■#9 『操られた記憶』 樋口センセ、どうなん。。?

はー。 今回のお話、またしても『悪くはないけど良くもない』ふつう過ぎて印象に残らない。。そんなお話でございましたネ
まあ話が破綻してないだけマシというものでしょうか。 (正直こういう中途半端なものが一番レポしにくい。)



◆今週の耕輔
一生懸命チラシをまく婦警さんたち。
中々受け取って貰えない、と愚痴。けど、何故私服なんだろう。
こういうのって制服着てちゃ駄目?あんなふつーの女の子チックな格好で 配るより遥かに皆真剣に受け取ってもらえると思うのだけど。。

で、そんな難儀なちらし配りでも通報が入り、耕輔と尾崎が現場へ。
品川に指図しつつ煙草をくゆらす耕輔。ちょっと先輩面な所がカワイイっす。
逃げ出す容疑者を追い掛け、すぐ追い付いたと思ったら、
思いのほかの反撃を喰らい、耕輔ピーンチ。
ていうか、ちょっと弱ッ?

うーん、腰がね、。腰がはいってないんだよ、コウスケくん。。 必死でしがみついた所をガシガシと足で蹴られて(ちょっと蹴られる耕輔に萌えたり) ブッチンキレモードにスイッチオン。。
1話以来のキレ耕輔再び ?!
んんん、けど、ちょいもの足りねぃ。。もっと蹴りなんかも入れて欲しい感じ。見てて退く位にいっそ。 それだけが楽しみなんだからさ。
鶴さんに羽交い締めにされてやっと引き離されるんだけども この場面、予告だとチラッと鶴さんを思いつめたよーな目で見るのですな。 その顔がイイなあ、て思っていたのに、本編ではありませんでした。
悔しいから描いてみました。
その後鶴さんに(軽く)投げ飛ばされ、「また俺、やっちった?」てな感じの情けない顔。
気合いいれてる時の精悍な表情と駄目駄目な時のギャップがイイんだけどなあ。

それにしても1話とほとんど同じなボコられた犯人のカットといい。。デジャブかと思うような。 ていうか、まあ毎回どの場面も同じように感じてしまうんですけどね。

で、予告では今回は浩輔ブチキレ祭り?かと思いきや実は見せ場はココだけだったという(寂)。。。
残りはデスクワークだよ。。
上げ底予告め。
所々で見せる、浩輔の鋭い目つきや、ちょっと切な気な表情は良かったんだけど、今さらそれだけでは持たないのよ。。
いくらファンでも。

と言う事で◆今週の耕輔は結局コレだけ。
残りはいつもどおり、ツッコミ、、というよりも、今回はもう、樋口センセーに一言もの申すカンジで。。
余計なツッコミ不要な方は御遠慮くださひ。



◆またカウンセリングうけてる耕輔。
何でこの樋口先生はこう、恩着せがましいのかしらね。
「助けてくれなんてたのんでませんよ、そんな事誰にも」とぶちきれて、また部屋を出ていく耕輔。その気持ちわかるなあ。。
「心を開いてくれないと、助けられないのよ」なんて睨みながら言われて、 自分だって見向きもしたくない心の闇をハイそうですか、と素直に話すわけないよ。
むしろ頑に閉ざしたくもなろう。
ていうかアナタにだけは絶対に話さないね。むしろイジでも。

どうもこのカウンセラーの先生、耕輔に物凄い心の闇があると踏んでいるのは結構なんですけど、やたらこう、
まるで異常者のように執拗に言うもんだから、なんか嫌な感じ。何か怨みでもあるのかと思うくらい。
いや、勿論耕輔を想っての事でしょうけど、余計なお世話っぽく感じるのは多分脚本とセリフのせいでしょう
(ってそれが全てなんだけどさ)

そんな先生、鶴さんを呼んで何言うかと思ったら
「一つの提案なんですけど、彼をしばらく一線から外してみたらどうでしょう」
ってヲイ〜〜。アナタがそこまで指図しますか。。。
つか鶴さんたら、素直に従って耕輔を捜査から外しちゃってるよ。
確かにさ、あの容疑者をボコにした後も何ごとも無かったように鶴班で検証を続けている耕輔にも
「おや、いいんだ。さすが鶴さん太っ腹(違?)」とは思ったけど。。。
後輩やら女やらの前で、内勤しろ、なんて言われたら耕輔のプライド傷付くっすよ。(それでなくてもプライド高そうなのに。)
この一課。影のボスはカウンセラーの樋口。。。女ボス。。?
おそらく彼女、ただのカウンセラーじゃないっすね。プロファイリングまでするし。
そんな彼女に目付けられちゃった耕輔、前途多難。

