■第6話 『今週のオヤツはプリンとババロア。』■

  室井滋さんてすごいねえ。
  ていうか今週はすっかり室井さんと松雪さんに持っていかれたってカンジです。
  ブッチャケ、羽佐間の見せ場はありませんでしたとも。(寂)
  が、落ちた埃のような萌えも拾うのがファンってもんです。。。
  という事で、今回は多分こざっぱりしつつ第6話。

◆人生相談講義室
講議が終って他の修習生が皆席を立つ中、当たり前のように居残り準備の例の8人。
放課後講議に配られるのは、白表紙ではなく、プリン。。。いきなりですか。腹減ったー。 課外議論のテーマは黒沢さんの友人A子さんの旦那の女関係。
  「え〜それ今日の課題ィ?」
と不満漏らす(そのくせちゃんと残ってるけどね)桐原に
  「まぁまぁまぁ、一緒に考えましょーよ、ほらほらほらプリンプリンプリン。。。
とプリンで気を逸らす羽佐間に「オッ」と嬉しそうに簡単にプリンに吊られる桐原。どっちが年上なんだか。
しかし本当に毎回オヤツタイムあるなあ。研修期間終了後ダイエット必須課目になりそう。
。。で、羽佐間。やたらぺろぺろスプーン舐めてるんですけど。。犬かよ?!。。。カワイイ。。。許す。

黒板に相関図を描きつつ説明する黒沢さん、 どうやらA子さんの旦那にしつこくまとわりつく女がいるらしい。
A子さんの説明にハートつけまくり☆光りまくり、ヒイキ込めまくりの黒沢さんを見て、本人の相談事だ。とあっさり察する一同。
  「やっぱり黒沢さん、アンタの話なんだね?」「黒沢さんの話しだね。。」「アラッ。黒沢さんの話しだ。。」
  「黒沢さんの話しねぇ?」「黒沢さんの話しか。。。」「。。。。」
  「黒沢さんの持って来たプリン、おいしーなーv!」
     。。。約2名を除いて。。。
が、そう分かってしまうと返ってどう返答すべきかちょっと気を使う空気の中、思いっきり大きな声できっぱりと田家さん、
  「ハイッ!C子さんとB男さんは、出来てますッ!!」
ウワッ。と固まる一同。その空気に気付かない田家さん、、と、楓。
黒沢さんが必死にごまかそうとしてるのにも関わらず、今度は
  「わかった!!A子さんは、、黒沢さんだーっ!!
とズバリ言い放つ田家さん。
  「分かってても言っちゃダメっ」
とフォローなんだか墓穴なんだか桐原。ま、こうなっちゃうと回りが見えなくなる田家さん。更に声を張り上げ、
  「黒沢さん!認めたく無い気持ちはわかりますが、おそらくB男さんはC子さんとー」
   「タケッ!!」「やめなさいよ!タケッ!!」

呼び捨て。。。。(笑)
  「少なくとも、一度か二度は関係をっ。。。」
それでも話を止めるどころかソレ言っちゃお終いだって事まで勢いづいちゃってもう止まらない田家さん。
これはもう力づくで止めさせる他ない状態。 わーーっと群がり押さえ付ける一同、 つか羽佐間、首絞めてない?
   「眉毛じゃなくて口塞いでっ!!」
だれだよ眉毛押さえてたの?(笑)
  「タケさん、落着いて落着いてッ!」
と言い乍ら、まだその手は田家さんの首をしめていますよ、羽佐間。。。キミが落ち着け。
パニック状態に陥っている様子を見ていた楓が冷静な一言。
  「田家さあん、これはぁ、黒沢さんの話しじゃなくて、黒沢さんのお友達の、話しですよォ?」
何だか学校の先生みたいにゆっくりとやさしぃ〜く田家さんを諭す楓。 パニックになって更に墓穴を掘り捲っていた一同に投げかけられたマッタリ発言。 そうだよこうやって冷静に落着いて行動すれば事態はおさまるってもんです。 うーん、案外やるじゃないですか、楓。
。。。。。。と実はこの時感心したんだけど。。。よーするに天然だったのね。

