大人な魅力の霧山なのだった。

◆「今回の 誰にもいいませんよカード、かっこよかったよ(はぁと!)」 と三日月くんにポンポンと肩を叩かれ誉められて、ちょっとまんざらでもない顔の霧山。  もういらないと思ったカードも、時効を調査する趣味に対する迷いもふっきれたようで なによりです。

◆今度は逆から熊本さんに話し掛けられて向こうを向く霧山。  もじゃもじゃほわわん、とした霧山の後ろ頭が画面の手前に。  この後ろ頭がまた可愛いのさ。  もうなんか隙だらけの間抜けな後ろ頭。 

◆「そういえば十文字いないねえ」  と、窓枠の上に手をかけようとする熊本さんですが、、 微妙にギリギリやっと手が届くという状態で、 なんとも不自然な苦しい体制になってて、 熊本さん、腕が短いんだから、決めポーズは慎重に、、と思いました。

◆「恋に時効は無し!」 「ナシ!」 のポーズで決め!
ってこっち視線かよ? もーホント、こういうの大好き!

前回はわりときっちりした脚本と映像だったのに対して、今回はかなりやりたい放題だった ように感じた園子温脚本・演出。 やりたいようにやっちゃうと、 テレビドラマだと”ひとりよがり”なニオイがプンプンしちゃうもんだけど、 今回はその塩梅が程よくギリギリのところまで個性を出し切ってて見事だと思ったよ。
で、何よりも ♪もしも明日が♪、、この曲がもう頭を離れなくなって、気が付くと歌ってしまってたす。   多分、、今回の時効警察放送後の時効ファンがあちこちで鼻歌しちゃってたのではないかと。 
懐かしい曲、都電、ちょっと切ない恋、遊園地、、と、 全体的になんともノスタルジーな映像で胸がきゅんときたなあ。
それにしても、妙にテンショが高かったり低かったりするジェットコースター躁鬱の霧山には 衝撃貰ったり笑ったりさせてもらいましたよ。  ど、どうしちゃったんだ?オダギリ!? みたいな。(笑) 最初に書いた、園さんサイトでの時効ファンが怒るかも発言って、何のことだったのかな?  十文字の出番が多かったけど、だからといって霧山が少ないようにも感じなかったのは 脚本が面白かったからかなあ。

もっと話数があれば、折角各キャラクターがこんなに立ってるんだから、 今回みたいに他の人にスポット当てたお話があっても面白いかなーって思うんだけどネ。 

いずれにしても、全く園さんが心配するような違和感もなく、良かったと思ったよ。  それに、「夢の中へ」 でも感じたけど、 園子温監督作品の中のオダギリって、何か鬱血したものをダーッと吐き出してたり、 とっても生き生きしてて、なんか見てて嬉しくなっちゃうんだなあ。。

とりあえず、今回の主人公は十文字だったねえ。 それもまたヨシ。 それでもオダギリの絵ばっか なのは、、オダギリサイトなので、そこはひとつ、ご了承くださいという事で、、よろしくお願いします。

                      (2006/2/17 放送 脚本・演出/園子温)              
                                       







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