で、内勤命じられてずっとちょこんと机に向かってチマチマ仕事している姿がちょっと何かに似てるなあ、て思ったら、アレだ。
給食全部食べられなくてずっとひとり給食とニラメッコしてる子。。(わかりづらい)
他の刑事が輪になってあーだこーだと話している時にも、皆の向こうでひとり書類と格闘しつつ、 さりげに目だけは参加してる耕輔が健気。
仕事に対する情熱だけは人一倍なんだよう。わかってやってくれよ、樋口さん。
しかし女ボスの命令で一線から外された耕輔だったけど、結局その効果は何も得られて無いと思うのは私だけ?
最後なんか、結局勝手に白川恵津子の病室に行っちゃったしね。 あの場面で、刑事が耕輔しかいなかったのは、、どうなんだろうね。。

それにしても白川恵津子。ずっと精神カウンセラーの樋口を騙して来たとは、オバサマが役者なのか、 騙されていた樋口が専門医としてどうなのか、、と。
けど、白川を殴った犯人が実は息子だっていうのは 早々に分かりそうなストーリーなのに、思わせぶりな何か企んでいそうな彼女の表情だとか、 そういう無駄な『真犯人かく乱』なテクは余計。。

◆『操られた記憶』てタイトルも何だったのかな。
息子の弦と彼女で故意に母親の記憶操作をしてるのかと。
二人で、母親に”記憶のスリ込み”をして犯人を園田だと思い込ませ似顔絵も描かせ『記憶の操作』が出来たと思っていたら、 実は母親の記憶はとっくに戻っていて、でも息子の為に騙されたフリをしていた、 ていう方が2重に騙し会っていたって感じで面白かったかもなあ、、なんて。
殺されそうになり、騙されそうにさえなった、でも付き合ってくれていた、 そこで母の愛に気付いても遅く無いかと。
まあそうなると、この息子達はもちょっと『悪』の色が強くなっちゃうけど、 結局このドラマはいつでも皆『いい人』で締め括ろうとするから見ててツマンナイんだよなあ。。
母も息子も彼女もフツーにイイ人でした。じゃなあ。。そうですか、ふうん、て感じ。
罪を憎んで人を憎まず、は瑞穂だけでイイんじゃないかね。。
。。ていうか、『操られて』ないじゃんね記憶。。。

兎に角今迄もずっと想っていたけど、本当カウンセラーの樋口先生がねえ。。鼻について駄目ッス。
耕輔の事を気に掛けてるにしても、どうもしつこすぎる。
そう感じるのは多分、1話でキレた時以来、耕輔の『異常さ』が表現されて無いからだろうけども。 あの後、耕輔はそれなりに任務を遂行して来てますからなあ。。
今さら急に残り3話で、『西島の狂気、狂気』と連呼されてもね。
ちょっとキレる位なら、過去にもいくらでも血気盛んな刑事はいくらでもいたじゃんね。。。
余りにしつこいので、樋口センセあんた何か耕輔に恨みでもあるのかと。
白川恵津子の半年間もの演技を見抜けなかった精神カウンセラーに 『奇跡でしか救う事が出来ない』かのように耕輔を言われたくないっすよ。。
なんかそれ、、ちょっと余りにも失礼じゃないすか。
貴方のカウンセリングが未熟なんじゃないすか。
ちょっとだけ具合悪いのに「あんた病気だ、なんかすっげえ病気だ!!」って言われて どんどん具合が悪くなって来てるような気がしちゃう事ってあるっすよね。
まるでそんな感じだわ。呪文のように、「なんか異常よ、あなた」って目で訴えられたら。
本当に闇があろうとなかろうと。。。
あ〜〜ほんと、こんなカウンセラーには絶対何も話したくないっすー!!!
(余さんは本当はとてもイイ女優さんなのに、妙に下手に見える、このドラマ。 他の役者さんもことごとく空回りしてる模様。。キャスティング最初に見た時は期待したんだけどなあ。。。)

◆ところでまたサブちゃん指定席でエラそうにくつろいで一服してた耕輔。
サブちゃんはデスクで皆と資料を囲んでお仕事してるっつのに。
そんなちょっと生意気盛りな耕輔を許してくれてるサブちゃんが好きだー(笑)。
もっとサブちゃんとか、鶴さんとの絡みが見たかったなあ。 品川との寒いお笑い場面も結局余りなかったね。。

◆あと、さりげに瑞穂と内村の雰囲気が良くなっているじゃないですか?
この二人の気持ちの流れは自然だったしさ、これでいいじゃん。。
このまま別に耕輔と瑞穂で無理に恋愛感情は出さないでほしい、むしろ。


まあ残すところわずか2話で、いよいよ『西島の狂気』を
無理矢理一生懸命やみくもに何が何でも盛り上げるみたいなんでがんばって見届けますとも。
予告の子供を見つめる耕輔の切ないような優しい表情はほんとイイんだけどね。。
何でギリギリになって必死に盛り上げるかな。もったい付けまくりで今迄なにやってたんだか。
夏休みの宿題をのこり2日で必死にやってる、そんな焦りばかりを感じつつ。。。
もうどーでもいいから、盛り上げておくれ。

と思ったら、最終回当日、『顔』無理矢理もりあげ特番があるらしい。
見てやるか。。。こうなりゃ最後迄。
                                        (2003/6/10放送)
                                        
                                       





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