そんな天然楓の偶然の気転でとりあえず落着きを取り戻し、改めて黒沢さん、、じゃない、友人A子さんの問題へ。
さすが司法修習生、ぱかぱか次々と飛び出す法的アドバイス。すがるような目で同級生のアドバイスに耳を傾ける黒沢さん。
  「場合によってはC子さんを消しちゃう事も可能ですよ♪」
と言いつつスキップだか小走りだか軽妙いや珍妙な足取りで黒板前に躍り出る羽佐間。 いや消すって穏やかじゃないっすよ〜(汗)。多分黒板のC子の文字でもささっと消そうとしたんだろうけど。 それとも、、脳内削除?まあでもちょいと調子に乗り過ぎたようで。
  「あほか。本当にそんな事でA子の不安が解消されると思うか?A子が本当に不安なのは、C子がしつこく言い寄って来る事へ
  旦那の気持ちが離れていく事じゃないのか?ストーカー規制法によってC子の行為を規制できたとしても
  C子の心や旦那の気持ちまで法律で規制する事は出来ない」

しかし今迄の桐原なら、誰よりもちょっとハスに構えて「何コレ人生相談の場?」なんて言いかねないのに、 逆に本人の気持ちを代弁してあげるなんて、桐原もすっかり『司法修習生人情派』アホヤンズの色に染まってますなあ。
結局黒沢さんが欲しかったのは、そういう法的な支えより、暖かく応援してくれる言葉だったんだよねえ。
  「A子さんなら、大丈夫、乗り越えられるよ。」「タフだし。」「綺麗だし。」「明るいし。」
  「軽いし」
(。。には突っ込みいれられてたけど)
とそっと応援する仲間達。こういう年齢も学歴も環境も関係ない友達って凄くいいなあ。頼もしいよね。
。。。。でも楓だけは、、そんなやり取りを見ても最後迄A子さん=黒沢さんとは気付かなかったらしい。 いつもは誰も気付かない部分に気付いたりするのに。まあ素直といっちゃ素直なんでしょうなああ。。
いつも他人とは違う方向から物事を見てるキャラクターなんだろうね、楓。(でも気付けよ)

◆頼りになるんだかならないんだか。。の6人。。



黒沢さんを見守っていこうと言う事で一件落着した所に
「ねぇさ〜ん!!会いたかったよぉ〜〜!!」
と突然飛び込んで来るなり森乃に抱きつく明らかに場違い風なハデな化粧の女、今日子、室井滋の登場っすー。
教官役を見たかったけど、違ったみたい。ちょっと残念だけど室井さんこういうスレた女の役多いよね。
でもってさすが上手いです。
突然現れた明らかにアチラ側のお知り合いの登場にポカーンと目を丸くしつつ見守る一同。。。
が、過去の縁はもう切ったと森乃姐さんにキッパリサッパリ冷たくあしらわれてブチ切れた今日子、
  「ナニ気取ってんだよ、このアマーッ!! (怒)」
と突然森乃を羽交い締め。一同はワラワラパニック。
  「ちょっとお前いーかげんにしろよ!」
と闘志満々飛び出そうとした羽佐間、こっちも皆に羽交い締めに。
しかし、何となく押さえ付けなくても大丈夫っぽく見えるのは何故ゆえに〜?
何気に今日子や森乃とケンカしたら負けそうな〜?
元ヤンでヤンチャしたとは言っても、千葉の天下とったとは聞いてないし〜?
ケンカが強かったとは誰も言ってなかったよーなそーいえば。。。
あのケンカのシーンも勝負の結果までわからないわね、そーいえば。。。。
とかボンヤリ思い乍らも目線は細い身体に纏りついているシャツの皺すら色っぽいなぁ。。v
と、オダギリのボディラインを追っているわけで。。。。このオヤジeyesがいけないんだ。。。

そんな今日子の暴力に対して、口々に法律で対抗しようとする6人、さすが司法修習生らしくて面白い。 が、口ばかりではこの状況は何も解決しない事にやっと気付き、いきなり円陣。
今度は現状の法律的論議をおっぱじめるアホヤンズ6/8。
  「情状酌量の余地はあるだろう。相談したいって言ったのを森乃が断ってカッとなったわけだから。」
  「計画性があったかどうかって事だよねぇ」
  「そもそも殺意を抱いていたかもしれないよ」
  「それより助けられるのに助けなくて死なせてしまった俺達も罪に問われる可能性ありませんか?」
  「ああ。。!」

と一同。つーか殺すなよ羽佐間。
  「刑法199条、『不作為の殺人』です!」
  「それっ!」
  「よしっ助けよう!」

て自分等も罪を問われるからやっと決意しますかアナタタチ。
。。尤もその間羽交い締め状態で待っている森乃と今日子もどうなんだ?て話しですわ(笑)。
いざ!意を決して向かっていこうとする6人。と、叫ぶ森乃さん。
  「ああっ!!タケさんがっ?!!」
えっ?!タケさんが?!!タケさんに一同が気を取られた瞬間。
  「ふざけたことしてんじゃねぇよ!このアマーッッ!!
     ドスッッガスッ。。。
振り向けばそこには全てが解決しており。森乃さんの足下にはうずくまる今日子。。
モウマンタイ。頼り無い6人より姐さんの蹴り一発。伊達に極道の女出身じゃございませんのヨ。
さすが姐さんでございます。カッケー。
それよか「タケさんが!!」てのは確かに何より強烈なエサですなぁ。
田家さんなら何が起きても不思議じゃ無い気がする。。。。

結局今日子の話を聞いてやる事になった一同。
。。。しかし修習生、課題が多くて大変らしいのに、毎回居残りしまくってて大丈夫なのかしらん、この人たちは。 や、討論する事が案外息抜きにすらなってたりしてねえ。討論ホリカー?
今回の問題は、『通りすがりに見た喧嘩に口出ししただけで今日子は罪に問われるかどうか。』 ココでは喧嘩していた二人の男のうち、1人は今日子の知り合いで、もう1人は知らない男だと言う今日子の発言から、 殴って相手をボコにした知り合いの男を応援した今日子も罪に問われる可能性が高いという結論に。 けど、後にそれぞれの関係や気持ちが明らかになってくると、罪もまた変わってくるわけなんだね。。。 法律や裁判で人が人を裁いて一応ソコにひとつの判決を出したとしても 心が絡んだ真実は本当は白黒ハッキリつけられない曖昧なモノなんだろうなあ。
それにしても会った事もない男Yの見舞いまでしてしまう楓の行動力てちょいと怖くもあり。


◆黒沢さん復活。(いやそれよりも)
で、その楓が聞いて来た話しも含めて、再び今日子さんの事件について討論する事に。。。
「。。それ、今日の課題ィ〜?」
と前日と同様愚痴る桐原に前日と同様、
「まままま、いーじゃん、聞きましょうよ〜、ホラ、ババロアババロア。。
とババロアをかいがいしく勧めて誤魔化す羽佐間、誤魔化される桐原。 そんなスイーツなオヤツを手にした男二人の2ショが妙にかわいらしく感じマス。
男Yと彼女と今日子の関係が、友人A子、もとい自分の状況と似通っていても、先日のションボリした姿はどこへやら、 元気に明るく喋り捲る黒沢さん。
「黒沢さん。。君は。。乗り越えたんだねぇ〜。。。早いねぇ。。。」
やや吹っ切れ過ぎ?な勢いにほんのり呆れつつも一安心の崎田さん。
鈴希は一言
はやッ。(笑) そして
「よかったねぇ〜〜〜。。。。」
と、ほんわーか表情で見守る羽佐間、まるで弥勒菩薩のようなあたたか〜〜いありがた〜い微笑みでございます。
いやもう、こっちがほわわ〜ん。。
。。何て癒しな笑顔だろう。。。


◆気持ち次第で罪も変わるのね。
今日子さんが応援したのが、惚れていたYさんか、知り合いのシンちゃんかが論点に。 フラれた悔しさをぶつける為に、シンちゃんを煽り立てたんじゃないかと言う黒沢に羽佐間の反論。
  「いや、違うでしょ。男Yさんを応援してたんじゃないスか?本当は男Yさんに向かって言葉をかけたんじゃないスか?
  だって考えてみて下さいよ、男二人が喧嘩してます。1人は知り合い、1人は好きな男。どっち応援します?
  ふつうは好きな男を応援するでしょ」

一瞬ハザマの言う意味が理解できなかったワタクシ、オンナゴコロが足りないのでしょうか。寂。。まあそれはさておき。
  「あの女(今日子)はふつうじゃないだろう」
と言い放つ桐原に、
  「やー、人を好きになる気持ちは誰だって同じですよ」
いやー、ステキな事いうねえ、羽佐間、と感心するオンナゴコロ未熟な1視聴者。が、
  「でも今日子さんの好きな思いは叶わなかったんだよ」
  「自分をフった男を応援するぅ?」
  「いやそれよりも、1人はただの知り合いじゃないよ、いつもツルんでるとか言ってたよ。」

と言われてフ、と気付き、パニくる羽佐間。
  「あ、『仲間』だ。。。自分の『仲間』と自分の『好きな人』。。。あー、うわ、難しいな〜。。
  あ、チョットどっち応援しよ。。ちょっ、時間下さいっ」

  。。。。どっち応援するとかそーゆー問題???
しかし仲間大好き羽佐間としては悩む所かな。

結局今日子が男Yを応援していたなら、罪に問われないんだそうな。 いや本当、他人から分からない人の気持ちで罪状も変わってくるもんなんだ、、とそう思うと、 まあ、やけに人の気持ちに入り込み過ぎるこのドラマも、、アリなんだなあ、、と、ちょっと斜に構えていた自分を省みたりして。
今回は兎に角、もう今日子と森乃に食われっぱなしの1時間でございました。
昔の二人に戻りたがる今日子を突き放す森乃、冷たいようだけどそこには愛情があるんだよねえ。 悪態をつきつつも、その愛情に気付いている今日子にもグっと来たス。 今日子も森乃のように何か人生の夢が見つかるといいねぇ。
。。。このドラマの最後にでも、その後の彼女が出て来たら嬉しいかも。。

◆依頼人は嘘をつく、てね。
飲酒検知実習?
って本当にこんな研修もあるんだ?へぇ〜!!×10
羽佐間もといオダギリはすぐに赤くなりそうで参考になら無さそうだけど。 つーかちょっとほろ酔いな羽佐間が見たかったなぁ、と今回の羽佐間見どころの少なさにボヤいてみたり。
今日子のブレスレットから、今日子のYへの思いに気付いた事を羽佐間に誉めてもらって嬉しそうな楓。 「依頼人は嘘をつく」。『本当の事を聞いてほしいけど言えなくて、嘘を交えて言ってしまう依頼人の気持ち』を 羽佐間に聞いていたから、今回の事も見抜けたと楓。
そんなブレスレットの話をしていた楓も、『好きな人にもらったものをそっと手にとってみたり。。』 と話している時に頭に浮かべていたのは羽佐間にもらった栞の事なんだよねえ。 さりげに楓の言葉にもこっそり告白するような、聞いてほしいけど言えない気持ちがこもっていたのかも。 羽佐間がそれに気付いたかはわからないけども。

とか言いつつ、恋愛はやっぱり程々にお願いします。。と思うワケですが。


今週はハザマ的見どころは少なかったし、折り返し地点記念?て事でアホヤンズ(6/8)を描いてみたり。
(本当は全員集合にしたかったケド)
がっ。来週は大きな展開がありそう。はざまVS桐原、本格対立?怒鳴ったり凹んだり?
羽佐間ウォッチング、忙しくなりそうです。楽しみだなー。


                                        (2003/11/10放送)

                                       





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